ハロウィンに聴きたい&弾きたい!オススメのピアノ曲をピックアップ
まもなくハロウィンシーズン!
不思議な雰囲気たっぷりの音楽で、仮装パーティーやお家時間をもっと楽しみませんか?
クラシックのピアノの名曲から、サントラのテーマ曲のアレンジなどハロウィンの気分を盛り上げるピアノ曲をご紹介します。
ちょっと不気味だけどどこか愛らしい、ハロウィンならではの独特な世界観を、ピアノの音色で味わってみませんか?
BGMとして聴いて楽しむのもよし、ピアノが弾ける方はぜひハロウィンパーティーでその腕前を披露してみてくださいね。
それではどんな曲があるか一緒に見ていきましょう!
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ハロウィンに聴きたい&弾きたい!オススメのピアノ曲をピックアップ(1〜10)
ピアノソナタ 第14番「月光」 第3楽章Ludwig van Beethoven

静かで悲しげな旋律が有名なルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ作品。
ですが、ハロウィンの夜には、怒りが爆発したかのような激しさをともなう第3楽章がおすすめです。
火花を散らすように駆け上がる冒頭の音型は、まさに圧巻の一言!
聴く者を荒れ狂う嵐の中心に放り込むような、息つく暇もないスリルがたまりません。
この鬼気迫る旋律は、パーティーのBGMとして怪しげな雰囲気を演出するのにうってつけです。
1802年に出版された本作は、J-popグループ℃-uteの楽曲『Mugen Climax』でも引用されるなど、時代を超えて人々をとりこにしています。
ピアノで弾きこなせば、喝采を浴びること間違いなしでしょう。
忘れられた調べ Op. 39 – 第5曲 悲劇的ソナタNikolai Medtner

嵐のように激しい情熱が駆け巡る、ドラマティックなピアノ曲です。
ロシアの作曲家、Nikolai Medtnerさんの作品で、連作集『Forgotten Melodies』Op.39に収録され、1922年に出版されました。
ロシア内戦の最中である1919年に書かれたという背景も、本作の持つ悲劇的な雰囲気を際立たせていますね。
息もつかせぬ激情的な展開は、まるでゴシックホラー映画のクライマックスのようです。
ハロウィンの夜に流せば、ミステリアスなムードが高まること間違いなし!
ピアノでこのスリリングな物語を奏でて、パーティーを盛り上げてみませんか?
前奏曲 嬰ハ短調 「鐘」Sergei Rachmaninov

重々しく鳴り響く鐘の音のような和音が、聴く人を一気に荘厳でミステリアスな世界へと誘う作品です。
ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフによる本作は、幽玄なメロディと、内面の激しい動揺を表すかのようなドラマチックな展開の対比が魅力ですよね。
棺の中にいる自分自身の夢から着想を得たという逸話もあり、ハロウィンの少し不気味な雰囲気にぴったり合います!
この楽曲は、1892年に書かれた組曲『Cinq Morceaux de fantaisie』の一曲で、フィギュアスケートの浅田真央さんがプログラムで使用したことでも広く知られています。
ピアノで弾くなら、この静と動のコントラストを意識して物語を語るように演奏すれば、ハロウィンパーティーが盛り上がること間違いなしですよ。
ハロウィンに聴きたい&弾きたい!オススメのピアノ曲をピックアップ(11〜20)
Lux AeternaClint Mansell

壮大でドラマチックな曲調が印象的ですね。
イングランド出身の作曲家、Clint Mansellさんの楽曲です。
2000年9月発売のサウンドトラックアルバム『Requiem for a Dream』に収録された作品で、今も根強い人気があります。
弦楽器が奏でる反復的なフレーズが、じわじわと緊張感を高めていく構成に引き込まれてしまいますね。
歌詞はありませんが、抗えない運命に翻弄される物語を思わせる悲壮感が、ハロウィンのミステリアスな雰囲気にぴったりですよ。
本作は映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の予告編でアレンジ版が使用されたことでも有名です。
壮大で少し不気味な世界観を演出したいハロウィンパーティーにオススメですよ。
妖精の踊りEdvard Grieg

北欧の森の奥深く、月明かりの下で小さな妖精たちが踊る情景が目に浮かぶようなこの作品。
軽やかで愛らしい雰囲気の中に、短調ならではのミステリアスな響きが混じり合い、ハロウィンの幻想的な夜を彩るのにぴったりの一曲ですよね。
ノルウェーを代表する作曲家エドヴァルド・グリーグによって1867年に発表されたピアノ小品集『Lyric Pieces Op.12』に収められています。
ピアニストのイングリット・フジコ・ヘミングさんが演奏するアルバム『グリーグ:ピアノ名曲集』などで聴くことができます。
本作はハロウィンパーティーのBGMとして流せば、不思議でおしゃれな空間を演出できること間違いなし!
ご自身で演奏する際は、妖精の軽やかなステップを表現しつつ、どこか影のある表情を大切に弾いてみてくださいね。
ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲Franz Liszt

文学作品に描かれた地獄の情景から着想を得たというFranz Lisztの大作は、ただ怖いだけではない、奥深いハロウィンを演出したいときにぴったりですね!
冒頭から鳴り響く「悪魔の間隔」と呼ばれる不協和音は、聴く人を一気に不穏な世界へと引きずり込みます。
本作は、その原型が1839年11月にウィーンで演奏された記録が残っており、後に改訂されアルバム『巡礼の年 第2年 イタリア』に収められました。
アルフレッド・ブレンデルやジョルジュ・チフラなどの名演も有名ですよね。
ピアノ演奏としては非常に難易度が高く、地獄の苦悶と天国的な救済という劇的な対比を弾き分けることが肝と言えましょう。
物語を語るように、壮大な世界観を表現してみてください!
子供のアルバム Op. 39 – 第20曲 魔女Pyotr Tchaikovsky

なにか悪いことが起こりそうな、不穏な空気が漂うこの作品は、Pyotr Tchaikovskyが甥にささげたピアノ小品集『Album pour enfants』Op.39の中の一曲です。
この作品集は1878年5月には全曲のスケッチが完成したという、愛情のこもった贈り物なのだそうです。
本作は、速いテンポで駆け抜ける中に、魔女の妖しさとコミカルな恐ろしさが描かれており、まさにハロウィンの雰囲気にぴったりですよね。
この曲を含む作品集は1878年10月に初版が出版されました。
BGMとして楽しむのも良いですが、ピアノで弾けばパーティーが盛り上がること間違いなし。
魔女が飛び回るようなスピード感と歯切れの良さを意識して、ドラマチックに演奏してみてくださいね!






