【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(41〜50)
比較言語学における陰謀的研究法の可能性について浜渦正志

知的探究心をくすぐるようなボカロ曲です。
ゲーム音楽界の巨匠、浜渦正志さんが作詞作曲、プロデュースを手がけた作品で、2025年5月にリリースされました。
物理学者、寺田寅彦さんの随筆に着想を得たという本作。
比較言語学や陰謀論というアカデミックなテーマを扱いながら、AIボーカル夢ノ結唱ROSEの歌声がキャッチーなメロディーを奏でます。
知的な刺激と音楽の楽しさを同時に味わえるので、ぜひ体感してみてください!
limbo椎乃味醂

激しく、怪しく、ダークなサウンドに耳と頭がやられてしまいます。
ボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2023年8月に公開されました。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』への収録曲としても注目を集めています。
一度ハマると抜け出せなくなる、独特な音像と曲展開がめちゃくちゃクール。
曲途中にはポエトリーリーディングになるパートも登場します。
現代社会の複雑さや情報過多による生活の質の低下を描いた歌詞ですが、しかし共感できる方は多いでしょう。
心の奥底に溜まったモヤモヤを吐き出したいとき、ぜひ。
あっちもこっちもバーバパパ

バーバパパさんによる楽曲で、2024年11月にYouTubeで公開されました。
EDMの要素を上手く取り入れた、アヴァンギャルドかつファンキーな曲調が印象的。
不思議な世界観なのにしっかりとキャッチーで、いつのまにかくり返し聴いてしまっている、そういう魅力を持っています。
バーバパパさんらしい、カオスな世界観の3DCGアニメーションMVも健在。
ぜひともあなたのプレイリストに!
違うよ~ ^ ^A4。

聴く人の心をざわつかせる、そんなパワーを秘めた1曲です。
2025年4月にリリースされたフルアルバムに収録、5月にMV公開されました。
オシャレなサウンドアレンジ、予想できない曲展開が印象的。
そして内に秘めたやるせない思いをブラックユーモアと顔文字でシニカルに描き出した歌詞世界にやられてしまいます。
型にはまらない音楽体験をしたい方や、モヤモヤを斜めから代弁してほしい気分の時に、ピッタリかもしれません。
電脳眠眠猫なみぐる

ポップでキャッチーな電子音楽の世界へようこそ。
なみぐるさんの作品は、いつも驚きと喜びに満ちています。
猫をモチーフにした本作は、2024年5月にリリースされた可愛らしいナンバー。
中華風のハーモニーやレトロゲーム風の効果音が織り交ざり、聴く人を楽しい「電脳」世界へと誘います。
「今日はもう何もせず寝てしまおう」という諦めにも似た感情が垣間見える歌詞に、共感する人も多いのではないでしょうか。
疲れた心を癒やしたい時や、ポジティブなエネルギーが欲しい時にぴったりの一曲です。
あそびかた背面8回宙返り

「言葉遊びのチュートリアル」をテーマにした、背面8回宙返りさんの楽曲です。
2025年2月にリリースされた作品で、結月ゆかりと紲星あかりの息のあったボーカルワークが光ります。
先進的なサウンドアレンジが中毒性ばつぐん。
そしてこの曲最大の特徴はやはり、歌詞の練りに練り込まれた言葉遊びでしょう。
この魅力的な世界観は、ぜひとも音楽とMVとを合わせて体感してもらいたいです。
一度ハマると抜け出せなくなりますよ。
lapse..呼吸を吐いてadomiori

曲に合わせて息を吐いて、深く吸い込みたくなる作品です。
adomioriさんが2025年2月に発表したこの曲は、初音ミクの透明感ある歌声と繊細な電子サウンドで幻想的な世界を創り出しています。
デジタルな質感の中にただよう孤独感と、思いを抱えながら前に進もうとする意志が、聴き手の心に寄り添います。
EP『departure EP (feat. 初音ミク)』に収録された本作。
日々の重圧から一瞬でも解放されたいとき、あるいは自分と向き合う静かな時間が欲しいときに、この曲の優しい旋律があなたの心を包み込んでくれるでしょう。





