懐かしき昭和の時代から令和の今にいたるまで、いつの時代にも変わらない日本人の心の故郷といえる演歌の魅力は、優れた情景描写や男女の心の機微を時に繊細に、時に大胆に描く歌詞が重要な役割を果たしています。
中でも真冬の北国の情景や海に生きる人々の日々、雪景色の中で恋愛模様を描くといったように、演歌には冬をテーマとした名曲が本当に多いですよね。
こちらの記事では「冬に聴きたい演歌」というテーマで、時代を問わず演歌の名曲たちをまとめています。
どこかで耳にしたことがある往年の名曲から最新曲まで、ぜひお楽しみください!
【2025】冬に聴きたい演歌。雪や寒さを描いた演歌の名曲まとめ(1〜10)
冬桜湯原昌幸

冬に咲く桜をテーマにしたロマンスの名曲です!
湯原昌幸さんの深みのある歌声が、しっとりとした演歌調の曲調と見事にマッチしています。
2003年11月にリリースされたこの楽曲は、有線放送を通じて徐々に人気を博し、2004年には第37回日本有線大賞で有線音楽優秀賞を受賞。
CD出荷総数が10万枚を超えるロングセラーとなりました。
歌詞には、逆境や困難の中でも自分らしく生きることの大切さが込められており、人生の道のりや選択、そして共に歩んできたパートナーとの絆が美しく表現されています。
本作は、人生に迷いを感じている方や、大切な人との絆を再確認したい方におすすめ。
冬の夜長に、しみじみと聴きたい一曲ですね。
さらせ冬の嵐山内惠介

冬の荒々しい嵐を描きながら、内なる感情の波を表現した名曲です。
北海道を舞台とした情景描写と、心の奥底にある葛藤を巧みに織り交ぜた歌詞が印象的ですね。
2018年10月にリリースされた本作は、オリコンチャートで4位を記録するヒット曲となりました。
山内惠介さんの力強い歌声が、聴く人の心に深く響きます。
「演歌界の貴公子」と呼ばれる山内さんならではの、伝統と新しさが融合した魅力にあふれています。
寒い季節に心温まる歌声を求める方や、人生の岐路に立つ時に勇気をもらいたい方にぜひおすすめしたい一曲です。
北の五番町NEW!細川たかし

雪がちらつく北の街を舞台に、人恋しさと人の温もりを描いた細川たかしさんの人情歌です。
凍える夜に募る思いと、仲間と夢を話し、陽気に騒ぐ祝祭のような情景が、細川さんの力強くも艶のある歌声で描き出されます。
伝統的な演歌の心に都会的なアレンジが融合した、懐かしくも洗練された雰囲気が魅力の1曲です。
2001年8月に発売されたシングルで、作曲の弦哲也さんとは『恋の酒』をはじめ数々の名曲でタッグを組んできました。
本作はアルバム『細川たかし全曲集/北の五番町』にも収録されています。
冬の夜長に昔を懐かしんだり、気の置けない仲間と語り明かしたりする、そんな場面で聴けば、きっと心に温かいあかりがともるでしょう。
あなたの雪が降る河嶋けんじ

冬の街の哀愁を歌った、しっとりとしたバラードナンバーです。
2025年1月にリリースされた本作は、北国の雪景色を背景に、失った恋を思う女性の心情を描いています。
河嶋けんじさんの特徴的な低音ボイスからは、深い悲しみと共に、思い出への愛おしさが伝わってきますね。
大切な人への気持ちに共感したい方にオススメです。
雪の降る静かな夜に、窓辺でゆっくり聴いてみてください。
雪唄木村徹二

雪が舞い散る情景を切なげに歌い上げる、木村徹二さんの作品です。
過去の過ちを悔いながらも、再生と希望を見出す主人公の姿が、美しいメロディーと共に描き出されています。
2025年2月にリリースされたこの曲は、木村さんの3枚目のシングル。
雪や月、風といった自然の描写を通じて、人間の心の浄化や再生を象徴的に表現しています。
人生に迷いを感じている方にとって、道標になってくれるかもしれません。