【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
皆さんは華やかなピアノ曲といえばどんな曲をイメージしますか?
メロディと伴奏を同時に演奏でき、滑らかに旋律をつなげていくだけではなく、打楽器のように勇壮なリズムを生み出すこともできるピアノは、1台でオーケストラを再現できる楽器ともいわれています。
「美しさ」、「切なさ」、「はかなさ」など、さまざまな側面を持つピアノの音色ですが、今回は明るく力強い華やかな一面を、思う存分味わえる中級レベルの作品をピックアップしました!
穏やかな曲や切ない曲がお好きな方にも、この機会にピアノの新たな魅力を発見して弾いてみていただけたら幸いです。
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【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!(41〜60)
展覧会の絵より「プロムナード」Modest Mussorgsky

ロシア五人組の1人、モデスト・ムソルグスキーによって作曲されたピアノ組曲『展覧会の絵』。
その中でも特にオススメしたい作品が、こちらの『展覧会の絵より「プロムナード」』です。
日本のメディアでも頻繁に使用されているため、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
実はこの作品、ヴィクトル・ハルトマンというロシアの画家が亡くなったことにショックを受けて作られた作品なんです。
そうした背景を持ちながらも華やかな曲調にまとめられているのは、ムソルグスキー自身が画家の死を悼みながらも、展覧会を心から楽しんでいることのあらわれともいえるでしょう。
舟歌 Op.60 CT6 嬰ヘ長調Frederic Chopin

「舟歌」とは水の都ヴェネツィアのゴンドラをイメージしたピアノ曲であり、もともとは船頭が船に乗って口ずさんでいた歌が由来なのだとか。
数多くの著名な作曲家が「舟歌」を作曲していますが、なかでも特に有名なのがフレデリック・ショパンの作品!
通常「舟歌」はゆったりとした8分の6拍子で構成されていますが、ショパンの『舟歌』は8分の12拍子を用いて雄大な、そして優雅な雰囲気を演出している点が特徴的です。
陽光に照らされた水面にゴンドラが浮かぶ優雅な風景を想像しながら演奏してみてくださいね。
ハンガリー舞曲 第5番Johannes Brahms

連弾の練習曲として発表会などでも頻繁に耳にするヨハネス・ブラームスの作品『ハンガリー舞曲 第5番』。
誰しも一度は耳にする名曲ですね。
この作品はロマの音楽から強い影響を受けた作品で、のちのジプシージャズにも通ずる旋律がいたるところで登場します。
華やかというよりは激情を感じさせるメロディーですが、中盤には柔らかさも感じる華やかなメロディーにまとめられています。
連弾の華やかさはそのままに、独奏用にアレンジされた楽譜も出版されていますので、ぜひチャレンジしてみてください!
エチュード第13番変イ長調Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

春の息吹を感じさせるこの曲は、流麗なアルペジオの連続が特徴的です。
右手が奏でる絶え間ない音の流れは、まるで風に揺れるハープの音色のよう。
その中に左手で紡がれる繊細な旋律が織り込まれ、牧歌的な風景を思い起こさせます。
1836年から1837年にかけて作曲されたこの作品は、技術的な練習曲でありながら、深い音楽的表現を追求しています。
演奏時間は約2分30秒ですが、その短い時間に芸術性と技巧が凝縮されています。
ピアノ学習者はもちろん、美しい音楽に心を癒されたい方にもおすすめの1曲です。
シャコンヌJ.S.Bach=Busoni

『シャコンヌ』は、ヨハン・セバスティアン・バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ』のなかの最終楽章にあります。
ヴァイオリン曲としても非常に有名ですが、フェルッチョ・ブゾーニがピアノのために編曲しました。
ブゾーニはイタリア出身の作曲家で、バッハの音楽に深い造詣を持ち、その編曲は原曲の精神を尊重しつつ、ピアノならではの豊かな表現を追求しています。
16世紀のスペインの舞曲を元にしたこの曲は、短い主題から始まり、次々と変奏を重ねていきます。
技巧的にも挑戦的で、ピアノの可能性を最大限に引き出す構成となっています。
クラシック音楽の壮大さと繊細さを味わいたい方におすすめの1曲です。