【2025】冬に聴きたい演歌。雪や寒さを描いた演歌の名曲まとめ
懐かしき昭和の時代から令和の今にいたるまで、いつの時代にも変わらない日本人の心の故郷といえる演歌の魅力は、優れた情景描写や男女の心の機微を時に繊細に、時に大胆に描く歌詞が重要な役割を果たしています。
中でも真冬の北国の情景や海に生きる人々の日々、雪景色の中で恋愛模様を描くといったように、演歌には冬をテーマとした名曲が本当に多いですよね。
こちらの記事では「冬に聴きたい演歌」というテーマで、時代を問わず演歌の名曲たちをまとめています。
どこかで耳にしたことがある往年の名曲から最新曲まで、ぜひお楽しみください!
【2025】冬に聴きたい演歌。雪や寒さを描いた演歌の名曲まとめ(1〜10)
サロマの湖秋山涼子

北海道の美しい自然を背景に、切ない女心を描いた珠玉の1曲。
秋山涼子さんの優しい歌声が、サロマ湖の静けさと広大さを見事に表現しています。
本作は、失われた愛を取り戻すという物語を通じて、聴く人の心に深く染み入る情感豊かな楽曲です。
2024年11月20日リリースの本作は北海道シリーズ第5弾として、地域の魅力を全国に伝える役割も担っています。
自然と調和した感情の発露が印象的で、過去を乗り越え新たな人生を歩もうとする女性の強さを感じられることでしょう。
心に響く歌詞と秋山さんの歌唱力が見事に調和した、演歌ファン必聴の楽曲です。
冬の恋歌瀬口侑希

冬の日本海を背景に、失恋の痛みと未練を描いた心に染みる演歌です。
瀬口侑希さんの情感豊かな歌声が、孤独な夜に別れた恋人の夢を見る女性の心情を切々と歌い上げます。
如月の雪舞う港町の宿で、一人寝の寒さに身を震わせる様子が印象的。
2021年2月にリリースされ、同年9月発売の全曲集『瀬口侑希全曲集〜冬の恋歌・不如帰〜』にも収録されています。
本作は、冬の寒さと失恋の痛みが重なり合う季節に、心に響く一曲。
恋の痛手を癒したい人や、しっとりとした演歌を楽しみたい方におすすめですよ。
津軽三味線物語彩青

津軽の地に根付く三味線を題材にした温かみのある楽曲です。
吉幾三さんが詞曲を手掛け、2025年2月に発表されました。
故郷を離れる道を選んだ主人公が抱える、親への思いや三味線への誇りを優しくつづった演歌です。
ロックのような現代的なアレンジと、エレキギターの効果的な使用が光ります。
父母への感謝と懐郷の念を歌う彩青さんの情感豊かな歌声と、思い出すように響く三味線の音色が、心に染み入ってきます。
吹雪く夜に星を見上げながら故郷を思う場面など、情景描写が見事。
家族や故郷から離れて暮らす人の心に寄り添う曲です。
寒い国から来た手紙戸子台ふみや

ある日届いた手紙をテーマに描かれた、大切な人を思う1曲です。
戸子台ふみやさんの渋みのある歌声が、主人公が抱える切なさと孤独を優しく包み込んでいます。
未練を抱えながらも遠く離れた大切な人の幸せを願う健気さに胸を打たれますね。
深い感情の揺れ動きを見事に表現した円香乃さんの歌詞と、岡千秋さんの情感豊かなメロディが見事に調和しています。
2025年3月にリリースされた本作は、デビュー5周年を記念する意欲作です。
別れた恋人を思う人の心に、そっと寄り添ってくれることでしょう。
下北半島哀愁路松原のぶえ

北国の情景と切ない恋心が織り交ぜられた、心に響く作品です。
松原のぶえさんのデビュー45周年記念シングルとして2025年1月に発売されたこの楽曲。
作詞は石原信一さん、作曲は弦哲也さんが手がけました。
下北半島を舞台に、別れを告げられず恋を断ち切れない女性の葛藤が描かれています。
深みのある歌声が、楽曲の持つ情緒をより引き立てているんです。
寒立馬や尻屋崎灯台など、地域の風物詩が盛り込まれているのも魅力。
恋の切なさを感じている方にぜひ聴いてほしい1曲です。