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【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集

ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。

しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。

曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。

最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。

この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。

目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!

【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(21〜30)

残骸、蒼駆動快

音のかたまりがぶつかってくるようなエレクトロナンバーです。

ボカロP、駆動快さんによる楽曲で、2025年1月にリリースされました。

アヴァンギャルドな空気感の持った独特なサウンドスケープに引き込まれます。

足立レイのノイジーな歌声や、圧の強いスネアに意識が持っていかれるんですよね。

そんなサウンドスケープと、哲学的な歌詞世界とはよく合っている印象。

新しい音楽を聴きたいならぜひチェック!

消えないファイル読谷あかね

消えないファイル / 重音テト (Undeletable File / Kasane Teto)
消えないファイル読谷あかね

ノイジーなシンセが鳴り響く、エレクトロニックチューンです。

イラストや映像まで自身で手がけるマルチクリエイター、読谷あかねさんによる楽曲で、2025年8月に公開されました。

消せないデータに自身の後悔を重ねた世界観が秀逸。

過去の過ちが「ログデータ」として積み重なり、自分を蝕んでいく苦しみが描かれています。

重音テトの鋭い歌声が、焦りの気持ちをかき立てるんですよね。

自分を責めてしまう夜に聴くと、きっと心に刺さるはずです。

【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(31〜40)

ODDS & ENDSryo

【初音ミク】 ODDS & ENDS – PV Full Ver.
ODDS & ENDSryo

supercellのryoによる楽曲『ODDS & ENDS』。

実写の世界で作られた、ボカロ曲としては珍しいMVが見どころで、スクラップの山や小さなロボットの登場が世界観を作り上げています。

楽曲も生演奏に合わせ初音ミクが歌うアレンジで、なんともドラマチックです。

偶像崇拝saiB

偶像崇拝(Idolatry) / saiB feat. 初音ミク(Hatsune Miku) & 巡音ルカ(Megurine Luka) [Music Video]
偶像崇拝saiB

ディストピア感満載のMV、そしてハードな楽曲。

saiBの『偶像崇拝』というタイトルの曲で、この激しいビートがとても心地の良く聴こえてしまいます。

そんなトラックのパニック感も凄まじいですが、その中で歌う初音ミク、巡音ルカの歌声が神々しく感じられます。

どうしようかな。アメリカ民謡研究会

ポエトリーリーディングを劇のように昇華させた、芸術性の高い作品です。

アメリカ民謡研究会ことHaniwaさんの楽曲で、2025年8月に公開されました。

多重的なサウンドの奥で、一方的な「幸福」を語る声が不穏に響きます。

その善意が徐々に狂気を帯びていく展開に、背中がゾクゾクするはず。

本作はYouTube Music Weekendで披露され、映像は専門学校生との共同制作されました。

深みのある音楽世界にひたりたい方はぜひ聴いてみてくださいね。

過置換ァネイロ

曲にもMVにも圧倒される、ハイセンスすぎるエレクトリックナンバーです。

独自路線を行く音楽性が支持されているボカロP、ァネイロさんによる楽曲で2024年7月にリリースされました。

まずは『過置換』というタイトルを体現するような、最初から最後まで韻を踏み続ける歌詞構成が圧巻。

さらにそれを完璧に可視化した、melonadeさんの手がけたMVもとんでもないです。

多角的な魅力を持つこの曲は、現代芸術の一つと評しても過言でないのかもしれません。

こちらエッキスエスバーバパパ

未来的な音像と洗練された3DCGが魅力のエレクトロナンバーです。

バーバパパさんの卓越したセンスが光る本作は、2024年8月にリリースされました。

小さな存在が大きな存在へ言葉を投げかける不思議な歌詞世界に引き込まれます。

シュールでカオスな表現が特徴的で、インターネットカルチャーとの融合を図っています。

ロシアンハードベースの影響を受けた独自のサウンドは、既存の音楽シーンへの挑戦とも言えるでしょう。

映像と音楽が一体となった作品で、視聴するたびに新たな発見があります。

音楽ファンはもちろん、映像クリエイターやアートファンにもおすすめです。