尺八の名曲。おすすめの人気曲
日本人の郷愁を誘う、哀愁漂うサウンドが魅力の楽器尺八がフィーチャリングされた楽曲を集めたソングリストを作りました。
尺八のスタンダードナンバーから、人気サウンドトラックの尺八カバーまで幅広いジャンルの尺八サウンドを楽しんでいただけます。
尺八の名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
風のとおり道

となりのトトロの挿入曲である「風のとおり道」を尺八で演奏したものです。
3重奏で、雰囲気はかなりいいです。
「風のとおり道」自体はとなりのトトロの中でもかなり有名な曲で「まいご」につぐ人気曲でもあります。
作曲は久石譲さん。
となりのトトロは宮崎監督作品です。
木枯

都山流本曲の1つです。
初代中尾都山が大正12年11月に作曲され、関東大震災後の灰燼と化した東京の物悲しさ、厳しさを木枯しに例えたとされてます。
楽曲にはもみ手や回しユリを利用し、一陣の風が通り抜けていくかのような荒々しさと高音の緊張感、後に残る物悲しさを現した見事なものです。
西洋的な音楽表現と東洋の本曲的要素が組み合わさった名曲です。
盤渉調・真虚霊

琴古流本曲の1つで、琴古(キンコ)流の本元となります。
表十八曲「古伝本手(コデンノホンテ)」の一曲です。
8寸管で名称の通り盤渉律にした場合、レの大メリ(F音、ツと同じ)が出てくるなど非常に吹くことが難しいようです。
下り葉

尺八古典本曲の1つです。
琴古(キンコ)流、錦風(キンプウ)流、明暗真法(ミョウアンシンポウ)流の本曲。
別字に下り波(サガリハ、サガリナミ)、降り葉、下李葉、さがり葉、くだり葉ともよばれています。
祇園祭礼の山車が帰って行く時の囃しに吹かれた曲とも云われています。
呼び竹受け竹

尺八古典本曲の1つです。
尺八を吹き合い挨拶する礼儀作法として使われていた模様です。
あらかじめ連絡用の旋律型を決めておく事で、連絡や合図など隠密作業にも利用されたということです。
曲調は異なるが同様の意味合いのものが多数存在します。
鹿の遠音

尺八古典本曲。
琴古流(キンコ)、明暗真法流(ミョウアンシンポウ)、明暗対山(ミョウアンタイザン)、上田流(上村雪翁伝、上田芳憧増補)などの本曲です。
一管だけで吹く場合もあるが、通例は二管での掛け合いで演奏されます。
明暗系の曲は、長らく秘曲とされ、一般にはあまり知られていなかったが、最近ではCDや献奏大会などで聴けるようにもなってます。
越後三谷

尺八古典本曲、三谷の一種です。
越後(現 新潟県)にあった虚無僧寺・明暗寺(通称 越後明暗寺)に伝わった三谷。
正式名称は、越後明暗寺伝の三谷で、数回の焼失の為に最後は中野原に移されたが、それ以前は南蒲原郡下田郷にあった為、その地名から下田三谷(シタダサンヤ、※シモダサンヤ)とも呼ばれる。
明暗寺伝や布袋軒伝・錦風流伝などの他流派に伝わっている三谷と曲の構成などはほぼ同じであるが、表現の仕方(首振りなど)がかなり独特な為、全く違った雰囲気を持っています。