世界の有名ギタリスト。歴史に名を刻んだ偉大なギタリストたち。
音楽の歴史に名前を残した世界の有名なギタリストを、ジャンルを限定せずに紹介していきます。
ジャンルの違いだけでなく、バンドの中でのギタリスト、ソロで活躍するギタリストなど、フィールドの違いにも注目してそれぞれの技術を感じていきましょう。
まずはプレイヤーに注目して、そこから新たなジャンルを知っていくのもオススメですよ。
偉大なギタリストたちの名前をおぼえていくことが、世界の音楽や歴史についての知識を深めるきっかけにもなることでしょう。
世界の有名ギタリスト。歴史に名を刻んだ偉大なギタリストたち。(1〜10)
Daddy, Brother, Lover, Little BoyPaul Gilbert
日本で知名度の高いギタリストと言えばポール・ギルバートさんも代表的ですよね。
とにかく手が大きいため、ストレッチ系のフレーズなども得意としていますが、彼の最大の魅力と言えば、正確さとスピードをあわせもった速弾きでしょう。
We Will Rock YouBrian May

イギリスの代表的なロックバンド、クイーンのギタリストとして知られ、ソロでも活躍しているブライアン・メイさん。
天文学者や動物愛護運動家などギタリストではない面も注目される人物です。
「レッド・スペシャル」と呼ばれる自作のギター、ピックのかわりにコインを使うなど、特殊な演奏が独特の音色を生み出しています。
このコインでの演奏はただ強いアタックを生み出すだけでなく、当て方の工夫でさまざまなニュアンスを演出しており、この点から音へのこだわりもしっかりと感じられますね。
この新しい音の追及や音色への細かいこだわりが、クイーンの多彩な楽曲を支えていたのではないでしょうか。
Can’t StopJohn Frusciante

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストとしても活躍したジョン・フルシアンテさん、現代の三大ギタリストのひとりにも選出された人物です。
フェンダーのストラトキャスターやジャガーを使用するイメージが強く、そこから響く軽やかでキレのある音色が魅力ですね。
ソロでの活動の際にはエレクトロニック・ミュージックやヒップホップに着手、音楽への追及が経歴から感じられますね。
ギターソロでは速弾きを披露することもありますが、自分が目立つというよりかは楽曲全体の成立感を意識しているようにも思えます。
世界の有名ギタリスト。歴史に名を刻んだ偉大なギタリストたち。(11〜20)
Midnight in HarlemDerek Trucks

デレク・トラックスさんは現代の三大ギタリストのひとりにも数えられる、アメリカ出身のギタリストです。
ロックとブルースを基本としつつ、ジャズやインド音楽なども取り入れた幅広い音楽性を持っています。
スライドギターの名手としても有名で、この音程を自在に操るテクニックが楽曲に独特な浮遊感を与えていますね。
フィンガー・ピッキングならではのやさしいタッチが、持ち味であるスライドの音色や、テクニカルなフレーズをしっかりと引き立てている印象です。
The Thrill Is GoneB.B. King

ブルースの世界に大きな影響を残したB.B.キングさん、その功績から「キング・オブ・ブルース」とも呼ばれるギタリストです。
自分のギターに「ルシール」と名付けていたことも注目される要素で、ギブソンのES-355を中心にさまざまなギターがルシールとして愛用されました。
ブルースの基本であり王道ともいえるプレイスタイルでありつつ、歌っているときには弾かないことも印象的です。
ギターボーカルではなく、ボーカリストとギタリストを分けて演じていることも、この独特な空気感を生み出している大切なポイントなのかもしれませんね。
Building the ChurchSteve Vai

卓越したテクニックで有名バンドを渡り歩き、ソロ活動を始めてからもエネルギッシュなパフォーマンスとプレイでファンを魅了しているスティーブ・ヴァイさん。
高速タッピングで始まるこの曲は、彼らしい独自のスケールを取り入れていて、ユニークかつシビレる一曲になっています。
Led BootsJeff Beck

ジェフ・ベックさんはイングランド出身のギタリスト、エリック・クラプトンさんやジミー・ペイジさんと並んで、3大ロック・ギタリストとも呼ばれる人物です。
ヤードバーズやジェフ・ベック・グループなど、バンドでも活動していましたが、ソロとしてのイメージが強いギタリストですね。
フェンダー・ストラトキャスターを愛用、トレモロアームを使った奏法で独特な音色を生み出しています。
このアーミングのほかにも、ボリューム奏法やタッピングなど、さまざまな奏法を駆使、キレのあるフレーズをしっかりと聴かせてくれるギタリストです。