【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(61〜70)
lapse..呼吸を吐いてadomiori

曲に合わせて息を吐いて、深く吸い込みたくなる作品です。
adomioriさんが2025年2月に発表したこの曲は、初音ミクの透明感ある歌声と繊細な電子サウンドで幻想的な世界を創り出しています。
デジタルな質感の中にただよう孤独感と、思いを抱えながら前に進もうとする意志が、聴き手の心に寄り添います。
EP『departure EP (feat. 初音ミク)』に収録された本作。
日々の重圧から一瞬でも解放されたいとき、あるいは自分と向き合う静かな時間が欲しいときに、この曲の優しい旋律があなたの心を包み込んでくれるでしょう。
食卓上の密告解smile dog

人間心理の機微を丁寧に描き出す繊細な表現力で注目を集めているボカロP、smile dogさんの楽曲です。
2024年にリリースされたコンピアルバム『ARKHE』へも収録されていた本作は、テーブルを囲む人々の心情の変化を独特な世界観で表現。
濃密なサウンドスケープ、叙情的な歌詞、アーティスティックなMV、それぞれに深みがあり、引き込まれます。
現代社会における人間関係について考えを巡らせたい方にオススメの1曲です。
カモフラージュszri

ゲキヤク、可不、ナースロボ_タイプTをフィーチャーしたszriさんの楽曲で、2024年11月に発表されたコンピアルバム『Aspitency』収録曲。
同年12月27日にMV公開されました。
1秒先の展開も読めないハードコアなナンバーで、緊張感のあるリズムにグリッチされたボーカルワークがめちゃくちゃかっこいい!
途中のポエトリーリーディングパートにも引き込まれます。
聴くたびに発見のある先鋭的な作品です!
Cookiewotaku

デジタル時代の人間関係をスタイリッシュに表現した意欲作です。
数々のヒット曲を手がけてきたボカロP、wotakuさんが2025年3月に公開した本作は、「VoiSona ルウル」の公式デモソングとして制作されました。
洗練されたエレクトロニックサウンドに、オンラインコミュニケーションをテーマにした歌詞がマッチ。
新しくて共感性の高くて、しかもかわいいこの曲。
現代に生きる若い世代にこそ響くものがあると思います。
しじまのはてなみぐる&青は止まれ

エレクトロニカとポップスの要素を巧みに調和させた、アートな作品です。
なみぐるさんと音楽ユニット青は止まれによる『しじまのはて』は、2025年2月のリリース。
先鋭的な音像にどこかノスタルジックな空気感を持ったメロディーラインが合わさって、不思議な浮遊感を生み出しています。
そしてこの曲最大の仕掛けは、MVのQRコードを読み込むノベルゲームが始まる、ということ。
ぜひご自身で、その世界観を体感してみてください。
C.A.アボガド6

絵師、動画師としても知られているボカロPのアボガド6さん。
ボカロPとしてのデビュー作は『hand』。
こちらの楽曲『C.A.』は、冒頭が離陸アナウスから始まるという世界観たっぷりの1曲。
MVもまるでゲームの世界を見ているようで、2分に満たない曲とは思えない存在感を放っています。
キャビンアテンダントとコメントアートを掛けているのもおもしろいです。
映像、歌詞、メロディ全てからアボガド6さんのこだわりを感じられる作品ですので、ぜひ観て聴いてみてください。
甘天モリナガハナクソ

緊張感のある曲調が印象的な『甘天』はモリナガハナクソさんが2025年2月に発表した作品。
浅薄な表現や流行に流されることへの警鐘を鳴らしつつ、自分らしく生きることの大切さを説く、独特な世界観が展開されます。
初音ミクのハイスピードなラップと実験的なサウンドスケープに引き込まれるんですよね。
思考を巡らせたい夜、こちらを聴いてみてはいかがでしょうか。
おべかすりぃ

幻想的な歌詞と風刺的な内容が魅力的な楽曲です。
ボカロPとして人気のすりぃさんによる作品で、2024年8月に公開されました。
軽快なリズムと和テイストを含むレトロなサウンドメイクが印象的。
童謡のような不思議な歌詞世界も魅力ですね。
ユニークな音楽性で知られるすりぃさんらしい、ポップでありながら実験的な要素も感じられる1曲です。
現実の厳しさや社会の滑稽さを暗示しつつ、奇妙なキャラクターや状況が描かれた歌詞は、聴く人に深い印象を与えます。
ハイクオリティなアニメーションMVと照らし合わせながら意味合いを考察するのも楽しいかもしれません。
メイドリルワンダーsasaki

『メイドリルワンダー』sasakiさんによって2025年10月に公開されました。
1分15秒という短い尺の作品で、スタイリッシュなエレクトロサウンドとテトのクールな歌声が相性ばつぐん。
歌詞には後ろ向きな思い、そしてそれを振り切ろうとする気持ちが投影されています。
MVは映像クリエイターのUPA=宇羽さんが担当し、緑を基調とした背景にメイド服姿のテトが登場。
ぜひこの洗練されたテト曲を聴いてみてください。
あそびかた背面8回宙返り

「言葉遊びのチュートリアル」をテーマにした、背面8回宙返りさんの楽曲です。
2025年2月にリリースされた作品で、結月ゆかりと紲星あかりの息のあったボーカルワークが光ります。
先進的なサウンドアレンジが中毒性ばつぐん。
そしてこの曲最大の特徴はやはり、歌詞の練りに練り込まれた言葉遊びでしょう。
この魅力的な世界観は、ぜひとも音楽とMVとを合わせて体感してもらいたいです。
一度ハマると抜け出せなくなりますよ。
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(71〜80)
リターン・ゼロAliey:S

