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【2025】素晴らしきアイリッシュ~アイルランド出身の人気バンド

歴史ある国、アイルランドから生まれる音楽はとても魅力的で、アイリッシュという単語を目にしただけで興味を持つ音楽好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

日本人も含めて、アイルランド人ではないミュージシャンが鳴らすアイリッシュ・フォークやアイリッシュ・パンクなどもあるほどです。

今回の記事では、そんなアイルランドが輩出した素晴らしいロック・バンドや音楽グループをピックアップ。

世界的な人気バンドから最近の若手注目株まで、幅広いラインアップで紹介します!

洋楽がお好きな方でも、実はアイルランド人のバンドとは知らなかった、なんて発見があるかも?

ぜひご覧ください!

【2025】素晴らしきアイリッシュ~アイルランド出身の人気バンド(1〜20)

SuperheroesThe Script

The Script – Superheroes (Official Video)
SuperheroesThe Script

2008年のセルフタイトルのデビュー・アルバムを皮切りに、リリースしたアルバムすべてが本国アイルランドで1位を獲得している人気バンドが、ザ・スクリプトです。

イギリスでもほとんどのアルバムがチャート1位を記録しており、アメリカをはじめとする各国における人気も高い、まさにアイルランドが世界に誇るべき国民的バンドと言えるでしょう。

デビュー以来、不動の3人で活動を続けるザ・スクリプトの音楽性は、メイン・ボーカルを務めるダニエル・オドナヒューさんの伸びやかな歌声と美しいメロディを軸として、アイルランド伝統の音楽性とモダンなロック、ポップス、ヒップホップからR&Bに至るまで、さまざまな音楽ジャンルを融合させたハイブリッドなものです。

卓越したソングライティング・センスから生まれる楽曲の数々は、いつまでも色あせないクオリティを持った名曲ばかり。

幅広い音楽性を持ち合わせながらも、聴く人を選ばない魅力があり、洋楽をあまり聴かないという方であってもオススメできるバンドです!

Whiskey In The JarTHIN LIZZY

Thin Lizzy – Whiskey In The Jar (official music video)
Whiskey In The JarTHIN LIZZY

アイルランドが生んだ偉大なる伝説のロック・バンド、シン・リジィ。

ベースとボーカル、主な作詞・作曲を担当するフィル・ライノットさんを中心として1969年に結成され、2020年代の今も「アイルランドの英雄」として国民的な人気を誇る存在です。

初期はアイリッシュ音楽とロックを融合させたようなサウンドを鳴らしていましたが、よりハードかつメロディアスなスタイルへと変化し、1974年からは彼らの最大の特徴といえる、レスポール・ギターのツイン・リード体制という4人組で独自のロックを確立。

フィルさんの歌心あふれるボーカルとコンポーザーとしての確かな才能を感じさせるメロディ、お手本のような素晴らしいリズム感を持ったベース、緩急自在の堅実なドラムス、そして艶やかなツイン・リードの美しさ……彼らの作り上げたサウンドが、1980年代以降にイギリスで巻き起こった、いわゆるNWOBHMブームにおいて再評価されたというのも当然と言えるでしょう。

初めてシン・リジィの音楽を聴くのであれば、まずは1976年リリースの大傑作『脱獄』から1979年の『ブラック・ローズ』までの作品をオススメします!

DreamsThe Cranberries

The Cranberries – Dreams (Dir: Peter Scammell) (Official Music Video)
DreamsThe Cranberries

2018年、アイルランドが生んだ偉大なシンガー、ドロレス・オリオーダンさんが亡くなったというニュースが世界中を駆け巡り、多くの音楽ファンを悲しみに暮れました。

カリスマティックな存在感と歌声を持ったドロレスさんがフロントを務めるクランベリーズは、メンバー全員がアイルランド共和国のリムリック出身という5人組です。

クランベリーズの初期の代表曲『Dreams』は、日本でも人気の高い香港出身のフェイ・ウォンさんが『夢中人』というカバー曲でヒットさせていますね。

そんなクランベリーズは1993年に『Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t We?』をリリースしてアルバム・デビューを果たし、地道なツアーを重ねて徐々に成功をつかんでいきます。

1990年代のオルタナティブ・ロック特有のダークなヘビー・サウンドを取り入れた反戦歌『Zombie』が収録された1994年のセカンド・アルバム『No Need to Argue』は世界中で1,700万枚をこえる特大ヒットを記録し、彼女たちを世界的なバンドへと押し上げました。

ベスト盤から彼女たちの音楽に触れるのもいいですが、まずはこの2枚をぜひ聴いてみてください!

My LoveWestlife

Westlife – My Love (Official Video)
My LoveWestlife

1990年代にデビューして大成功を収めたイギリス及びアイルランド出身といえば、テイク・ザットやボーイゾーン、そして今回紹介するウエストライフの名前が真っ先に挙げられるのではないでしょうか。

1998年にアイルランドで結成されたウエストライフは、ヨーロッパを中心として絶大な人気を誇る男性ボーカル・グループです。

同じアイルランドの先輩、ボーイゾーンのメンバーがマネジャーを務め、1999年にリリースしたデビュー曲『愛の誓い〜スウェアー・イット・アゲイン』がいきなり全英チャート1位を奪取。

同年に発表されたセルフタイトルのデビュー・アルバムは世界中で600万枚もの売上を記録して、一躍トップ・グループの仲間入りを果たします。

日本ではバックストリート・ボーイズなどの人気グループと比べてやや知名度という点で劣る面はありましたが、その実力と曲の良さは折り紙付き。

7曲連続で全英チャート1位を記録するなど、いくつかの世界記録を保持しているグループでもあります。

2012年に惜しくも解散してしまいますが、結成20周年を迎えた2018年に再結成を果たし、翌年には復帰作『Spectrum』をリリースして健在ぶりをアピールしました。

BreathlessThe Corrs

The Corrs – Breathless [Official Video]
BreathlessThe Corrs

トラディッショナルなアイリッシュ・フォークを現代的なポップスへと進化させ、世界中で圧倒的な成功を収めたバンドが、3人の姉妹と兄が結成したザ・コア―ズです。

『遙かなる想い』という邦題でも知られている、1995年のデビュー・アルバム『Forgiven, Not Forgotten』は、あの名匠デヴィッド・フォスターさんがプロデュースを務め、いきなり世界的なヒットを記録。

続く1997年の『Talk on Corners』、2000年の『In Blue』も大ヒットを飛ばしてアイルランドが世界に誇るバンドへと成長しました。

彼女たちの音楽はアイルランド出身ならではの透明感や清涼感があり、フォーキーな旋律を生み出すバイオリンやティン・ホイッスルの響き、姉妹ならではの素晴らしいコーラス・ワークが織り成すメロディの美しさとキャッチーさ、90年代ポップスらしいデジタル・サウンドとが高次元で融合した独自のスタイルはまさに彼女たちならではのもの。

晴れた日の朝、ザ・コア―ズの音楽をBGMとしてゆったりとした時間を過ごしたら最高に幸せな気分を味わえることは保証します!