【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
皆さんは華やかなピアノ曲といえばどんな曲をイメージしますか?
メロディと伴奏を同時に演奏でき、滑らかに旋律をつなげていくだけではなく、打楽器のように勇壮なリズムを生み出すこともできるピアノは、1台でオーケストラを再現できる楽器ともいわれています。
「美しさ」、「切なさ」、「はかなさ」など、さまざまな側面を持つピアノの音色ですが、今回は明るく力強い華やかな一面を、思う存分味わえる中級レベルの作品をピックアップしました!
穏やかな曲や切ない曲がお好きな方にも、この機会にピアノの新たな魅力を発見して弾いてみていただけたら幸いです。
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【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(41〜50)
ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

誰もが一度は耳にしたことのある名曲『トルコ行進曲』。
小学生や中学生のころ、ピアノを習っている同級生が弾いていたなんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな『トルコ行進曲』の魅力は、華やかさと力強さを兼ね備えているところにあります。
華やかな作品というのは、ワルツなどを主体とした柔らかい旋律が一般的ですが、この作品にはメフテル軍楽隊のリズムが取り入れられており、力強さも十分に感じられます。
かっちりとした雰囲気とワルツの軽やかさの両方を、うまく表現できるとよいでしょう。
【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(51〜60)
『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。
1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。
軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。
音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。
ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。
物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。
シャコンヌJ.S.Bach=Busoni

『シャコンヌ』は、ヨハン・セバスティアン・バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ』のなかの最終楽章にあります。
ヴァイオリン曲としても非常に有名ですが、フェルッチョ・ブゾーニがピアノのために編曲しました。
ブゾーニはイタリア出身の作曲家で、バッハの音楽に深い造詣を持ち、その編曲は原曲の精神を尊重しつつ、ピアノならではの豊かな表現を追求しています。
16世紀のスペインの舞曲を元にしたこの曲は、短い主題から始まり、次々と変奏を重ねていきます。
技巧的にも挑戦的で、ピアノの可能性を最大限に引き出す構成となっています。
クラシック音楽の壮大さと繊細さを味わいたい方におすすめの1曲です。
ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ドイツを代表する偉大な作曲家、ヨハネス・ブラームス。
中級レベルの楽曲をいくつも生み出してきたブラームスですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」』。
ブラームスの魅力である重厚な旋律が印象的な1曲です。
本作の難易度はツェルニーでいうところの40~50番あたりでしょうか。
前後が難しいと言われる本作ですが、中間部には重音のレガート奏法が求められるため、激しいパッセージが連発するような作品よりも細部に注意を払って演奏してみてくださいね。
組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré

幼い少女への贈り物として生まれた魅力的なピアノ連弾曲です。
1894年6月に愛らしい2歳の誕生日を祝って作られた本作は、ワルツ風のリズムが心地よく、活発で生き生きとした雰囲気に満ちています。
跳ねるような明るい旋律は、子供たちの無邪気な遊び声や笑顔を思い起こさせ、聴く人の心を温かな気持ちで包み込みます。
フランス音楽ならではの優美さと繊細さを備えながらも、技巧的な難しさは抑えられており、ピアノを学ぶ方々にぴったりの作品です。
家族や友人と連弾を楽しみたい方、温かみのある音楽を演奏したい方におすすめの1曲となっています。
ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)Éric Satie

美しく甘美なワルツは、優雅なメロディーとともに心に響きます。
1900年に誕生したこの楽曲は、情熱的な愛の言葉をストレートに表現した官能的な歌詞とともに、パリのカフェやキャバレーで演奏され人々を魅了してきました。
ロマンティックでありながらも、後のアンビエント音楽の先駆けとなった独創的な和声進行は、聴く人に夢のような感覚を与えます。
流れるようなメロディーと3拍子のリズムが印象的な本作は、ピアノの透明感のある音色を存分に楽しめる名曲です。
優雅な雰囲気を味わいたい方や、心に響く美しいメロディーを求めている方にぜひお勧めしたい一曲です。
楽興の時 Op.16 No.6Sergei Vasil’evich Rachmaninov

ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフが作曲した『楽興の時』のなかの第6曲。
豊かな和声と複雑なリズムが特徴的で、力強いメロディが印象的です。
1905年に完成されたこの曲は、感情豊かでドラマチックな構造が魅力。
ピアノの技巧的な要素とともに、彼の感情的な表現力が存分に発揮されています。
華麗で情感豊かな音楽性は、ラフマニノフならでは。
広範なダイナミクスと複雑なハーモニーを用いて、感情の波を表現しているのが聴きどころですね。
ピアノの明るく力強い華やかな一面を味わいたい方におすすめの1曲です。






