【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
皆さんは華やかなピアノ曲といえばどんな曲をイメージしますか?
メロディと伴奏を同時に演奏でき、滑らかに旋律をつなげていくだけではなく、打楽器のように勇壮なリズムを生み出すこともできるピアノは、1台でオーケストラを再現できる楽器ともいわれています。
「美しさ」、「切なさ」、「はかなさ」など、さまざまな側面を持つピアノの音色ですが、今回は明るく力強い華やかな一面を、思う存分味わえる中級レベルの作品をピックアップしました!
穏やかな曲や切ない曲がお好きな方にも、この機会にピアノの新たな魅力を発見して弾いてみていただけたら幸いです。
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【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(41〜50)
ポロネーズ第3番イ長調 Op.40-1「軍隊ポロネーズ」Frederic Chopin

明るく威厳のある曲調から『軍隊ポロネーズ』の愛称で親しまれている『ポロネーズ第3番イ長調 作品40-1』。
堂々たる雰囲気とリズムは、フレデリック・ショパンの祖国ポーランドの雄大さを表現しているともいわれています。
ひねりのないシンプルな構成で作曲されているため、親しみを感じやすいのもこの曲の魅力の一つ。
最初から最後まで力強さを保ったまま演奏するためには、腕や肩の力を抜くことが大切です。
和音の連続で体が固まりやすいので、まずは少し簡単にアレンジされた楽譜から挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

ウィーンの音楽家モーツァルトが31歳の時に作曲した本作は、彼の代表作の一つです。
父の死後間もない1787年8月に完成させ、軽快で楽しげな雰囲気が特徴的。
4つの楽章からなり、特に第1楽章の印象的なメロディは広く知られています。
今回紹介しているものはピアノ独奏バージョンですが、弦楽合奏や弦楽四重奏で演奏されることが多く、どちらも聴く人を魅了します。
モーツァルトの天才的な才能が光る、美しく洗練された旋律と構成は、クラシック音楽ファンだけでなく、誰もが楽しめる魅力にあふれています。
組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré

幼い少女への贈り物として生まれた魅力的なピアノ連弾曲です。
1894年6月に愛らしい2歳の誕生日を祝って作られた本作は、ワルツ風のリズムが心地よく、活発で生き生きとした雰囲気に満ちています。
跳ねるような明るい旋律は、子供たちの無邪気な遊び声や笑顔を思い起こさせ、聴く人の心を温かな気持ちで包み込みます。
フランス音楽ならではの優美さと繊細さを備えながらも、技巧的な難しさは抑えられており、ピアノを学ぶ方々にぴったりの作品です。
家族や友人と連弾を楽しみたい方、温かみのある音楽を演奏したい方におすすめの1曲となっています。
ハンガリー舞曲 第5番Johannes Brahms

連弾の練習曲として発表会などでも頻繁に耳にするヨハネス・ブラームスの作品『ハンガリー舞曲 第5番』。
誰しも一度は耳にする名曲ですね。
この作品はロマの音楽から強い影響を受けた作品で、のちのジプシージャズにも通ずる旋律がいたるところで登場します。
華やかというよりは激情を感じさせるメロディーですが、中盤には柔らかさも感じる華やかなメロディーにまとめられています。
連弾の華やかさはそのままに、独奏用にアレンジされた楽譜も出版されていますので、ぜひチャレンジしてみてください!
ピアノ曲集『お菓子の世界』 終曲「お菓子の行進曲」湯山昭

日本を代表する偉大な作曲家の1人、湯山昭さん。
旭日小綬章を受賞している偉人ですね。
そんな彼の作品のなかでも、特に華やかな雰囲気にまとめられている作品が、こちらの『ピアノ曲集「お菓子の世界」終曲「お菓子の行進曲」』。
子供から大人まで楽しめるようにというコンセプトのもと、1973年に作曲された作品ですが、非常におしゃれなメロディのため、子供が歌う童謡などとはまったく雰囲気が異なります。
ジャズやフゲッタを主体としたさまざまなジャンルの旋律が入り乱れる様子を、楽しみながら演奏できるとよいですね。
アルプスの夕映えTheodor Oesten

ドイツ出身の作曲家、テオドール・エステン。
幼少期から音楽に親しみ、後にベルリンで人気のピアノ教師として活躍しました。
本作は、アルプス山脈の美しい夕暮れを音楽で描いた、繊細かつ優美なピアノ曲。
1861年にライプツィヒで初めて出版され、エステンの代表作『人形の夢と目覚め』と並び、発表会でもよく演奏される定番曲です。
アルプスの見事な夕景が幻想的に表現されるこの曲は、表現力を存分に発揮したい方にピッタリ!
心を込めて演奏すれば、聴く人に癒やしのひとときを感じさせられます。
ぜひ弾いてみてくださいね。
ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)Éric Satie

美しく甘美なワルツは、優雅なメロディーとともに心に響きます。
1900年に誕生したこの楽曲は、情熱的な愛の言葉をストレートに表現した官能的な歌詞とともに、パリのカフェやキャバレーで演奏され人々を魅了してきました。
ロマンティックでありながらも、後のアンビエント音楽の先駆けとなった独創的な和声進行は、聴く人に夢のような感覚を与えます。
流れるようなメロディーと3拍子のリズムが印象的な本作は、ピアノの透明感のある音色を存分に楽しめる名曲です。
優雅な雰囲気を味わいたい方や、心に響く美しいメロディーを求めている方にぜひお勧めしたい一曲です。