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【高齢者向け】冬の俳句。有名な俳人が詠む美しい名作をご紹介

俳句には、冬の季節ならではの味わい深さがありますよね。

寒月や初時雨、雪のふわりとした様子など、情景を豊かに詠み込んだ名句の数々。

特に高齢者の方にとって、懐かしい風景や思い出が詰まった俳句との出会いは、心を温かく潤してくれるものです。

今回は、松尾芭蕉や与謝蕪村など、日本を代表する俳人たちが詠んだ冬の俳句をご紹介します。

目を閉じれば、情景が浮かぶような美しい句を厳選しました。

面白い表現や言い回しにも注目しながら、ゆったりとした気持ちで俳句の世界に浸ってみませんか?

【高齢者向け】冬の俳句。有名な俳人が詠む美しい名作をご紹介(31〜40)

二ン月や 天神様の 梅の花小林一茶

二ン月や 天神様の 梅の花小林一茶

天神様というのは、政治家であり学問の神様としても有名な菅原道真のことですね。

さまざまな能力に長け尊敬される人物だったことから、亡くなってからも天神様として崇められています。

菅原道真は梅の花をこよなく愛した言われており、この句にも季語として梅の花が登場していますよ。

冒頭の二ン月は俗語で誤用だと言われますが、一方で小林一茶らしいという声も聞かれます。

どちらが正しいかはさておき、2月の俳句の1つとしてお楽しみいただければ幸いです。

雪とけて 村いっぱいの 子どもかな小林一茶

雪とけて 村いっぱいの 子どもかな小林一茶

子供たちの活発な姿をみると、見ている方まで元気をもらえることもあるかと思います。

俳句を詠んだ小林一茶も、そういった気持ちだったのかもしれません。

現在よりも、住む環境や食料のことの問題が多かった日本。

雪深い地域では、冬の間に寒さや飢えで命が絶たれることも多かったそうですよ。

温かくなり、元気な子供たちの姿を見られた嬉しさも伝わってきますね。

高齢者の方の中には、豪雪地帯で生まれ育った方もいらっしゃるかもしれませんね。

雪の多い地域ならではの、冬の生活の話も聞いてみましょう。

梅白し まことに白く 新しく星野立子

梅白し まことに白く 新しく星野立子

2月はまだ寒さが残る時期ですが、そのような中でも開花し始める梅の花も多いようです。

テレビやネットなどでも、梅の開花の話題があがることもありますよね。

冷たい風の中でも白や赤やピンクといった色の小さな花びらを咲かせる梅からは、美しさとけなげな様子も感じられます。

俳句でも、毎年見ている梅の花ですが、今年も新しい気持ちで開花を楽しんでいるようです。

高齢者の方も、梅の花が咲くことを楽しみしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ご一緒にお散歩に行った際に見た、梅の花以外にも屋外の景色などで俳句を楽しむのもいいかもしれませんよ。

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ服部嵐雪

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ服部嵐雪

冷たい風が吹くことも多い2月ですが、そのような環境でも、梅の花は咲き始めます。

寒いと思っていても「ほのかな暖かさ」を感じたり、春の訪れを告げているような梅の花に「心躍る」気持ちになっていったりする方もいることでしょう。

梅の花以外にも椿や早咲きの桜など、2月に開花をする花はあります。

お花がお好きな高齢者の方なら、詳しく教えていただけるかもしれませんね。

そういった会話をしながら、楽しく俳句を詠むのもいいかもしれませんよ。

山里は 万歳遅し 梅の花松尾芭蕉

山里は 万歳遅し 梅の花松尾芭蕉

町中から離れた山里には、年が明け梅の花が咲いた頃にようやく万歳師がやってくる……という内容の句ですね。

万歳とは、新年を祝う言葉を歌唱して家々をまわる芸能のことで、現在の漫才の元祖とも言われていますよ。

また、お気づきの方もおられるかもしれませんが、この一句には「梅の花」と「万歳」の2つの季語が使われています。

季重なりは基本的に避けるべき技法です。

しかしこの句に関しては、主題となる季語がはっきりしており、俳句の内容が損われていません。

さすが俳聖と呼ばれる松尾芭蕉ですよね。

【高齢者向け】冬の俳句。有名な俳人が詠む美しい名作をご紹介(41〜50)

梅が香に のつと日の出る 山路哉松尾芭蕉

梅が香に のつと日の出る 山路哉松尾芭蕉

梅の花は、2月に開花の時期を迎えることが多い花です。

小さな花ですが、冷たい春先の風の中でも咲いている姿が印象的ですよ。

梅の花の香りもすばらしく、春の予感も感じられそうですね。

俳句では人だけではなく、太陽も梅の香りに誘われたと表現しています。

それだけ、すべてを魅了するような香りなのでしょうね。

梅の木の近くを歩いていると、視覚と聴覚から季節の移ろいを楽しめそうです。

高齢者の方の中にも、梅の花の開花を楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

雪残る 頂ひとつ 国境正岡子規

雪残る 頂ひとつ 国境正岡子規

冬の間山に雪が積もり、雪山になったところもあるのではないでしょうか?

最近は雪不足と言われており、雪山を想像するのが難しい方もいるかもしれませんね。

山に積もった雪が解けて見えなくなると、春が来たことを感じられます。

春先の頃は、山の山麓のほうは雪が溶けて、山頂だけに雪が積もっている姿がみられますよ。

寒いと思っていても、少しずつ季節はめぐって変わっていきます。

ちょっとした日常の季節を感じられることは、高齢者の方と会話にもいかせそうですね。