プログラミング用語をちりばめた前衛的なエレクトロニックミュージックです。
Aliey:Sさんによって2025年10月にリリースされた本作は、足立レイの無機質な歌声が印象的。
そして整数の最大値やオーバーフロー、セミコロンといった専門用語で、記憶容量の限界に達するAIの苦悩が表現されています。
爆発力のあるサビも聴きどころで、頭をガツンとやられたように思えちゃうんですよね。
ぜひこの音の波に飲まれていってください。
脳♯m7yuha

『脳♯m7』はyuhaさんによる楽曲で、2024年3月に発表されました。
ジャズやフュージョンの要素も取り入れれらた独特なコード進行が特徴で、歌詞では深夜の時間帯における意識の変容を表現しています。
曲調はポップでありながら、不思議な浮遊感がただよいます。
音楽を通じて自由を追求したい、そんな思いが込められた1曲。
体が自然と動き出す、心地よいグルーヴを感じてみてはいかがでしょう。
Q-SIDEかかこ

宇宙を舞台にした世界観と近未来的なエレクトロニックサウンドが織りなす、かかこさんによる意欲作。
シューティングゲームとMVを融合させた「遊べるMV」シリーズの第3作目として2025年2月にリリース。
ボカコレ2025冬のルーキーランキングで21位を獲得しました。
アップテンポな展開に合わせスリリングなバトルがくり広げられる本作。
エイリアンと戦う軌道型戦闘機のパイロットと、サポートを担う初音ミクの会話が物語を盛り上げます。
曲、ゲームともに楽しんでくださいね!
愛 罠 be ジャンキーDYES IWASAKI

魅惑的な歌声に引き込まれる、ダークでセクシーなエレクトロスウィングです。
DYES IWASAKIさんが2024年3月に発表した本作。
甘美な旋律と中毒性のあるリズムに乗せて、恋愛の危険な魅力を探求しています。
歌詞は自信に満ちた女性が男性を翻弄する様子を描き、愛を麻薬に例えた比喩が印象的。
宝鐘マリンさんとのコラボバージョンもあり、2つの魅力的な声で楽しめます。
夜のドライブや、大人の雰囲気漂う場所でぜひ聴いてみてください。
ポータルByuu yokono

どこか不思議な魅力を放つ音楽世界に引き込まれてみませんか。
yuu yokonoさんがプロデュースした本作は、2024年3月に発表された楽曲。
Synthesizer V AIを駆使して生み出された、Poppin’Partyの戸山香澄の歌声が印象的です。
役割を終えた後の空虚感や、日常に対する違和感を歌った歌詞が心に刺さります。
轟音や異臭に包まれながらも、未来への願望を感じさせる曲調。
BanG Dream!プロジェクトの一環として制作された本作は、ボカロシーンの新たな可能性を感じさせてくれます。
音楽とテクノロジーの融合に興味のある方にぜひ聴いてほしい1曲です。
OREMO UTAUアボガド6

浮遊感のある音像とロボティックな歌声が印象的な楽曲です。
アボガド6さんが手がけた本作は、2024年9月にリリースされたナンバー。
自作のUTAU音源「カロガド」を使用し、音楽や映像、調声までアボガド6さんが担当しています。
五十音のうち一文字ずつをピックアップしながら構成された歌詞など、音声合成の可能性を探る実験的な作品に仕上がっています。
新しい音楽表現を求めている方にオススメです。
違うよ~ ^ ^A4。

聴く人の心をざわつかせる、そんなパワーを秘めた1曲です。
2025年4月にリリースされたフルアルバムに収録、5月にMV公開されました。
オシャレなサウンドアレンジ、予想できない曲展開が印象的。
そして内に秘めたやるせない思いをブラックユーモアと顔文字でシニカルに描き出した歌詞世界にやられてしまいます。
型にはまらない音楽体験をしたい方や、モヤモヤを斜めから代弁してほしい気分の時に、ピッタリかもしれません。
パイロマニアいめ44

疾走感のあるロックナンバーなのに、聴いていると胸中に渦巻くのは物悲しさ。
『ギターヒーローになりたいいめちゃん』などのヒット作で知られるボカロP、いめ44さんの楽曲で、2024年4月に公開されました。
『パイロマニア』とは「放火狂」という意味で、歌詞に投影されているのはその主人公の思い。
「そうせずにはいられない」というのは一途であり、狂気的な感情なんですね。
海外ボカロファンからの支持も厚い人気作品です。
文学的なブーバキキ安見すや

言葉のおもしろさを存分に味わえる、芸術的なボカロ曲です。
安見すやさんによる本作は、2025年2月に発表。
言葉の響きと図形の結びつき「ブーバ・キキ効果」をテーマに、実験的な音楽表現に挑戦しています。
ヒップホップをベースにしたメロディーラインと小気味いいサウンドアレンジは、聴くたびに新しい発見があるような仕上がり。
斬新な表現を求めている方にオススメの1曲です。
比較言語学における陰謀的研究法の可能性について浜渦正志

知的探究心をくすぐるようなボカロ曲です。
ゲーム音楽界の巨匠、浜渦正志さんが作詞作曲、プロデュースを手がけた作品で、2025年5月にリリースされました。
物理学者、寺田寅彦さんの随筆に着想を得たという本作。
比較言語学や陰謀論というアカデミックなテーマを扱いながら、AIボーカル夢ノ結唱ROSEの歌声がキャッチーなメロディーを奏でます。
知的な刺激と音楽の楽しさを同時に味わえるので、ぜひ体感してみてください!


