【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(41〜50)
limbo椎乃味醂

激しく、怪しく、ダークなサウンドに耳と頭がやられてしまいます。
ボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2023年8月に公開されました。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』への収録曲としても注目を集めています。
一度ハマると抜け出せなくなる、独特な音像と曲展開がめちゃくちゃクール。
曲途中にはポエトリーリーディングになるパートも登場します。
現代社会の複雑さや情報過多による生活の質の低下を描いた歌詞ですが、しかし共感できる方は多いでしょう。
心の奥底に溜まったモヤモヤを吐き出したいとき、ぜひ。
一龠ァネイロ

個性豊かな映像と音楽が融合した作品です。
Unicodeをテーマに、漢字の美しさと深さを表現したボカロPのァネイロさんによる楽曲。
v flowerの歌声とプログラミングを駆使した映像が、漢字一文字一文字に宿る感情やメッセージを見事に描き出しています。
2024年3月にリリースされ、『ボカコレ2024冬』ルーキーランキングで2位を獲得。
デジタルやプログラミングに興味がある方、漢字の奥深さに魅了される方におすすめです。
目で耳で楽しめる、新しいボカロ体験をぜひ。
電脳眠眠猫なみぐる

ポップでキャッチーな電子音楽の世界へようこそ。
なみぐるさんの作品は、いつも驚きと喜びに満ちています。
猫をモチーフにした本作は、2024年5月にリリースされた可愛らしいナンバー。
中華風のハーモニーやレトロゲーム風の効果音が織り交ざり、聴く人を楽しい「電脳」世界へと誘います。
「今日はもう何もせず寝てしまおう」という諦めにも似た感情が垣間見える歌詞に、共感する人も多いのではないでしょうか。
疲れた心を癒やしたい時や、ポジティブなエネルギーが欲しい時にぴったりの一曲です。
Q-SIDEかかこ

宇宙を舞台にした世界観と近未来的なエレクトロニックサウンドが織りなす、かかこさんによる意欲作。
シューティングゲームとMVを融合させた「遊べるMV」シリーズの第3作目として2025年2月にリリース。
ボカコレ2025冬のルーキーランキングで21位を獲得しました。
アップテンポな展開に合わせスリリングなバトルがくり広げられる本作。
エイリアンと戦う軌道型戦闘機のパイロットと、サポートを担う初音ミクの会話が物語を盛り上げます。
曲、ゲームともに楽しんでくださいね!
しじまのはてなみぐる&青は止まれ

エレクトロニカとポップスの要素を巧みに調和させた、アートな作品です。
なみぐるさんと音楽ユニット青は止まれによる『しじまのはて』は、2025年2月のリリース。
先鋭的な音像にどこかノスタルジックな空気感を持ったメロディーラインが合わさって、不思議な浮遊感を生み出しています。
そしてこの曲最大の仕掛けは、MVのQRコードを読み込むノベルゲームが始まる、ということ。
ぜひご自身で、その世界観を体感してみてください。
C.A.アボガド6

絵師、動画師としても知られているボカロPのアボガド6さん。
ボカロPとしてのデビュー作は『hand』。
こちらの楽曲『C.A.』は、冒頭が離陸アナウスから始まるという世界観たっぷりの1曲。
MVもまるでゲームの世界を見ているようで、2分に満たない曲とは思えない存在感を放っています。
キャビンアテンダントとコメントアートを掛けているのもおもしろいです。
映像、歌詞、メロディ全てからアボガド6さんのこだわりを感じられる作品ですので、ぜひ観て聴いてみてください。
おべかすりぃ

幻想的な歌詞と風刺的な内容が魅力的な楽曲です。
ボカロPとして人気のすりぃさんによる作品で、2024年8月に公開されました。
軽快なリズムと和テイストを含むレトロなサウンドメイクが印象的。
童謡のような不思議な歌詞世界も魅力ですね。
ユニークな音楽性で知られるすりぃさんらしい、ポップでありながら実験的な要素も感じられる1曲です。
現実の厳しさや社会の滑稽さを暗示しつつ、奇妙なキャラクターや状況が描かれた歌詞は、聴く人に深い印象を与えます。
ハイクオリティなアニメーションMVと照らし合わせながら意味合いを考察するのも楽しいかもしれません。