福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
伊佐須美神社の境内に響く高田甚句、盆の供養を伝えるじゃんがら念仏踊り、炭鉱の記憶を今に伝える常磐炭坑節。
福島の民謡には、先人たちの暮らしと祈りが深く刻まれています。
野口雨情さんの「しゃぼん玉」や額賀誠志さんの「とんぼのめがね」には、懐かしい故郷の風景が息づいています。
古から受け継がれてきた羽黒節や相馬土搗唄の音色に、心を響かせてみませんか?
福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜40)
安波様黛あかね
安波さまの唄(紅晴美) COVER

福島県相馬郡新地町にある釣師浜漁港周辺で海上の安全と豊漁を祈願する安波津野神社例大祭が2016年に開催されました。
町の人は通称「あんばさま」と呼んでいます。
震災で本来なら5年に一度開催される予定だったのが、中止となり10年ぶりに行われました。
伝統行事と唄はこれかれ伝承し続けて欲しいですね。
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壁塗り甚句尚帆民謡会
元唄は福島県民謡の「相馬甚句」からきているそうで、この中に壁塗りの作業の仕草に似ているしぐさがあることから、この名がついたそうですが、実際にこの唄も夫婦揃っての壁塗り作業を唄っています。
「イッチャ イッチャネ」の掛け声は夫婦が足で壁土をこねている様子です。
踊りも大変ユニークで、宴会など酒席で披露された民謡です。
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