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福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

東北地方はもともと民謡の多い地域です。

古くからその土地に根付いた祭りの歌などがあります。

現地の人からすれば誰でも知っているような曲も多いですが、今回はもっと民謡の良さを知ってもらうために曲を集めました。

若い人などは今は馴染みがないかもしれませんので興味を持ってもらえるとうれしいです!

福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)

三春盆踊唄村田賢治

福島県田村郡三春町に伝わる盆踊り唄で、三春という名前の由来は梅・桃・桜が一度に咲き、三つの春が同時に見られる事からつけられました。

三春盆唄は別名「三春甚句」とも呼ばれ、発祥は越後の甚句が会津に伝わり、いわき地方へと伝わってきました。

三春盆踊りは県内でも最も盛んで8月の盆の時期には三春各地で踊られています。

昔は朝まで盛大に踊っていた時期もあったそうです。

相馬盆唄秋湖太郎

〖相馬盆唄〗秋 湖太郎〖Souma bon uta〗Aki Kotaro
相馬盆唄秋湖太郎

名の通り福島県相馬市の盆踊り唄で、元は秋田甚句で山形県の庄内・村山地方より福島県の中通り、浜通りに伝わった民謡です。

お米の豊作を感謝する豊年踊りで、唄の合間にいれるお囃子も独特の物があります。

都心では地元の盆唄を持たない為に、東京音頭や北海盆唄や相馬盆唄などで親しまれており、お馴染みの曲です。

勿来小唄初音ミク

福島県いわき市の南部に位置する勿来は茨城県と福島県の境界にあるために、昔は「勿来関」があった所です。

時を経てその後、高度成長期時代の1957年には常磐炭田の石炭や勿来火力発電所などができ、勿来の町がどんどん栄えて行った時の様子をお酒の席での小唄にして唄われたものです。

会津長持唄長谷部征帰

長持ちの意味は婚礼の際に、花嫁行列の箪笥を担いだ人たちが歌う唄で、宮城県や秋田県で有名な民謡ですが、地域が変わってもその土地柄で唄われる民謡となり会津長持ち唄となって、会津地方では今でも歌い継がれる婚礼時のお祝い唄です。

相馬草刈唄三橋美智也

草刈作業や朝草刈の往来に唄われたのが始まりで、元は酒の席での騒ぎ唄とされていますが、相馬甚句が変化したものといわれています。

野良作業で唄われたので、当然ゆっくりとした唄となり、お囃子もなんとなく言葉悪く聴こえるのですが、「ナンダコラヨート」と合間に入るのも、重労働での自分たちへの掛け声だったのではと思います。