心に響く尺八の名曲集|心を揺さぶる日本の美しい調べ
悠久のときをこえて、日本の伝統楽器「尺八」が奏でる深い調べは、私たちの心に静寂と安らぎをもたらしてくれます。
古くから伝わる尺八曲には、自然の息吹や人々の思いが込められており、その音色は現代を生きる私たちの心も揺さぶります。
この記事では、心に響く尺八の名曲を集めました。
先人が紡いだ作品から、古典の響きと現代のエッセンスが調和した作品まで、幅広く選定しています。
和の心に触れたい方、日本の伝統音楽に興味をお持ちの方は、ぜひゆっくりとお楽しみください。
心に響く尺八の名曲集|心を揺さぶる日本の美しい調べ(1〜10)
息観尺八古典本曲

尺八古典本曲のなかでも、とりわけ禅的な性格が際立つめい想のための作品です。
奏者自身の呼吸そのものが音楽となり、低く長く続く一音一音に自己を深く見つめる精神性が込められています。
旋律は簡素でありながら、息遣いの微細な揺らぎと静寂ともいえる「間」が織りなす音世界は、聴く者を深い内省へと誘います。
本作は海外でも評価されている尺八のための作品。
この奥深い調べに耳を澄ませば、心が静まり安らいでいくのを感じられるでしょう。
風のとおり道久石譲

となりのトトロの挿入曲である『風のとおり道』。
ジブリ作品の音楽のなかでも特に人気の高い本作を尺八で演奏すると、哀愁ただよう雰囲気がプラスされ、また違った魅力がありますよね。
久石譲さんが紡ぐ素朴なメロディは、和楽器との相性も抜群!
原曲との聴き比べを楽しむのもオススメですよ!
アシタカせっ記久石譲

壮大なオーケストレーションで数々の映画を彩ってきた久石譲さん。
彼が手がけた、スタジオジブリ映画『もののけ姫』のエンディングで流れる1曲は、人間と自然の深遠なテーマを、哀愁に満ちた美しい旋律で描き出す、まるで壮大な絵巻物のような作品です。
久石譲さんが生み出す独特な世界観は、神秘的な尺八の音色とも相性抜群です!
雄大な自然に思いをはせたいときや、心を静かに見つめたい夜に、この調べにひたってみてはいかがでしょうか?
手向尺八古典本曲

静寂のなかから立ち上る一息に、心が洗われるような感覚を覚える尺八古典本曲。
亡き人を慰める慈愛と神仏への祈りが、音色そのものに宿っているといわれています。
この楽曲は、横山勝也さんの名盤『竹韻~横山勝也・尺八の世界』に収録されており、アルバムは2021年3月に配信という形で触れることができるようになりました。
慌ただしい日常から離れ、心を鎮めて深く自分と向き合いたいときに最適な1曲。
音と音との間に広がる「間」の美しさに、静かに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
甲乙山本邦山

ひとつの竹から生まれる低音と高音、その2つの響きの対話をテーマとして、人間国宝、山本邦山さんが自身のために作り上げた尺八独奏曲です。
ジャズ奏者との共演も積極的に行い、伝統の枠を越えてきた山本さんならではの、静寂のなかに鋭い緊張感を宿した調べが心に響きます。
本作は1985年頃に制作されたアルバム『山本邦山作品集成(七)』に収められた作品。
深く内省的ながら、どこか張り詰めた空気感をただよわせる音色からは、孤高の精神性さえ感じられるでしょう。
鹿の遠音尺八古典本曲

琴古流、明暗真法流、明暗対山、上田流などの本曲です。
一管だけで吹く場合もありますが、通例は二管での掛け合いで演奏されます。
明暗系の曲は長らく秘曲とされ、一般にはあまり知られていませんでしたが、最近ではCDや献奏大会などでも演奏されるようになりました。
ドキュメンタリー映画「尺八・一声一世」主題曲き乃はち

伝統と革新を融合させるアーティスト、き乃はちさんが手がけた、ドキュメンタリー映画『尺八・一声一世』の主題曲です。
深く響き渡る尺八の音色が、壮大なサウンドと一体となり、聴く者の魂を静かに揺さぶります。
「一つの音に一つの人生を」というテーマが体現されたような、圧倒的な精神性と世界観が印象的。
映画監督がき乃はちさんの音楽に感銘を受け、映画制作を決意したというエピソードも納得の、力強い説得力を持っています。
壮大な自然に思いをはせたいときにピッタリの、感動的な1曲です。



