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【日本の伝統音楽】雅楽・神楽の名曲。おすすめの日本の伝統音楽

古より伝わる日本の伝統音楽の美しさに、あなたはどれだけ触れたことがありますか?

雅楽や神楽には、現代の音楽では味わえない荘厳な雰囲気と深い精神性が宿っています。

千年以上の時を超えて受け継がれてきた日本の伝統音楽には、私たちの心に響く普遍的な魅力があるのです。

この記事では、日本の古典音楽の中から、心を洗われるような美しい調べの数々をご紹介します。

現代では耳慣れない音色かもしれませんが、きっとあなたの心に深く染み入るはずです。

【日本の伝統音楽】雅楽・神楽の名曲。おすすめの日本の伝統音楽(1〜10)

平調 皇麞急 龍笛独奏中宗

平調「皇麞(急)」 | 2012 チャリティー雅楽演奏会
平調 皇麞急 龍笛独奏中宗

「皇麞(おうじょう)」とは、中国から伝来した雅楽による唐楽の一種です。

平調、大曲、新楽で舞(舞人6人)もあります。

唐楽四大曲の1つで、皇麞の他、春鶯囀、蘇合香、万秋楽があります。

日本へ伝えられた経緯は不明です。

遊声、序、破、急の4つからなる曲でしたが、現在は厳粛な雰囲気の急のみが管絃で演奏されています。

漢字「麞」は訓読みでは「のろ」で鹿の一種を指しますが、鹿のことを指しているのではなく中国の地名である黄麞谷から来ているようです。

雅楽の様式、中国から伝来した唐楽の姿を知りたい方におすすめです。

バレエ音楽《舞楽》黛敏郎

Toshiro Mayuzumi [黛 敏郎]: Bugaku, ballet in two parts (Court Dance Music)
バレエ音楽《舞楽》黛敏郎

日本の伝統とオーケストラを紡ぐ代表作品として欠かせない楽曲が黛敏郎さんの手によって生み出されています。

その曲は『バレエ音楽《舞楽》』で、ニューヨーク・シティ・バレエ団の芸術監督ジョージ・バランシンの委嘱により作曲され、1963年3月30日、ニューヨーク・シティ・センターで初演されて世界的にも知られている名曲です。

雅楽の舞をもとにしている管弦楽作品で人数を活かしたストリングスによる多重演奏で雅楽の雰囲気を見事に作り出し、日本と西洋を融合させたオーケストラ作品として高い評価を得ています。

ファゴットと打楽器のリズムによって開始されて「第I部 レント」「第II部 モデラート」の2部構成となっていて。

オーケストラで聴く雅楽としてぜひ聞いてみてください。

島根県「石見神楽」

石見神楽「大蛇」(字幕・手話入り)/いわみ福祉会芸能クラブ
島根県「石見神楽」

島根県西部の石見地方に受け継がれる荘厳な舞台芸能。

安土桃山時代以前に起源を持ち、当初は神職によって神事として奉納されていましたが、江戸時代後期から明治期にかけて地域住民が演じる形へと変化していきました。

なかでも『大蛇』は炎を吹く演出や複数の大蛇の胴体が躍動する迫力ある舞台構成で知られています。

太鼓、笛、鉦といった囃子に加え、口上と舞が一体となった総合芸能として、神話の世界を目の前に再現してくれます。

ちなみに『大蛇』は1970年の日本万国博覧会で披露されたことで全国的な注目を集め、2025年の大阪・関西万博でも演目として採用されてました。

広島県「広島神楽 早変わり」

広島神楽の魅力!早変わり特集 Fun of HIROSHIMA KAGURA
広島県「広島神楽 早変わり」

広島県の神楽では、演目の最大の見どころとして衣装や面の変化が一瞬で行われる技法が取り入れられています。

優雅に舞う姫が一瞬で恐ろしい鬼へと変ぼうする様子は、観客の目をくぎ付けにします。

広島県内では約300もの団体が活動しており、島根県石見地方の神楽をもとに演劇性やエンターテインメント性を高めた独自の発展を遂げてきました。

太鼓や笛、鉦による囃子が緊張感を高め、物語が進むにつれてテンポが速くなり、変化の瞬間には音の切り替えや間の取り方が絶妙にいかされます。

神事の荘厳さと舞台芸術の華やかさが融合した神楽は、伝統芸能の奥深さに触れたい方にオススメです。

納曽利

舞楽”納曽利” Bugaku “Nasori”
納曽利

雌雄の龍が舞いたわむれる様子を表現したものとして知られる舞楽曲。

『双龍舞』などの別称でも親しまれています。

舞台を活発に動き回る「走舞」の形式をとる二人舞であり、篳篥、龍笛、笙、打物などによる雅楽特有の管弦編成が舞を引き立てます。

破と急の二部構成からなり、ゆったりした拍子感から速いテンポへと変化し、舞手が銀色の龍面を着けて舞う姿は実に荘厳です。

現在も博雅会や多度雅楽会などの雅楽団体によって演奏され続けています。

平安時代には競馬や相撲の節会で右方勝利の際に演じられたという歴史も。

日本の伝統芸能の奥深さに触れたい方々にぜひ聴いていただきたい名曲です。