ディキシーランドジャズの名曲。おすすめの人気曲
ニューオリンズで発生したジャズのジャンル、ディキシーランド・ジャズ。
ニューオリンズ・ジャズやホット・ジャズと呼ばれており、クラシック・ジャズの認知度を広めた、非常に重要なジャンルとして知られています。
そんなディキシーランド・ジャズですが、時代が時代ということもあり、有名な曲が少ないんですよね。
というわけで、今回はディキシーランドジャズの名曲を紹介していきたいと思います!
どの曲もクラシックでおしゃれなメロディーなので、雰囲気のあるジャズが好きな人は必見です!
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ディキシーランドジャズの名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
Ain’t misbehavin’Louis Armstrong

1955年に録音されたディキシーランド・ジャズの名曲『Ain’t misbehavin’』。
邦題では『浮気はやめた』とされており、ヤンチャだった男性が、心を改めるような内容が描かれています。
作曲を担当した、ファッツ・ウォーラーさんは、この曲を書いていた当時、前妻に扶養料を払わなければならない時期だったそうです(笑)。
ある意味、バックボーンが強く反映された作品だといえる、彼のプライベートが垣間見られる楽曲ですね。
ルイ・アームストロングさんのディープな歌声と、自由なトランペットソロが楽しみたい方も必見の作品だといえるでしょう。
West End BluesLouis Armstrong

ジャズボーカリスト兼、トランペッターのルイ・アームストロングさんが演奏した名曲『West End Blues』です。
ルイ・アームストロングさんの師匠でもあった、ジョー・キング・オリバーさんというジャズ作曲家が、1928年に作曲したもので、今でもジャズのスタンダードとして認知されています。
中でも有名になったのがこちらのバージョンです。
この楽曲のイントロに当たる部分ですが、ルイ・アームストロングさんが加えたアレンジで、彼が学んでいたテキストに出てきた練習フレーズからもじっていると言われています。
Dynamite RagJ Russell Robinson

インディアナ出身のジャズ、ラグタイム作曲家、J・ラッセル・ロビンソンさんが作曲した名曲『Dynamite Rag』。
ブラス楽器だけでなく、コミカルな音色のパーカッションも加わっているため、にぎやかな雰囲気がただよいます。
J・ラッセル・ロビンソンさんは、10代の頃からピアニストとして活躍し、そのまま音楽家としての人生を全うしました。
そんな彼ですが、実は驚くことに、幼い頃にポリオを患い、右手は完全に使える状態ではありませんでした。
それでも演奏をやめようとしなかった彼は、独自のテクニックを築きあげたそうです。
ディキシーランドジャズの名曲。おすすめの人気曲(11〜20)
Toddlin’ BluesBix Beiderbecke

1920年代のジャズ文化発展にもっとも貢献したと言っても過言ではないジャズ・ミュージシャン、ビックス・バイダーベックさん。
即興演奏を得意とするプレイ・スタイルは、1950年代に流行するクール・ジャズの代表格であるマイルス・デイビスさんやチェット・ベイカーさんなど多くのジャズ・ミュージシャンに多大な影響を与えました。
ジャズのバラード・スタイルを開拓した功績に説得力があり、気持ちのこもった哀愁の雰囲気がただようメロディー・ラインに、感情を揺さぶられます。
Livery Stable BluesOriginal Dixieland Jazz Band

長い歴史を持つジャズですが、昔は大衆音楽として楽しまれるだけで、商業的な要素はありませんでした。
こちらの『Livery Stable Blues』を演奏しているバンド、オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドは、ジャズ界で初めて商業用のレコードをリリースしたアーティストで、後のジャズ・ミュージックに多大な影響を与えました。
ジャズの始まりといっても過言ではありませんね。
ジャズの歴史を感じたい方は、ぜひチェックしてみてください。
What a wonderful worldLouis Armstrong

サッチモの愛称でも知られているルイ・アームストロングさんの代表曲の一つ、『What a wonderful world』。
1967年に発表されたこの曲は、国内外を問わず、さまざまなCMなどで起用されています。
ジャズのスタンダード・ナンバーとして、さまざまなアーティストがカバーしているので、聴いたことのある方も多いのではないでしょうか。
平和な世界を夢見て描かれたこちらの曲は、元気が出ず、落ち込んだときに聴くと前向きになれます。
At the Jazz Band BallBix Beiderbecke

ビックス・ベイダーバック・アンド・ヒズ・ギャングバージョンの名曲『At The Jazz Ball』。
1927年に録音されたこの曲は、歴史上、初めてジャズをレコーディングしたと言われているオリジナル・ディクシーランド・ジャズ・バンドの初期の作品でもあり、歴史的にも非常に重要な楽曲とされています。
メロディーとリズムが複雑に絡みあっているため、せわしい印象があるものの、コルネットの丸みのある音色が、どこか楽曲をコミカルなものに仕上げられていますね。
ぜひチェックしてみてください。