【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
皆さんは華やかなピアノ曲といえばどんな曲をイメージしますか?
メロディと伴奏を同時に演奏でき、滑らかに旋律をつなげていくだけではなく、打楽器のように勇壮なリズムを生み出すこともできるピアノは、1台でオーケストラを再現できる楽器ともいわれています。
「美しさ」、「切なさ」、「はかなさ」など、さまざまな側面を持つピアノの音色ですが、今回は明るく力強い華やかな一面を、思う存分味わえる中級レベルの作品をピックアップしました!
穏やかな曲や切ない曲がお好きな方にも、この機会にピアノの新たな魅力を発見して弾いてみていただけたら幸いです。
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【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(1〜10)
ピアノソナタk.545 ハ長調Wolfgang Amadeus Mozart

穏やかで優美な旋律と、軽快なリズムが調和した作品です。
3楽章で構成された本作は、まるでひとつの物語を聴いているかのような魅力に溢れています。
第1楽章は明るく爽やかな旋律が印象的で、第2楽章では柔らかい表情を見せながら、優雅な雰囲気を醸し出します。
第3楽章では遊び心のある明るい旋律が心を弾ませてくれます。
1788年6月に書かれた本作は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの繊細な技巧と豊かな表現力が存分に活かされており、華やかで洗練された響きを楽しめます。
心温まる旋律とピアノならではの魅力が詰まった本作は、気分転換や癒しの時間を求める方におすすめの1曲です。
パレードNEW!Maurice Ravel

壮大な物語の始まりを告げるような、力強くドラマティックなサウンドが聴く人の心を揺さぶる一曲。
広島県で教壇に立ちながら、吹奏楽作品を数多く手掛ける堀内俊男さんの作品です。
静かなパートでの繊細な音の対話から、全合奏が一体となって突き進むクライマックスへの展開は圧巻で、まるで伝説の序章を音楽で体験しているかのような没入感が味わえます。
この楽曲は2006年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲として書かれ、参考演奏がアルバム『全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏集2005‑2008』に収められています。
個々の技術だけでなくバンド全体の表現力が問われる本作は、仲間と一つの壮大な物語を紡ぎたい時にこそ演奏してほしい名曲です。
高雅で感傷的なワルツ 第1ワルツ,Modéré(モデラート) ト長調NEW!Maurice Ravel

伝統的なワルツに、モーリス・ラヴェルらしい近代的な響きを融合させた組曲『Valses nobles et sentimentales』。
その幕開けを飾る第1曲は、優雅でありながらどこか物憂げな、不思議な気持ちにさせられる1曲です。
この楽曲は、1911年5月の初演で作曲者名を伏せて演奏され、その斬新さで聴衆を驚かせました。
華やかな舞踏会で踊りながらも、ふと心によぎる秘めた想い…そんな情景が目に浮かぶようです。
バレエ『Adélaïde, ou le langage des fleurs』としても知られています。
本作は、これまでのワルツのイメージを覆すような、リズムやハーモニーの面白さを感じたい方にぴったり!
華やかさの奥に潜む憂いを表現できるよう、角のないやわらかい音で演奏しましょう。
【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(11〜20)
無言歌集 第1巻 第3番 狩人の歌 Op.19Felix Mendelssohn

力強く躍動感のある旋律が印象的なピアノ曲です。
狩りの情景を巧みに表現した本作は、ホルンの響きを思わせる華やかな音色と、繊細なリズムが特徴的。
1832年に出版されたアルバム『無言歌集 第1巻』に収録され、今なお多くのピアニストに愛され続けています。
音楽の中に描かれた狩りの興奮と高揚感は、聴く人の心を瞬く間に魅了するでしょう。
フェリックス・メンデルスゾーンの豊かな表現力が遺憾なく発揮された本作は、華やかで活気に満ちた演奏を楽しみたい方や、ピアノの多彩な表現力に触れたい方にぴったりの1曲です。
バラード 第1番 Op.23Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンが1835年に作曲したピアノ独奏曲です。
4曲あるバラードのなかで1番最初に書かれ、ショパンの短い人生の中でも比較的初期にあたる作品。
そのため後期の作品に比べると、エネルギッシュな若さを感じさせられますが、内容の充実さや感情的な深みも十分に兼ね備えています。
2002年の映画『戦場のピアニスト』で使用されたほか、フィギュアスケーターの浅田真央選手と羽生結弦選手が使用したことでも知られています。
ピアノの魅力を存分に味わいたい方におすすめの1曲です。
Summer久石譲

映画『菊次郎の夏』のために作られたピアノ曲が、夏の爽やかな陽気とあたたかな出会いを表現した名曲として親しまれています。
清々しいリズムにのせて、純真な少年の旅路と心の成長が綴られていき、人生のドラマを見事に音色で描き出しています。
映画公開後は多くのCMでも使用され、トヨタ・カローラのCMでは「変われるって、ドキドキ。」というキャッチコピーとともに放映されました。
シンプルながらも奥深いメロディーは、聴く人の心に響く魅力を持っています。
少年の視点から見る夏の風景を音楽で表現した本作は、温かみのある音色と絶妙な和音の使い方により、懐かしさや切なさも感じられる一曲です。
優しい雰囲気と爽やかな余韻を楽しみたい方におすすめです。
エチュード Op.10 No.1Frederic Chopin

19世紀を代表するロマン派の作曲家、フレデリック・ショパンの『エチュード Op.10』の第1番は、華やかで力強い印象の作品です。
右手による広範囲なアルペッジョが特徴的で、まるで滝のような流れを感じさせます。
『エチュード』とあるように技巧的な練習曲ではありますが、音楽的な表現も重視されており、響きや風景の変化も感じられると良いですね。
また、右手のアルペッジョは4オクターブを超える音域をカバーし、演奏者の技術を存分に引き出します。
ピアノの魅力を存分に味わいたい方や、華やかな旋律が好きな方におすすめの1曲です。