平成のボカロシーンを彩った人気曲・名曲まとめ
2007年に登場した初音ミクをきっかけにボカロ界隈にはさまざまな名曲が誕生してきました。
ラブソングから応援歌、病み曲、またポップスやロック、ダンスミュージック、ヒップホップなどあらゆるジャンルの音楽が存在しています。
今回この記事では、ボカロシーンの人気を確立するきっかけとなった、平成に生まれた楽曲の数々を紹介します。
リリースから時間がたった今もなお愛され続けている人気作たちに、ぜひ触れてみてください!
平成のボカロシーンを彩った人気曲・名曲まとめ(1〜10)
六兆年と一夜物語kemu

迫力のあるミクスチャーロックがボカロシーンに衝撃を与えました。
作曲家、またロックバンドPENGUIN RESEARCHのメンバーとしても活動している堀江晶太さんがkemu名義で2012年に発表した作品です。
圧の強いサウンドにIAの芯ある歌声がマッチした楽曲で、音量を上げて聴きたくなる仕上がり。
また悲しいストーリーが見えてくる歌詞も魅力の一つで、のちに小説化もされています。
スマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』収録曲なので、そちらで知った人もいらっしゃるでしょう・
拝啓ドッペルゲンガーkemu

自分と瓜二つの存在との出会いから始まる、不思議で妖しい世界観が魅力の1曲。
kemuさんが2017年に発表した作品で、高速リズムと重厚なギターサウンドが特徴的。
そしてGUMIの真っすぐな歌声が物語を鮮やかに彩ります。
歌詞では自分の居場所を奪っていく分身とのやりとりを通して、アイデンティティの揺らぎや自己探求という普遍的なテーマを表現。
ミクスチャーロックが好きなら絶対刺さりますよ!
命に嫌われている。カンザキイオリ

生と死の狭間で揺れる思いを圧倒的な表現力で描きあげた作品です。
カンザキイオリさんの代表曲の一つで、2017年8月に公開されました。
2021年には『第72回NHK紅白歌合戦』でまふまふさんによってカバーされ話題に。
疾走感あるメロディーと、現代社会への痛烈な批判を込めた歌詞が見事に融合しています。
また歌詞からはネガティブな感情に支配されたとしても必死に生きること、その尊さが伝わってくるんですよね。
人生に迷いを感じている時、あるいは命の価値について考えたい時にぜひ。
平成のボカロシーンを彩った人気曲・名曲まとめ(11〜20)
マトリョシカハチ

にぎやかかつ異国間のあるロックサウンドは中毒性ばつぐん!
説明不要かもしれません、シンガーソングライター米津玄師さんがボカロPハチ名義でリリースした楽曲の一つです。
2010年10月に発表、すぐさま人気曲の仲間入り。
体が勝手に揺れてしまうリズム、耳から離れなくなるメロディーライン、歌詞のどこか退廃的な世界観など、魅力を挙げるとキリがありません。
MVに登場するミクとGUMIのコスプレも、いろんな方がやっていましたよね!
メルトryo

ボカロシーンの最初期を飾る名曲の一つです。
クリエイターユニットsupercellのコンポーザーとして活躍しているryoさんによる楽曲で、2007年に発表されました。
大好きな人への甘酸っぱい思いが詰まった歌詞に、胸キュンしないわけがないですよね。
当時のボカロ曲は「ボカロの気持ちを歌にする」というのが作り方としての王道パターンだったのですが、この曲は初音ミクではなく「恋する1人の少女」が主人公。
相手との関係はこの後どうなるんだろう……など、想像性、物語性を持たせたことが、ヒットした理由の一つなのかもしれません。
何でも言うことを聞いてくれるアカネチャンGYARI

『何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン』はボカロPのGYARIさんが手がけた楽曲で、2017年12月に公開されました。
琴葉茜の相槌と結月ゆかりの熱い語りのコントラストが絶妙な作品です。
友人の話を半分聞き流している感じに笑っちゃうんですよね。
この世界観を音楽にできるGYARIさん、さすがです。
笑ってしまうボカロ曲を探しているならぜひチェックしてみてください。
アンノウン・マザーグースwowaka

スピーディーな曲調と哲学的な歌詞が織りなす極上の1曲です。
ボカロP、wowakaさんによる楽曲で、2017年8月にリリース。
初音ミクを通して「愛」や「模倣」を表現しており、その世界観と魂の震えのような歌声に思わず引き込まれます。
また中毒性の高いロックサウンド、音がどんどん押し寄せてくる感じが最高にかっこいいんですよね。
感情を解放したい時に聴くのがオススメです。