【岩手の歌】歌い継がれる故郷のこころ|岩手を思いながら聴きたい名曲集
心に響く旋律とともに、岩手の美しい風景が目の前に広がる……この地に根付いた文化や人々の暮らしは、数多くの名曲となって今も歌い継がれています。
世界遺産、平泉の悠久の歴史、遠野の神秘的な民話、そして地域に暮らす人々の温かな思い。
それぞれの曲に込められた物語は、まるで岩手の四季折々の風景を切り取った1枚の絵のようです。
本記事では、岩手への愛に満ちた珠玉の名曲を紹介します。
楽曲を通して、岩手に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
【岩手の歌】歌い継がれる故郷のこころ|岩手を思いながら聴きたい名曲集(21〜30)
三陸海岸金澤未咲

元歌はご当地ソング歌手として有名な水森かおりさんですが、金澤未咲さんも岩手県宮古市出身のプロの歌手で、岩手県の名所を歌っている方です。
「三陸海岸」は岩手県の「浄土ヶ浜」や「久慈の港」が登場しており、連絡船の汽笛は悲しみを表してますね。
奥の細道渥美二郎

文字通り、松尾芭蕉の俳句を歌にしたもので、江戸から出発して、芭蕉が岩手県平泉市で詠んだ俳句が歌われています。
渥美二郎さんも♪あ~な~た な~ぜなぜと明るい曲調の「夢追い酒」を大ヒットさせたのが40年ほど前ですが、こちらは随分と渋い曲です。
江釣子のおんな竹川美子

江釣子(えづりこ)は、1991年までは江釣子村でしたが、北上市と合併して新たな北上市となっています。
ただお店の名前などは村の頃からの方が親しみやすいのか、「江釣子ショッピングセンター」とか、大型店舗でも江釣子店としています。
竹川美子さんの声質は昔の石川さゆりさんに似ているような気がしますね。
厳寒に電車から思う人を待つ強くて弱い女性を歌っています。
北上夜曲和田弘とマヒナスターズ、多摩幸子

とても美しい詞ですね。
この「北上夜曲」は作者不明のまま昭和30年頃に歌声喫茶で全国で歌われたそうです。
昭和36年に作者が名乗りを上げたのが菊地規さんでした。
なんと10代での作詞だったそうです。
菊地さんはその後教師の道を歩みましたが、詞を書くのに没頭して留年しそうになったそうです。
雪猫

吉田拓郎さん作詞・作曲の「雪」は猫のグループの方々が1年半ほど拓郎さんのバックバンドを務めた後に、拓郎さんのプロデュースの元でデビューしました。
確かに拓郎さんの世界とはちょっと違う雰囲気なんですが、なんとこの曲は拓郎さんが岩手放送の女性をモデルにして作られた曲なんです。
岩手の事はどこにもありませんが、岩手県ではちょっと有名な話です。
南部酒小橋浩司

元は小金沢昇司さんの歌ですが、カバーされている歌手もかなりいるようです。
小橋浩司さんのカバーなのですが、つつましく真面目に暮らしている男性がふと酒を飲みながら故郷をしんみりと思い出しているようです。
余計な物はいらないと歌っている素朴さが伝わってきます。
岩手の和尚さん三橋美智也

民謡歌手としても有名な三橋美智也さんが、こんなコミカルソングも歌っていました。
岩手の山中の厳冬と修行に耐えられず、母親恋しさもあり、山をおりて故郷へ戻ってきたら、お祭りだったので、坊主頭を隠した頭巾がばれない内はお里にいよう・・という歌なんですが、きっと一人前の僧侶にはなれそうもないですね。