【2025】冬に聴きたい演歌。雪や寒さを描いた演歌の名曲まとめ
懐かしき昭和の時代から令和の今にいたるまで、いつの時代にも変わらない日本人の心の故郷といえる演歌の魅力は、優れた情景描写や男女の心の機微を時に繊細に、時に大胆に描く歌詞が重要な役割を果たしています。
中でも真冬の北国の情景や海に生きる人々の日々、雪景色の中で恋愛模様を描くといったように、演歌には冬をテーマとした名曲が本当に多いですよね。
こちらの記事では「冬に聴きたい演歌」というテーマで、時代を問わず演歌の名曲たちをまとめています。
どこかで耳にしたことがある往年の名曲から最新曲まで、ぜひお楽しみください!
【2025】冬に聴きたい演歌。雪や寒さを描いた演歌の名曲まとめ(21〜30)
細雪五木ひろし

正統派演歌の冬の曲といえばこちら。
五木ひろしさんの『細雪』です。
こちらの曲は1983年にリリースされ、五木さんのシングルとしては4位にランクインするヒット曲となりました。
はかなく消える雪と歌の主人公の女性のイメージが重なり合うような切ない曲は、寒い冬にピッタリです。
五木さんの熟練の歌唱もさすがです。
谷崎潤一郎さんの『細雪』とは無関係なのですが、その作品タイトルを思いおこさせ、印象深くなるという効果はあるかもしれませんね。
北の恋情歌川野夏美

冬の情景を見事に表現した、切ない恋の物語が心に響く1曲です。
川野夏美さんの伸びやかな歌声が、北国の厳しい自然と女性の孤独な心情を見事に表現しています。
2024年8月にリリースされた本作は、別れた恋人を思い続ける女性の心情を描いた演歌の名曲。
寒さが厳しい港町の風景描写と、川野さんの情感たっぷりな歌唱が絶妙にマッチしているんです。
恋の切なさを感じたいときや、ゆったりと音楽に浸りたいときにぴったりの曲なので、ぜひ聴いてみてくださいね。
雪中花伍代夏子

故郷の厳しい冬の風景やそこで頑張る母親の姿に思いをはせる、伍代夏子さんの代表的な曲の一つです。
演歌のおだやかで力強いサウンドが、厳しい寒さを乗り越えようとする力強い姿をしっかりとイメージさせますね。
雪の中でも強く咲く花と故郷で生きる母の姿を対比して描かれており、母の強さと優しさが強調されたような内容です。
全体をとおして母親の姿が描かれている点で、強い母への憧れの感情が伝わってきますね。
海雪ジェロ

ジェロさんのデビューシングル『海雪』は、2008年2月20日にリリースされ、秋元康さんによる切ない歌詞が心に響く名曲です。
出雲崎の冬の海を背景に、遥かなる恋の結末に思いをはせる女性の深い感情が描かれています。
彼女の姿が冷たい雪と海とともに、寂しさや切望の情感をかきたてます。
とくに、海に消える雪の情景は届かない思いと重ね合わせて描かれ、リスナーの心に深く残るでしょう。
ジェロさんの柔らかくも力強い歌声と、豊かな感情表現がこの曲の魅力をいっそう増しています。
北の漁場北島三郎

冬の厳しさと男の生きざまを描いた北島三郎さんの『北の漁場』は、心に染みる名曲です。
本作がリリースされたのは1986年。
その時代を象徴する大ヒットとなりながら、今も変わらぬ人気を誇ります。
作詞は新條カオルさん、作曲は桜田誠一さんが手がけ、北島さんの堂々たる歌声が聴くものの感情を揺さぶります。
まるで海鳴りのように深く重い、そんな哀愁が漂うメロディーと戦う彼らの強い心を感じられる歌詞が印象的。
風雪に耐える漁師たちの世界を、北島三郎さんの歌声が鮮やかに描き出していて、聴くたびに冬の北国の情緒に心が誘われます。