保育園や幼稚園、学校などで多くの方々が歌ってきた童謡。
何世代にも渡って歌い継がれている童謡は、今でも保育の現場や学校、また高齢者施設でも歌われています。
とはいえ、童謡離れも進んでおり、子供たちの中には童謡を知らないという子供たちも見受けられます。
そこでこの記事では、老若男女誰もが知っている童謡を紹介します。
童謡をあまり知らないという方も、まずこれから紹介する曲から聴いてみてくださいね。
お子さんと、お友達と、おじいちゃんおばあちゃんと童謡を楽しく歌ってみましょう!
【一緒に歌おう!】みんなが知ってる童謡まとめ(1〜10)
おばけなんてないさ作詞:まき みのり/作曲:峯 陽

子供たちの恐怖心を可愛らしく表現した童謡。
小さな怖がりやさんの気持ちに寄り添いながら、勇気を持って向き合う姿勢を肯定的に描いています。
1966年にNHK「みんなのうた」で初めて放送されて以来、半世紀以上にわたって親しまれてきました。
2016年には保育士実技試験の課題曲に選ばれるなど、教育現場でも活用されています。
本作は、家族や友達と一緒に歌うことで、楽しい時間を過ごせる曲。
怖がりなお子さんも、歌っているうちに自然と笑顔になれるはず。
由緒ある童謡なので、保護者の方も一緒に口ずさんで、思い出深い時間を作るのにぴったりですよ。
あめふりくまのこ作詞:鶴見正夫/作曲:湯山昭

雨の日の小川でこぐまが遊ぶ姿を描いたこの楽曲。
ひらがなだけの優しい歌詞と心温まるメロディーが、子どもたちの想像力をかき立てます。
1962年にNHK『うたのえほん』で初めて放送されて以来、多くの人に愛され続けています。
2007年には「日本の歌百選」にも選ばれました。
湯山昭さんの繊細な作曲と鶴見正夫さんの温かな詩が見事に調和し、雨の日の情景を鮮やかに描き出しています。
親子でのコミュニケーションツールとしても最適で、おじいちゃんおばあちゃんとも一緒に楽しめる本作。
世代を超えて歌い継がれる、日本の童謡の名曲といえるでしょう。
おもちゃのチャチャチャ作詞:野坂昭如・吉岡治補/作曲:越部信義

直木賞受賞作『火垂るの墓』の作者、野坂昭如さんが作詞したことでも知られる『おもちゃのチャチャチャ』。
もともとはフジテレビのバラエティー番組『ヤマハメタイム』の中で使われる曲として作られました。
それをリメイクして童謡の形に整えたのが今の『おもちゃのチャチャチャ』。
夜になるとおもちゃたちが動き出して……の物語ふうの歌詞、どこかピクサーの映画『トイ・ストーリー』に似ていると思いませんか。
楽器演奏と組み合わせやすい定番の童謡です!
アイスクリームのうた作詞:佐藤義美/作曲:服部公一

童謡『犬のおまわりさん』を作詞したのはさとうよしみさん、この歌『アイスクリームのうた』を作詞した佐藤義美さんと同じ人なんですよ。
佐藤さんは、産経児童出版文化賞や赤い鳥文学賞を受賞している童話作家としても有名な方です。
「今は誰でも食べられるアイスクリーム、昔は王子さまでも王女様でも食べられなかったんだよ」とつづる歌詞は分かりやすく親しみやすいもの。
冷たさや甘さを表現する擬音語も楽しく、ゆっくりしたやさしいメロディーなので体が自然とリズムを取りますよ。
歌いやすい歌としてオススメの1曲です!
犬のおまわりさん作詞:佐藤義美/作曲:大中恩

迷子になった子猫と、その子猫を心配する犬のおまわりさんの交流を描いたこの童謡。
NHKの『おかあさんといっしょ』でもよく歌われる1曲ですよね。
佐藤義美さんの親しみやすい言葉遣いと大中恩さんのリズミカルなメロディが魅力です。
1960年9月に発表されてから、何世代にもわたって歌い継がれてきました。
動物の鳴き声を真似しながら、お子さんと一緒に歌うのがおすすめ。
保育園や幼稚園でも人気の曲なので、親子のコミュニケーションにぴったりですよ。
本作を通じて、思いやりの心や助け合いの大切さを感じてみてはいかがでしょうか。
ちょうちょう作詞:野村秋足/作曲:スペイン民謡

春の童謡としてこの曲はハズせないのでは?、というくらい誰もが知っている曲『ちょうちょう』。
こちらは、童謡によくある「海外の童謡だったのに日本語の歌詞がついた」という曲です。
原曲はドイツの『幼いハンス』という曲で、小さな男の子が旅に出る様子を描いています。
この曲は1番が有名ですが、実は4番まであり、2番ではスズメ、3番ではトンボ、4番ではツバメが題材となっています。
鼻歌で歌うだけでも一気に春気分になれる1曲ですよね。
とんぼのめがね作詞:額賀誠志/作曲:平井康三郎

トンボのかわいいメガネのお話が歌われたこの童謡は、子供たちの想像力をかき立てる素敵な1曲です。
トンボがメガネをかけているという設定自体が、とてもかわいらしい光景を思い浮かばせてくれますね。
水色や赤色のメガネ、光っているメガネなど、空を飛ぶトンボたちはどんなメガネをしているのかな?と想像を膨らませながら歌うことができます。
1949年夏にNHKラジオで初めて放送されたこの曲は、今でも多くの人に親しまれています。
秋の風を感じながら、お子さんと一緒にトンボ探しをしてこの歌を口ずさんでみるのはいかがでしょうか。