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【難易度低め】聴いた印象ほど難しくない!?ドビュッシーのピアノ曲

伝統的な型にはまらない、自由な音の響きを重視した作曲法で、人々の心に深く刻まれる印象的な作品を残したフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。

ドビュッシーの作品は和声が複雑なため、とっつきにくい印象を持たれがちですが、実はピアノ初心者でも弾きやすい、難易度低めの楽曲もあるんです!

本記事では、ドビュッシーの世界観を存分に味わえる、比較的難易度低めのピアノ作品をご紹介します。

「ドビュッシーの曲ってきれいだけれど、挑戦するにはまだまだ早そう……」このように思われている方でも、意外にサクッと弾けてしまうかもしれませんよ!

【難易度低め】聴いた印象ほど難しくない!?ドビュッシーのピアノ曲(1〜10)

ベルガマスク組曲 第4番 パスピエClaude Debussy

『ドビュッシー:ベルガマスク組曲 第4番 パスピエ』(Debussy, Suite bergamasque No.4, Passepied)(ピアノ楽譜)
ベルガマスク組曲 第4番 パスピエClaude Debussy

軽やかで優雅な旋律が心地よく響く楽曲で、フランスのバロック舞曲「パスピエ」を基にしながらも、独自の解釈を加えた作品です。

4分の4拍子で書かれており、左手の伴奏は規則的な躍動感を表現し、右手の旋律はシンコペーションを多用した流れるような優雅さを持っています。

1890年頃に作曲され、1905年に出版されたこの楽曲は、全体的に古風な印象を持ちながらも、和声の色彩が次々と変化する印象的な効果を生み出しています。

ピアノを学ばれている方なら、軽やかなスタッカートとレガートの滑らかさを意識しながら、優美な音楽性を追求できる良曲となっているでしょう。

ベルガマスク組曲 第1曲「プレリュード」Claude Debussy

ドビュッシー/ベルガマスク組曲 1.プレリュード/演奏:金子一朗
ベルガマスク組曲 第1曲「プレリュード」Claude Debussy

印象主義音楽のフランスの作曲家として知られるクロード・ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』第1曲『前奏曲』。

「ピアノの画家」と呼ばれることもあるドビュッシーらしい、絵画を思い起こさせる色彩が豊かな旋律がとても美しい作品です。

何かの始まりを予感させるエモーショナルな楽曲展開は、聴く者を印象派音楽の世界へと引き込みます。

自由なテンポという指示のある作品ということもあって、演奏者それぞれの感性で作品の雰囲気が変わるところも、この曲の興味深いところ。

曲の構成や和声を意識しながらも、それにとらわれすぎず、自分なりの解釈を表現に加えながら演奏できるとよいですね。

ベルガマスク組曲 第1曲「前奏曲」Claude Debussy

プレリュード – ベルガマスク組曲(ドビュッシー)Debussy – Prélude – Suite Bergamasque – pianomaedaful
ベルガマスク組曲 第1曲「前奏曲」Claude Debussy

比較的にクロード・ドビュッシーの作品の中でも、親しみやすい曲想で知られる『ベルガマスク組曲』。

第1曲『前奏曲』は、光が差し込むような明るいメロディーから始まり、教会音楽の旋法を使った危うい雰囲気の中間部を経て、再び目の前がパッと開けたように、冒頭のテーマが戻ってきます。

ドビュッシー作品の中には、調性という型にはまらない理解が難しいピアノ曲もありますが、この曲は調性感がありイメージを膨らませやすいため、比較的挑戦しやすい作品といえるでしょう。

ロマンティックなワルツClaude Debussy

印象派音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシーですが、本作はドビュッシーが印象派のスタイルを確立する以前の時期に作られており、ロマン派音楽の影響が色濃く反映されています。

ヘ短調で書かれた優雅なワルツのリズムが特徴的なこの曲は、ショパンやサン=サーンスの影響を感じさせる部分があり、ドビュッシーがまだ様式を模索していた時期の作品として重要視されています。

繊細な表現力を要求しながらも、演奏難易度は比較的低めで、ドビュッシーの世界観を存分に味わえる作品。

ドビュッシーの世界への入り口として、オススメの1曲です。

前奏曲集第1集「沈める寺」Claude Debussy

Debussy : La cathédrale engloutie [Préludes Book 1]|「前奏曲集第1集」より 10.沈める寺 / ドビュッシー
前奏曲集第1集「沈める寺」Claude Debussy

神秘的な霧の中から浮かび上がる壮大な大聖堂を描いた印象的なピアノ曲です。

フランス・ブルターニュ地方に伝わる「イースの伝説」をモチーフに、1910年に作曲されました。

深い静寂から始まり、遠くから鐘の音が響き、荘厳な聖歌が聞こえてくるような幻想的な情景が、豊かな音色で表現されています。

本作の魅力は、優しい響きの中にも力強さを併せ持つ和音の重なりと、自然な流れを感じさせる音の移ろいにあります。

音楽を通して絵画のような世界を描くクロード・ドビュッシーならではの作品で、和音の響きを大切にしながら、ゆったりとしたテンポで演奏できる曲です。

物語性豊かな音楽に触れてみたい方や、音の重なりの美しさを味わいたい方におすすめです。