【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(41〜50)
あそびかた背面8回宙返り

「言葉遊びのチュートリアル」をテーマにした、背面8回宙返りさんの楽曲です。
2025年2月にリリースされた作品で、結月ゆかりと紲星あかりの息のあったボーカルワークが光ります。
先進的なサウンドアレンジが中毒性ばつぐん。
そしてこの曲最大の特徴はやはり、歌詞の練りに練り込まれた言葉遊びでしょう。
この魅力的な世界観は、ぜひとも音楽とMVとを合わせて体感してもらいたいです。
一度ハマると抜け出せなくなりますよ。
limbo椎乃味醂

激しく、怪しく、ダークなサウンドに耳と頭がやられてしまいます。
ボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2023年8月に公開されました。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』への収録曲としても注目を集めています。
一度ハマると抜け出せなくなる、独特な音像と曲展開がめちゃくちゃクール。
曲途中にはポエトリーリーディングになるパートも登場します。
現代社会の複雑さや情報過多による生活の質の低下を描いた歌詞ですが、しかし共感できる方は多いでしょう。
心の奥底に溜まったモヤモヤを吐き出したいとき、ぜひ。
▙▒▒FILEIN

他にはない構成とストーリー性で注目を集めている『▙▒▒』。
正しいタイトルの読み方は「ゆめ」だそうですよ。
こちらはプロフィールの多くが謎に包まれているボカロP、FILEINさんが投稿した作品です。
イントロはセリフを読み上げるような構成で、そこから少しづつメロディーが加速していきます。
そして歌詞の一部が聞き取れないようになっていたり、MVの中に小説が映し出されたりと、謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれていきます。
しじまのはてなみぐる&青は止まれ

エレクトロニカとポップスの要素を巧みに調和させた、アートな作品です。
なみぐるさんと音楽ユニット青は止まれによる『しじまのはて』は、2025年2月のリリース。
先鋭的な音像にどこかノスタルジックな空気感を持ったメロディーラインが合わさって、不思議な浮遊感を生み出しています。
そしてこの曲最大の仕掛けは、MVのQRコードを読み込むノベルゲームが始まる、ということ。
ぜひご自身で、その世界観を体感してみてください。
脳♯m7yuha

『脳♯m7』はyuhaさんによる楽曲で、2024年3月に発表されました。
ジャズやフュージョンの要素も取り入れれらた独特なコード進行が特徴で、歌詞では深夜の時間帯における意識の変容を表現しています。
曲調はポップでありながら、不思議な浮遊感がただよいます。
音楽を通じて自由を追求したい、そんな思いが込められた1曲。
体が自然と動き出す、心地よいグルーヴを感じてみてはいかがでしょう。
C.A.アボガド6

絵師、動画師としても知られているボカロPのアボガド6さん。
ボカロPとしてのデビュー作は『hand』。
こちらの楽曲『C.A.』は、冒頭が離陸アナウスから始まるという世界観たっぷりの1曲。
MVもまるでゲームの世界を見ているようで、2分に満たない曲とは思えない存在感を放っています。
キャビンアテンダントとコメントアートを掛けているのもおもしろいです。
映像、歌詞、メロディ全てからアボガド6さんのこだわりを感じられる作品ですので、ぜひ観て聴いてみてください。
おべかすりぃ

幻想的な歌詞と風刺的な内容が魅力的な楽曲です。
ボカロPとして人気のすりぃさんによる作品で、2024年8月に公開されました。
軽快なリズムと和テイストを含むレトロなサウンドメイクが印象的。
童謡のような不思議な歌詞世界も魅力ですね。
ユニークな音楽性で知られるすりぃさんらしい、ポップでありながら実験的な要素も感じられる1曲です。
現実の厳しさや社会の滑稽さを暗示しつつ、奇妙なキャラクターや状況が描かれた歌詞は、聴く人に深い印象を与えます。
ハイクオリティなアニメーションMVと照らし合わせながら意味合いを考察するのも楽しいかもしれません。





