昭和を振り返る!高齢者に人気の脳トレ。文化・流行・生活クイズまとめ
昭和には、暮らしに欠かせない電化製品から、食卓で囲む温かい団らん、そして今では懐かしい生活の風景まで、心に残る思い出がたくさんありますよね。
当時を生きた高齢者の方の記憶を呼び覚ますようなクイズは、脳の活性化につながるだけでなく、周りの方との会話も弾んで楽しい時間を過ごせます。
この記事では、昭和の文化や流行、暮らしにまつわる思い出深いクイズをお届けします。
高齢者の方と一緒に昭和の記憶を辿ってみませんか?
昭和時代の文化・流行・生活クイズ(1〜10)
大正末期から昭和初期にかけて流行した、夏用の女性の衣服は何でしょうか?

大正末期から昭和初期にかけて流行した、サッと着られる女性用の夏物衣料の名前は「アッパッパ」。
裾がパッと広がっていることを表す大阪の言葉が語源と言われています。
現代におけるファッション関連の流行語の語源は、外国の言葉であることがほとんどですが、国内の方言が語源というところに時代の流れを感じますよね。
昭和4年、東京が40年ぶりの猛暑に見舞われた際に、アッパッパも大流行したのだそう。
私の祖母はいまだに「アッパッパ」と言っているので、もしかしたらまだこの言葉を使われている方がいらっしゃるかも……。
昭和33年TVドラマからヒーロー〇〇仮面が登場しました。当時子供に人気があったこのヒーローは、何仮面でしょうか?

昭和33年にテレビドラマから誕生したヒーローといえば、当時子供たちから絶大な人気をほこっていた「月光仮面」!
日本のヒーロー番組の元祖として知られ、時代劇と探偵要素を組み合わせた作風は、その後のヒーロー番組に大きな影響を与えたといわれています。
月光仮面は、白バイに乗ってさっそうと現れ、警察とともに悪の組織と戦う正義の味方。
そんな月光仮面の様子から、のちに警察の白バイ隊を月光仮面と呼ぶようになったのだそうです。
昭和50年代頃まで竜田揚げなどで給食でよく食べられていた肉は何の肉でしょう?

時代の変化とともに食文化も変化していくもので、昭和ならではの食文化も歴史に残っていますよね。
そんな昭和の食文化の中でも昭和50年代頃まで存在した、竜田揚げなどにして給食でよく食べられていた肉といえば何の肉だったでしょうか。
急増する人口に対応するような大きいもの、時代で規制されていったものと考えると思いつく人もいるかもしれませんね。
答えはクジラの肉で、よく食べていたという人の中でも好みが分かれるお肉ですね。
昭和時代の文化・流行・生活クイズ(11〜20)
戦後の昭和24年から46年にかけて、日本では1ドルいくらだったでしょうか?

戦後の昭和24年から46年にかけて、日本では1ドルいくらだったかご存じですか?
正解は1ドル360円!
これは、戦後の日本の安定と自立を目標に、アメリカのGHQが設定した価格です。
その後、1973年2月から変動相場制に移行し、令和5年には1ドル145円……。
高齢者の方のなかには、経済の話に詳しい方もいらっしゃるはず。
クイズを通して日本の変化を実感することが、精通していた分野について思い出すきっかけになるかもしれませんね。
昭和59年に、ある動物がオーストラリアからやってきました。現在も人気の、ある動物とは何でしょうか?

動物園は日本に生息していない生き物や、野生で見ることのない生き物がみられることも魅力ですよね。
日本にはじめてやってくる動物はニュースでも取り上げられ、昭和59年にもある動物が注目されました。
オーストラリアから友好親善の使節としてやってきたその動物はなんだったでしょうか。
オーストラリアから来たことが大きなヒントですね。
答えは「コアラ」で、6匹のコアラが東京の多摩動物公園と名古屋の東山動物園、鹿児島の平川動物公園で公開されました。
昭和の喫茶店や飲食店のテーブルには、ルーレット式の小型自販機が置いてありました。何の自販機だったのでしょうか?

昭和の喫茶店や飲食店のテーブルには、ルーレット式の小型自販機が置いてありました。
その中身は、なんと「占いの結果」!
硬貨を投入してレバーを引くと中のルーレットが回転し、ロール状に巻かれた紙が出てくる仕組みになっていました。
昭和50年代には、星占いブームと喫茶店ブームのダブル流行によって、この小型自販機の製造数は年間20万台を超えていたのだそう。
平成に入ってからも、古い中華料理店などで見かけた記憶がありますが、現在ではなかなかお目にかかれない貴重なものとなってしまいました。
昭和30年頃に日本の都市部で流行した、みんなで合唱する喫茶店を何喫茶と呼んだのでしょうか?

いつの時代も人々の心に寄りそってきた歌は、その時によってさまざまな形で愛されています。
カラオケボックスが出現する以前に流行していた、昭和30年頃に日本の都市部を中心に広まったみんなで合唱する喫茶店は何と呼ばれていたでしょうか。
さまざまな楽器に合わせて、そこにいる人々が歌声を重ねる光景が伝わりやすい名前ですよ。
答えは「歌声喫茶」、人々が歌声を重ねることで連帯感が高まり、学生運動や労働運動にも大きな影響を与えたといわれています。