【高齢者向け】道具なしで盛り上がるレクリエーション
体を動かすことは健康維持に大切ですね。
でも、体が思うように動かせない…そんな悩みを抱える方にぴったりなのが、座ったままでもできるレクリエーションです。
音楽に合わせて手足を動かしたり、みんなで楽しく歌ったり、仲間と協力し合ったり……。
脳の活性化にも効果的で、自然と笑顔があふれる時間に。
今回は、道具がなくても気軽に楽しめる体操や運動をご紹介します。
ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
座ったままできる体操・運動(21〜30)
タオル体操 足抜きNEW!

タオル体操で足抜きのアイデアをご紹介します。
座った状態での安定性が向上する足抜きにチャレンジしてみましょう。
準備するものはタオル1枚です。
タオルの両端を片手ずつ握り、座った状態で足をくぐらせます。
座っている状態でバランスを取るのが難しいという方は、壁に寄りかかったり支えてもらいながら取り組めると良いですね。
動作に慣れてきたら、持ち手を短くすると難易度が上がりますよ。
無理のない範囲で楽しくトレーニングするのがポイントです!
歌やリズムで楽しむレクリエーション(1〜10)
カラオケ

歌をうたうことがお好きな高齢者の方なら、カラオケは楽しい時間ですよね。
歌うことで、ストレスも発散できたり、歌がはやっていた頃の記憶を思い出すきっかけにもつながります。
懐かしい歌をうたったり、きいたりして「あの頃、あんなことがあったな」と過去を振り返る方もいらっしゃるかもしれませんね。
また、歌うときに口を動かすのでお口の運動にも効果が期待できます。
人前で歌うことが苦手な高齢者の方も、歌をきいて手拍子をしたり一緒に口ずさめるので楽しんでいただけそうですね。
手拍子体操

楽しく手をたたく手拍子体操です。
まずは、前に立った職員と同じタイミングで手をたたきます。
次は、職員が手を交差させた瞬間に「パチン」!
手を交差させる前に動きを止めた場合は、手拍子も我慢しましょう。
手をたたくだけの単純な体操ですが、職員の動きをよく見て先の動作を予想しながら手を動かすことは脳トレにもつながります。
みんなで一斉に楽しめるので、レクリエーションのウォーミングアップに取り入れてみてはいかがでしょうか?
音楽療法~楽しくリズム編~

音楽を使ったレクリエーションは多くの方に好まれていますよね。
今回は、リズムに合わせた音楽療法のアイディアをご紹介します。
リズムに合わせて体を動かす時には、リズムを「聞く」ことと、リズムに合わせて「動く」、といった2つの動きを同時に処理するデュアルタスクとなるため、脳が目いっぱい働く状況を生み出します。
何より、音楽に合わせて皆で体を動かすことは、盛り上がりや一体感が生まれやすいため、楽しくおこなえますよ。
ピカゴロ

二人一組で反射神経を使って遊ぶのが「ピカゴロ」です。
それぞれの左手で輪っかを作り、お互いの右手人差し指をその輪っかの中に入れます。
「ドカーン」の掛け声を合図に左手は握り、右手は相手の輪っかから抜きましょう。
いかに自分の指は抜きつつ相手の指を握るかというとてもシンプルなルールなので、思わず盛り上がってしまうんですよね。
集中力、判断力、反射神経が必要なので脳トレにもピッタリです。
老人ホームやデイサービスでのレクリエーションにもおすすめです。
もしもしかめよでコグニサイズ

数人でおこなうと、さらに盛り上がる体操のご紹介です。
うさぎと亀の競走を歌った、童謡『うさぎと亀』に合わせたコグニサイズです。
歌に合わせて、足踏みや腕を伸ばしたり手拍子を加えていきましょう。
体操ができてきたら、一緒に歌いながら体を動かしていきますよ。
体操を間違えても、明るいメロディーが付いた体操なので笑いに変わりますよ。
実はできる状態よりも、できるように頑張ることが脳の活性化につながります。
間違えてもいいので、挑戦してみてくださいね。
いろいろ体操を加えても楽しめそうですね。
ダンス

世間で話題になっている曲のダンスを、みんなで楽しく踊ってみるのはいかがでしょうか。
どのようなものがはやっているのかを知り、その文化に向かい合うことは、とてもいい刺激になるかと思います。
体全体を動かすことが難しい場合もあるかと思うので、手の振り付けがメインのダンスを取り入れるのがオススメです。
またお手本の再現ができないことを悔しく思う人もいるかもしれないので、簡単な振り付けの曲をチョイスしたりなど、選曲も重要なポイントですね。