平成のボカロシーンを彩った人気曲・名曲まとめ
2007年に登場した初音ミクをきっかけにボカロ界隈にはさまざまな名曲が誕生してきました。
ラブソングから応援歌、病み曲、またポップスやロック、ダンスミュージック、ヒップホップなどあらゆるジャンルの音楽が存在しています。
今回この記事では、ボカロシーンの人気を確立するきっかけとなった、平成に生まれた楽曲の数々を紹介します。
リリースから時間がたった今もなお愛され続けている人気作たちに、ぜひ触れてみてください!
平成のボカロシーンを彩った人気曲・名曲まとめ(31〜40)
心壊サミットDECO*27

自己のあり方を問いかける歌詞のメッセージ性に考えさせられます。
『ヴァンパイア』『サラマンダー』など数々のヒット曲を生んできた人気ボカロP、DECO*27さんによる楽曲で、2009年にリリースされました。
切なげな歌声とメロディーラインが耳に残る、ミドルテンポのミクスチャーロックです。
キャッチーな曲調でとても聴きやすいぶん、言葉の一つひとつが胸に刺さる気がします。
自分の中にいる自分……あなたは感じたことがあるでしょうか。
カンタレラ黒うさP

ボカロシーンの中でゴシックな世界観の曲って昔から現在にいたるまで、ずっと人気がありますよね!
「ボカロといえば」とも言える人気曲『千本桜』の生みの親でもある、黒うさPさんが手がけた楽曲で、2008年2月に公開。
もとは黒うさPさん在籍の同人サークルWhiteFlameの曲で、ここでご紹介しているのはつまり、ボカロによるセルフカバーアレンジ版。
ドラマチックなサウンドと大人っぽいボーカルワークがマッチした、物語性の強い作品です。
KAITOの色気のある歌声がステキなんですよね!
ツギハギスタッカートとあ

ボカロPであるとあさんの知名度を広めたのが14作目となる2014年リリースの『ツギハギスタッカート』で、初音ミク7周年記念企画で配信された作品のうちの1つです。
ニコニコ動画で10万回再生を超え殿堂入りを果たし、2016年にはミリオンセラーを達成しました。
タイトルにある「スタッカート」は短く音をハネさせて演奏することで、楽曲の中でも特徴的なサウンドを生み出しているんですよね。
実らない片思いを歌った歌詞は、聴いていると切ない気持ちにさせてくれます。
寂し気な夜に聴くにはピッタリのナンバーです。
ワンダーラストsasakure.UK

『トンデモワンダーズ』『フューチャー・イヴ』なども手がけた、ボカロシーンの第一線で活躍し続けているボカロPの1人、sasakure.UKさんによる楽曲で、2009年2月に発表されました。
予想できない曲展開とチップチューンを入れ込んだ前衛的なサウンドが特徴的な作品です。
このころからすでに「sasakure.UKさんの音楽」って感じで良いですよね。
発表から時間がたった今でも「新しい」と思えてしまいます。
2019年にリメイク版が投稿されていますので、まだの方はぜひ!
桜前線異常ナシワタルP
勢い、疾走感のある和風ボカロ曲です。
ボカロP、ワタルPさんによる楽曲で、2010年に発表されました。
まずメリハリのある曲調がめちゃくちゃかっこいいんですよね!
ロックテイストなサウンドアレンジに、ミクのパワフルなボーカルがよく合っています。
「少しずつでいい、自分だけの花を咲かせよう」という歌詞のメッセージ性は熱い仕上がり。
未来に向かって進んでいくためのパワーがもらえる、とてもエネルギッシュな作品です。
平成のボカロシーンを彩った人気曲・名曲まとめ(41〜50)
白い雪のプリンセスはのぼる↑P

世界の名作『白雪姫』を題材にした、壮大かつ疾走感のあるロックナンバーです。
『恋はきっと急上昇☆』『モノクロ∞ブルースカイ』の作者としても知られているボカロP、のぼる↑さんによる楽曲で、2010年2月に発表されました。
ダイナミックな音像とミクの芯ある歌声がぴたりと合致。
かわいさ、かっこよさ、ドラマ性などさまざまな魅力を持っています。
ただ、歌詞の意味合いを考察するとちょっとした怖さも。
多角的に楽しめるボカロ曲だと思います。
朝焼け、君の唄。ほえほえP

『ハロ/ハワユ』などの代表曲を持つことで知られるボカロPのほえほえPさん。
彼が2009年に制作した『朝焼け、君の唄』は、初期のボカロシーンで人気を集めたロックナンバーです。
思いを寄せる人への気持ちがあふれる場面を描いており、胸が熱くなるような切ない恋心を歌い上げています。
四つ打ちのビートで展開する情熱的なバンド演奏からも、エモーショナルな感情が伝わるでしょう。
さまざまな情景が思い浮かぶ歌詞とともに、初音ミクの歌唱がじんわりと心に響くボカロ曲です。