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福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

東北地方はもともと民謡の多い地域です。

古くからその土地に根付いた祭りの歌などがあります。

現地の人からすれば誰でも知っているような曲も多いですが、今回はもっと民謡の良さを知ってもらうために曲を集めました。

若い人などは今は馴染みがないかもしれませんので興味を持ってもらえるとうれしいです!

福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜10)

会津磐梯山大塚文雄

「エンヤー」と始まる独特の始まりが有名な「会津磐梯山」ですが、こちらは昭和9年に小唄勝太郎さんがビクターより発売されて全国的に広まったのですが、あまりに元の歌詞と違い、郷土の想いを冒涜するものと非難を浴びました。

実際の「会津磐梯山」は全部で162番まであるそうで、「正調会津磐梯山」と呼ばれています。

一般的に耳にする会津磐梯山の始まりが21番にあたるそうです。

高田甚句会津美里町

高田甚句 保存版 会津美里町
高田甚句会津美里町

島県大沼郡会津美里町の民謡。

昔は会津高田との地名で伊佐須美神社の盆踊りで歌われ、地域の住民にとっては大事な故郷の民謡となっています。

詩は伊佐須美神社を筆頭に高田の良さを自然の風物詩に例えて唄われており、かなりの詩の長さで、ちょっと全部覚えるには大変かもしれません。

三春盆踊唄村田賢治

福島県田村郡三春町に伝わる盆踊り唄で、三春という名前の由来は梅・桃・桜が一度に咲き、三つの春が同時に見られる事からつけられました。

三春盆唄は別名「三春甚句」とも呼ばれ、発祥は越後の甚句が会津に伝わり、いわき地方へと伝わってきました。

三春盆踊りは県内でも最も盛んで8月の盆の時期には三春各地で踊られています。

昔は朝まで盛大に踊っていた時期もあったそうです。

福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)

相馬盆唄秋湖太郎

〖相馬盆唄〗秋 湖太郎〖Souma bon uta〗Aki Kotaro
相馬盆唄秋湖太郎

名の通り福島県相馬市の盆踊り唄で、元は秋田甚句で山形県の庄内・村山地方より福島県の中通り、浜通りに伝わった民謡です。

お米の豊作を感謝する豊年踊りで、唄の合間にいれるお囃子も独特の物があります。

都心では地元の盆唄を持たない為に、東京音頭や北海盆唄や相馬盆唄などで親しまれており、お馴染みの曲です。

とんぼのめがね近藤よし子

童謡 とんぼのめがね { 歌唱. 近藤よし子さん }
とんぼのめがね近藤よし子

都心では殆ど見られなくなったとんぼですが、この詞を書いたのは福島県楢葉郡広野村(現在は双葉郡広野町)にすんでいた医師の額賀誠志氏が往診に出かけていた時に、子どもたちがとんぼと遊んでいる姿見て、書いた詞です。

単純な詩ですが、青い空、美しい自然がそこに確かにあったとつくづく思う童謡です。

わらじ音頭古関裕而

福島市のシンボルである信夫山に鎮座する羽黒神社に家内安全や五穀豊穣などの願いをこめ神社に安置されている仁王様の為の巨大わらじをおよそ100人で担いで奉納する300年の歴史をほこる「信夫三山焼まいり」を参考に福島商工会議所が1969年に市民の健脚を願って始めた夏祭りで、「福島わらじまつり」の「わらじおどり」の為に作られた曲です。

片方の大わらじは旧正月の「信夫山焼まいり」の時に収め、片方の大わらじは「福島わらじまつり」が開催される8月初旬に収められます。

最近ではダンシングそーだナイトや平成わらじ音頭などで、ちょっとサンバ的な雰囲気も兼ねてきたお祭りになっています。

勿来小唄初音ミク

福島県いわき市の南部に位置する勿来は茨城県と福島県の境界にあるために、昔は「勿来関」があった所です。

時を経てその後、高度成長期時代の1957年には常磐炭田の石炭や勿来火力発電所などができ、勿来の町がどんどん栄えて行った時の様子をお酒の席での小唄にして唄われたものです。