【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
皆さんは華やかなピアノ曲といえばどんな曲をイメージしますか?
メロディと伴奏を同時に演奏でき、滑らかに旋律をつなげていくだけではなく、打楽器のように勇壮なリズムを生み出すこともできるピアノは、1台でオーケストラを再現できる楽器ともいわれています。
「美しさ」、「切なさ」、「はかなさ」など、さまざまな側面を持つピアノの音色ですが、今回は明るく力強い華やかな一面を、思う存分味わえる中級レベルの作品をピックアップしました!
穏やかな曲や切ない曲がお好きな方にも、この機会にピアノの新たな魅力を発見して弾いてみていただけたら幸いです。
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【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(51〜60)
『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。
1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。
軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。
音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。
ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。
物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。
謝肉祭 Op.9Robert Alexandet Schumann

ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが1834年から1835年にかけて作曲したピアノ曲集。
21の短い楽章からなり、仮面舞踏会の参加者や友人、イタリア喜劇の登場人物などを描写しています。
各楽章は異なるキャラクターやテーマを持ち、シューマンの内向的な面や情熱的な面を表現。
特徴的なハーモニーやリズムの工夫が見られ、ロマン派音楽の精神を豊かに表現しています。
本作には、シューマンの婚約者への思いや文学的な趣味が反映されており、「A-S-C-H」や「S-C-H-A」という音符の配列に暗号的なメッセージが込められています。
1910年にはバレエ作品としても取り上げられ、他の芸術分野にも影響を与えました。
ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)Éric Satie

美しく甘美なワルツは、優雅なメロディーとともに心に響きます。
1900年に誕生したこの楽曲は、情熱的な愛の言葉をストレートに表現した官能的な歌詞とともに、パリのカフェやキャバレーで演奏され人々を魅了してきました。
ロマンティックでありながらも、後のアンビエント音楽の先駆けとなった独創的な和声進行は、聴く人に夢のような感覚を与えます。
流れるようなメロディーと3拍子のリズムが印象的な本作は、ピアノの透明感のある音色を存分に楽しめる名曲です。
優雅な雰囲気を味わいたい方や、心に響く美しいメロディーを求めている方にぜひお勧めしたい一曲です。
金の粉Erik Satie

音楽界の異端児として有名な作曲家、エリック・サティ。
イージーリスニングのパイオニアといっても過言ではなく、ドビュッシーやラヴェルなどの後世の作曲家に大きな影響を与えた彼。
そんな彼が作曲した華やかなピアノ曲『金の粉』は、彼のこだわりがたっぷりと詰まった1曲です。
華やかさや盛り上がりを見せながらも、全体としてはひかえめな主張にまとめられている点に、サティのこだわりを感じますね。
ぜひチェックしてみてください。
【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(61〜70)
ワルツ エチュードWilliam Gillock

美しい3拍子のリズムが魅力的なクラシック曲で、活発で華やかなワルツのリズムの冒頭から観客を魅了します。
ト長調で始まり変ホ長調に転調する中間部では、テンポがゆったりと落ち着き、曲全体に深みのある表情を与えています。
繊細なタッチと力強い表現力が求められる本作は、1972年に公開された作品で、ピアノの表現力を存分に引き出すことが可能です。
美しい旋律と華やかさを兼ね備えた構成により、発表会での演奏に最適な1曲といえるでしょう。
技巧面での工夫が随所にちりばめられており、練習を重ねることで音楽性も高められる優れた作品です。
ワルツのリズムや転調による色彩の変化を体験できる、小学校高学年の発表会にぴったりの曲となっています。
組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré

幼い少女への贈り物として生まれた魅力的なピアノ連弾曲です。
1894年6月に愛らしい2歳の誕生日を祝って作られた本作は、ワルツ風のリズムが心地よく、活発で生き生きとした雰囲気に満ちています。
跳ねるような明るい旋律は、子供たちの無邪気な遊び声や笑顔を思い起こさせ、聴く人の心を温かな気持ちで包み込みます。
フランス音楽ならではの優美さと繊細さを備えながらも、技巧的な難しさは抑えられており、ピアノを学ぶ方々にぴったりの作品です。
家族や友人と連弾を楽しみたい方、温かみのある音楽を演奏したい方におすすめの1曲となっています。
幻想曲 Op.28Alexander Scriabin

ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンが1900年に作曲したピアノ独奏曲。
単一楽章のソナタ形式で書かれ、高度な技巧を要求する作品です。
冒頭のロ短調で始まり、その後ニ長調の美しい旋律が登場。
中盤では激しい対位法的な展開があり、両手のアルペジオが印象的。
フィナーレではロ長調での力強い終結部があり、ワーグナーの影響を感じさせるクライマックスを迎えます。
複雑なテクスチャと豊かな感情表現が特徴的な本作。
スクリャービンの中期作品としての重要性が高く、後期の抽象的な作品への橋渡し的役割を果たしています。
華やかで力強い一面を持つピアノ作品をお探しの方におすすめです。






