【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
皆さんは華やかなピアノ曲といえばどんな曲をイメージしますか?
メロディと伴奏を同時に演奏でき、滑らかに旋律をつなげていくだけではなく、打楽器のように勇壮なリズムを生み出すこともできるピアノは、1台でオーケストラを再現できる楽器ともいわれています。
「美しさ」、「切なさ」、「はかなさ」など、さまざまな側面を持つピアノの音色ですが、今回は明るく力強い華やかな一面を、思う存分味わえる中級レベルの作品をピックアップしました!
穏やかな曲や切ない曲がお好きな方にも、この機会にピアノの新たな魅力を発見して弾いてみていただけたら幸いです。
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【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(41〜50)
謝肉祭 Op.9Robert Alexandet Schumann

ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが1834年から1835年にかけて作曲したピアノ曲集。
21の短い楽章からなり、仮面舞踏会の参加者や友人、イタリア喜劇の登場人物などを描写しています。
各楽章は異なるキャラクターやテーマを持ち、シューマンの内向的な面や情熱的な面を表現。
特徴的なハーモニーやリズムの工夫が見られ、ロマン派音楽の精神を豊かに表現しています。
本作には、シューマンの婚約者への思いや文学的な趣味が反映されており、「A-S-C-H」や「S-C-H-A」という音符の配列に暗号的なメッセージが込められています。
1910年にはバレエ作品としても取り上げられ、他の芸術分野にも影響を与えました。
シャコンヌJ.S.Bach=Busoni

『シャコンヌ』は、ヨハン・セバスティアン・バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ』のなかの最終楽章にあります。
ヴァイオリン曲としても非常に有名ですが、フェルッチョ・ブゾーニがピアノのために編曲しました。
ブゾーニはイタリア出身の作曲家で、バッハの音楽に深い造詣を持ち、その編曲は原曲の精神を尊重しつつ、ピアノならではの豊かな表現を追求しています。
16世紀のスペインの舞曲を元にしたこの曲は、短い主題から始まり、次々と変奏を重ねていきます。
技巧的にも挑戦的で、ピアノの可能性を最大限に引き出す構成となっています。
クラシック音楽の壮大さと繊細さを味わいたい方におすすめの1曲です。
ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ドイツを代表する偉大な作曲家、ヨハネス・ブラームス。
中級レベルの楽曲をいくつも生み出してきたブラームスですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」』。
ブラームスの魅力である重厚な旋律が印象的な1曲です。
本作の難易度はツェルニーでいうところの40~50番あたりでしょうか。
前後が難しいと言われる本作ですが、中間部には重音のレガート奏法が求められるため、激しいパッセージが連発するような作品よりも細部に注意を払って演奏してみてくださいね。
ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの名作として知られるこの曲は、恋人ジョルジュ・サンドの愛犬が尻尾を追いかける姿から着想を得て作曲されました。
1846年から1848年にかけて作曲され、軽快なリズムと耳に残るメロディが特徴的。
かわいらしさと勢いのあるテンポ感で、ピアノを習う子供たちからも大人気の1曲です。
粒をそろえて弾くには、練習を重ねることはもちろん、指がスムーズに動く指使いを選ぶことも大切。
譜読みの段階で正しい指使いを徹底することで、テンポを無理なく上げられますよ!
楽興の時 Op.16 No.6Sergei Vasil’evich Rachmaninov

ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフが作曲した『楽興の時』のなかの第6曲。
豊かな和声と複雑なリズムが特徴的で、力強いメロディが印象的です。
1905年に完成されたこの曲は、感情豊かでドラマチックな構造が魅力。
ピアノの技巧的な要素とともに、彼の感情的な表現力が存分に発揮されています。
華麗で情感豊かな音楽性は、ラフマニノフならでは。
広範なダイナミクスと複雑なハーモニーを用いて、感情の波を表現しているのが聴きどころですね。
ピアノの明るく力強い華やかな一面を味わいたい方におすすめの1曲です。
【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(51〜60)
愛の挨拶Edward Elgar

ロマンティックな雰囲気に満ちたこの曲は、1888年にエドワード・エルガーが愛妻キャロライン・アリス・ロバーツへ婚約記念として贈られた作品です。
優美で甘美な旋律が特徴で、結婚式や記念日の音楽としても親しまれています。
ヴァイオリンとピアノのために作曲されましたが、ピアノ独奏や管弦楽版などさまざまな編成で楽しめます。
シンコペーションのリズムが印象的で、緩やかに始まり、中間部で転調し、再び主題が戻って高揚しながら終わります。
愛に溢れたこの名曲は、新しい出会いの季節として春の雰囲気にもぴったりです。
I am(『報道ステーション』テーマ曲)森田真奈美

日本人なら誰でも一度は耳にするであろう名曲『I am』。
有名なニュース番組『報道ステーション』のテーマソングとして知られている楽曲ですね。
そんな本作の難易度は、中級のなかでも上位のレベルで、ツェルニーでは50番から60番あたりといったところでしょうか。
ジャンルとしてはジャズで、難所は序盤の激しい高音部のパッセージ。
クラシックではなかなか味わえない、ジャズ特有の難しさがある作品ですが、かっこいい曲なのでぜひ挑戦してみてくださいね。
『蝶々』作品2 第10曲「仮面を脱ぐ」Robert Schumann

