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雅楽・神楽の名曲。日本の伝統音楽

雅楽の調べは、1300年以上の時を超えて私たちの心に響き続けています。

則天武后さんの愛鳥が「万歳」と鳴いたことから生まれた「万歳楽」や、玄宗さんが風になびく衣装の美しさに魅せられて作曲した「甘州」など、一つ一つの曲に心温まる物語が宿ります。

中国から伝来し、日本の宮廷文化の中で磨き上げられた雅やかな音色は、今なお私たちの心を清らかに潤してくれるのです。

雅楽・神楽の名曲。日本の伝統音楽(1〜20)

宮島・厳島神社 お正月祭典 元始祭 舞楽「胡徳楽」

2016/01/03宮島・厳島神社 お正月祭典 元始祭 舞楽「胡徳楽」
宮島・厳島神社 お正月祭典 元始祭 舞楽「胡徳楽」

胡徳楽(ことくらく)は高麗楽、高麗壱越調、小曲、舞楽で舞(舞人6人)もあります。

酒宴で酔っ払った様子を舞にしたもので、千鳥足で舞台を退出するなどこっけいで喜劇的な舞楽となっています。

この動画はお正月に宮島厳島神社で行われた元始祭の様子です。

舞楽 左舞 「春庭花」

舞楽 左舞 「春庭花」Bugaku Samai “Shundeika”
舞楽 左舞 「春庭花」

春庭楽(しゅんでいらく)は唐楽、双調、中曲、延八拍子、拍子十、新楽で舞(舞人4人)もあります。

番舞は白浜です。

立太子の式や春の節会のときに舞っていました。

管絃または舞楽を一帖だけ舞うときは「春庭楽」と言い、繰り返して二帖舞うときは「春庭花(しゅんでいか)」と言います。

春の花と戯れる様を舞にしたものと言われています。

平調 慶雲楽 龍笛独奏張文収

慶雲楽(きょううんらく)は唐楽、平調、中曲、延八拍子、拍子十、新楽で舞はありません。

景雲楽とも記述されます。

本来の曲名は「両鬼楽」と言いましたが、日本に伝えられたのが慶雲年間なので「慶雲楽」と改名したと言われています。

大国の法では、食事の際にこの曲を演奏するとされていました。

平調 裹頭楽 龍笛独奏李徳祐

裹頭楽(かとうらく)は唐楽、平調、中曲、延八拍子、拍子十二、新楽で舞(舞人4人)もあります。

裸頭楽とも記述されます。

百年に一度、金沙国から蜂の大群が飛んできて人々に被害を与えていたため綿の羅や絹の綾で頭を包んでこの曲を演奏すると、蜂は全滅したと言われています。

古き日本では天皇・皇太子の冠礼に演奏していましたが、現在ではほとんど行われていません。

右方 還城楽

還城楽(げんじょうらく)は唐楽、太食調、中曲、右方、左方、古楽で舞(舞人1人、走舞)もあります。

右方は八多良拍子、拍子十八、左方は早只八拍子、拍子十八です。

怪しい面をつけ、桴を手に持ち、木製の蛇を捕らえて勇壮に舞います。

番舞は抜頭などです。

振鉾三節 2016

振鉾三節(えんぶさんせつ)は、舞楽を行うときに最初に舞われる舞です。

右方舞人1人、左方舞人1人によって舞われます。

一節は左方の舞人が1人で舞い、二節は右方の舞人が1人で舞い、三節で2人の舞人が揃って舞います。

商郊の野で、周の武王が殷を討つために天地の神に祈りを捧げたという故事に由来していると言われています。