【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(41〜50)
甘天モリナガハナクソ

緊張感のある曲調が印象的な『甘天』はモリナガハナクソさんが2025年2月に発表した作品。
浅薄な表現や流行に流されることへの警鐘を鳴らしつつ、自分らしく生きることの大切さを説く、独特な世界観が展開されます。
初音ミクのハイスピードなラップと実験的なサウンドスケープに引き込まれるんですよね。
思考を巡らせたい夜、こちらを聴いてみてはいかがでしょうか。
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(51〜60)
▙▒▒FILEIN

他にはない構成とストーリー性で注目を集めている『▙▒▒』。
正しいタイトルの読み方は「ゆめ」だそうですよ。
こちらはプロフィールの多くが謎に包まれているボカロP、FILEINさんが投稿した作品です。
イントロはセリフを読み上げるような構成で、そこから少しづつメロディーが加速していきます。
そして歌詞の一部が聞き取れないようになっていたり、MVの中に小説が映し出されたりと、謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれていきます。
C.A.アボガド6

絵師、動画師としても知られているボカロPのアボガド6さん。
ボカロPとしてのデビュー作は『hand』。
こちらの楽曲『C.A.』は、冒頭が離陸アナウスから始まるという世界観たっぷりの1曲。
MVもまるでゲームの世界を見ているようで、2分に満たない曲とは思えない存在感を放っています。
キャビンアテンダントとコメントアートを掛けているのもおもしろいです。
映像、歌詞、メロディ全てからアボガド6さんのこだわりを感じられる作品ですので、ぜひ観て聴いてみてください。
おべかすりぃ

幻想的な歌詞と風刺的な内容が魅力的な楽曲です。
ボカロPとして人気のすりぃさんによる作品で、2024年8月に公開されました。
軽快なリズムと和テイストを含むレトロなサウンドメイクが印象的。
童謡のような不思議な歌詞世界も魅力ですね。
ユニークな音楽性で知られるすりぃさんらしい、ポップでありながら実験的な要素も感じられる1曲です。
現実の厳しさや社会の滑稽さを暗示しつつ、奇妙なキャラクターや状況が描かれた歌詞は、聴く人に深い印象を与えます。
ハイクオリティなアニメーションMVと照らし合わせながら意味合いを考察するのも楽しいかもしれません。
OREMO UTAUアボガド6

浮遊感のある音像とロボティックな歌声が印象的な楽曲です。
アボガド6さんが手がけた本作は、2024年9月にリリースされたナンバー。
自作のUTAU音源「カロガド」を使用し、音楽や映像、調声までアボガド6さんが担当しています。
五十音のうち一文字ずつをピックアップしながら構成された歌詞など、音声合成の可能性を探る実験的な作品に仕上がっています。
新しい音楽表現を求めている方にオススメです。
文学的なブーバキキ安見すや

言葉のおもしろさを存分に味わえる、芸術的なボカロ曲です。
安見すやさんによる本作は、2025年2月に発表。
言葉の響きと図形の結びつき「ブーバ・キキ効果」をテーマに、実験的な音楽表現に挑戦しています。
ヒップホップをベースにしたメロディーラインと小気味いいサウンドアレンジは、聴くたびに新しい発見があるような仕上がり。
斬新な表現を求めている方にオススメの1曲です。
Q-SIDEかかこ

宇宙を舞台にした世界観と近未来的なエレクトロニックサウンドが織りなす、かかこさんによる意欲作。
シューティングゲームとMVを融合させた「遊べるMV」シリーズの第3作目として2025年2月にリリース。
ボカコレ2025冬のルーキーランキングで21位を獲得しました。
アップテンポな展開に合わせスリリングなバトルがくり広げられる本作。
エイリアンと戦う軌道型戦闘機のパイロットと、サポートを担う初音ミクの会話が物語を盛り上げます。
曲、ゲームともに楽しんでくださいね!