心躍るような旋律と繊細な表現が魅力のロベルト・シューマンの初期ピアノ組曲。
わずか12の小品から成る本作は、仮面舞踏会の様子を音楽で描いた小さな物語集です。
1831年に書かれたこの曲は、特に第10曲で物語のクライマックスを迎え、仮面を交換する場面を鮮やかに表現しています。
文学からインスピレーションを得た音楽は、初心者でも手が届く難易度でありながら、ロマン派特有の詩情があふれる世界を体験できます。
ピアノを始めたばかりの方や、短い曲で達成感を味わいたい方にぴったり。
技術的に難しくないので、表現力を磨く練習にも最適です。
エチュード第13番変イ長調Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

春の息吹を感じさせるこの曲は、流麗なアルペジオの連続が特徴的です。
右手が奏でる絶え間ない音の流れは、まるで風に揺れるハープの音色のよう。
その中に左手で紡がれる繊細な旋律が織り込まれ、牧歌的な風景を思い起こさせます。
1836年から1837年にかけて作曲されたこの作品は、技術的な練習曲でありながら、深い音楽的表現を追求しています。
演奏時間は約2分30秒ですが、その短い時間に芸術性と技巧が凝縮されています。
ピアノ学習者はもちろん、美しい音楽に心を癒されたい方にもおすすめの1曲です。
金の粉Erik Satie

音楽界の異端児として有名な作曲家、エリック・サティ。
イージーリスニングのパイオニアといっても過言ではなく、ドビュッシーやラヴェルなどの後世の作曲家に大きな影響を与えた彼。
そんな彼が作曲した華やかなピアノ曲『金の粉』は、彼のこだわりがたっぷりと詰まった1曲です。
華やかさや盛り上がりを見せながらも、全体としてはひかえめな主張にまとめられている点に、サティのこだわりを感じますね。
ぜひチェックしてみてください。
3つの軍隊行進曲 D733 Op.51 第1番Franz Schubert

管弦楽や吹奏楽でも頻繁に演奏されるフランツ・シューベルトの名作『3つの軍隊行進曲』。
ファンファーレの音形をともなった、RPGゲームに登場するような華やかなメロディーが印象的な作品集です。
その中でも特にオススメしたい作品が、こちらの『3つの軍隊行進曲 第1番』。
作品集のトップバッターを務める4分の2拍子、ニ長調の作品で、冒険や旅の始まりを感じさせるような高揚感のただよう華やかなメロディーが魅力です。
幻想曲 Op.28Alexander Scriabin

ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンが1900年に作曲したピアノ独奏曲。
単一楽章のソナタ形式で書かれ、高度な技巧を要求する作品です。
冒頭のロ短調で始まり、その後ニ長調の美しい旋律が登場。
中盤では激しい対位法的な展開があり、両手のアルペジオが印象的。
フィナーレではロ長調での力強い終結部があり、ワーグナーの影響を感じさせるクライマックスを迎えます。
複雑なテクスチャと豊かな感情表現が特徴的な本作。
スクリャービンの中期作品としての重要性が高く、後期の抽象的な作品への橋渡し的役割を果たしています。
華やかで力強い一面を持つピアノ作品をお探しの方におすすめです。
エチュード Op25 No.11「木枯らし」Frederic Chopin

19世紀を代表するロマン派の作曲家、フレデリック・ショパンが1836年に作曲したこの曲は、『エチュード 作品25』のなかの第11番です。
激しい音の流れと左手の跳躍が特徴的で、冬の嵐を音で表現したかのよう。
イ短調の主題が繰り返される中、時折ハ長調に転調し、感情的な対比を生み出します。
演奏者には高度な技術と持久力が求められますが、単なる技巧的な練習曲ではなく、深い音楽的表現を伴う作品となっています。
ロマン派音楽の特色である感情の深さと技術的な精緻さを兼ね備えた本作は、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめです。
映画『グリーンブック』の終盤でも使用されており、主人公のピアニストが演奏するシーンに登場します。
華やかなワルツGlenda Austin

華やかで優雅なワルツのリズムに乗せて、ジャズの要素が巧みに織り込まれた本作は聴く人の心を魅了します。
流麗な旋律の中にも現代的なアレンジが施され、その洗練された曲調は演奏者の表現力を引き出してくれます。
グレンダ・オースティンの作品はピアノ教室や音楽教育の現場で教材として採用されており、発表会やコンクールでの演奏曲として選ばれることも多い作品です。
本作は、ワルツ特有のリズム感を大切にしながらも、技術的な挑戦と音楽的な楽しさを兼ね備えた楽曲として、小学校高学年の学習者にぴったりの1曲といえるでしょう。
ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)Éric Satie

美しく甘美なワルツは、優雅なメロディーとともに心に響きます。
1900年に誕生したこの楽曲は、情熱的な愛の言葉をストレートに表現した官能的な歌詞とともに、パリのカフェやキャバレーで演奏され人々を魅了してきました。
ロマンティックでありながらも、後のアンビエント音楽の先駆けとなった独創的な和声進行は、聴く人に夢のような感覚を与えます。
流れるようなメロディーと3拍子のリズムが印象的な本作は、ピアノの透明感のある音色を存分に楽しめる名曲です。
優雅な雰囲気を味わいたい方や、心に響く美しいメロディーを求めている方にぜひお勧めしたい一曲です。



