【高齢者向け】寝たままできる!筋力トレーニング
高齢者の方が、寝たまま取り組める筋力トレーニングのご紹介です。
運動や体操を取り入れている介護施設は多いかと思います。
寝たままの体操は高齢者の方も安全で、体を動かしやすいようです。
マットや布団の上でもできるような簡単な体操を集めました。
脚の筋力アップや腰回りの筋肉を刺激して腰痛を和らげる体操も寝たままでトレーニングできますよ。
年齢を重ねると体力が落ち、日常生活の動作が鈍くなってしまいます。
例えば、床に物があってもよけきれずに転倒するなどケガや骨折、そのまま寝たきりになり入院というような事態を招くことも。
無理のない高齢者の方のペースに合わせて、寝たまま取り組める体操で筋力アップしてみませんか?
【高齢者向け】寝たままできる!筋力トレーニング(1〜20)
下半身と腹筋のトレーニング

高齢になっても背筋を伸ばして、すたすたと歩けるのが理想です。
ある研究によると、高齢者の歩く速さと10年後の生存率を調べたところ、歩くのが速い人は長く生きられることがわかってきたそうです。
歩くためにも「太ももの筋肉」「お尻の筋肉」「おなかの筋肉」は大切。
今回のベッドの上でできる「足上げ」「お尻上げ」「腹筋」体操で、この先も元気で歩けるような体づくりを始めてみましょう。
筋トレとはいえ、「無理せずゆっくりと」がポイントです。
オススメ!腹筋体操

腹筋を鍛えるにはハードなトレーニングが必要なイメージをお持ちの方も多いはず。
ですが、実は寝たままでも十分に刺激を加えられるんです!
枕で少し頭を高くした状態で仰向けに寝転び、膝を曲げてスタンバイします。
あとは、おへそをのぞき込むように頭を上げ、ゆっくり戻す動作を繰り返すだけ。
片方の脚を曲げもう片方の脚を伸ばし、伸ばした脚を上げ下げする運動でも、腹筋にしっかり力が加わります。
10回程度から始めて、無理のない範囲で少しずつ回数を増やしてみてくださいね。
全身ストレッチ

ケガの予防にもつながる全身のストレッチも寝たままできるんです!
全身の力を抜いて仰向けに寝てスタンバイし、両手を組んで頭の上に持ち上げて全身を伸ばします。
ストレッチしている間は、呼吸を止めないようにしましょう。
つま先を下に伸ばしたり上に持ち上げたり、外に開いたりすれば、脚全体のストレッチにもなりますよ。
他にも膝を引き寄せればおしりのストレッチにもなりますし、脚をまげて手で頭の後ろを支えながらおへそをのぞき込めば、腹筋のトレーニングにも!
寝る前に毎日1つずつなど、負担にならないよう生活の中に取り入れてみてくださいね。
腰痛改善体操

高齢になると「ひざが痛い」「腰が痛い」などの言葉が決まり文句のように出てきます。
腰痛の原因には、加齢による軟骨の摩耗やホルモンの影響などがありますが、いちばん大きいのは、座る姿勢などの生活習慣だそうですよ。
悪い姿勢が長く続いたことで徐々に関節が変形し、最終的には痛みがでてしまうようです。
良い姿勢を保つためにも、体感を鍛えるこの体操で「背中から足の付け根の筋肉」「腹筋」の筋トレを行い、日常生活を元気に過ごしましょう。
腸腰筋トレーニング

上半身と下半身をつなぐ重要なインナーマッスル、腸腰筋を鍛えるトレーニングです!
仰向けに寝て手をおなかの上に置きます。
腰と床の間に隙間が空いていると腰痛の原因となるため、ピッタリ床にくっついているか確認しましょう。
この状態から右足を持ち上げ、かかとを左膝にタッチして戻します。
左も同様に行ってみてください。
膝を立てた状態から、体に膝を近づけるように脚を持ち上げる動きも、体幹の強化に効果的!
歩く際のふらつき防止や冷え性改善にも効果が期待できますので、ぜひ日々のトレーニングに取り入れてみてくださいね。