日本の数え歌。懐かしの手まり歌・わらべ歌
「数え歌」は文字通り数えるということを歌った歌謡、または和歌のことです。
日本においては古来より親しまれており、老若男女を問わず童謡などで一度は耳にしたことがある有名な曲も多数存在しますね。
こちらの記事では日本人にとって大切な「数え歌」をテーマとして、誰でも知っている名曲や数え歌の形式に則ったアニメソングや歌謡曲などさまざまなタイプの「数え歌」を紹介しています。
こどもたちと楽しむも良し、お遊戯などのBGMとして使うのも良し、そんな数え歌の魅力をぜひ味わってみてください!
日本の数え歌。懐かしの手まり歌・わらべ歌(11〜20)
ひよの山かぞえ歌おやかたオールスターズ

大相撲の魅力を子どもたちに伝える目的で制作された、この曲は元気と勇気、根気をテーマにしています。
相撲界の著名な親方たちが集まったおやかたオールスターズが歌う本作は、ぶつかり稽古を繰り返し、輝く未来へ進む様子や、仲間と共に頑張る大切さを伝えています。
2012年にリリースされたこの曲は、日本相撲協会の公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」のテーマソングとしても知られています。
相撲ファンはもちろん、子どもたちにも親しみやすい歌詞とメロディで、相撲の世界をより身近に感じさせてくれる1曲です。
相撲を通じて学べる人生の教訓を楽しく伝える本作は、親子で一緒に聴いて、相撲の魅力を共有するのにぴったりですね。
大学かぞえうた守屋浩

守屋浩さんが歌うこの楽曲は、大学生活を風刺的に描いた歌詞が特徴的です。
一年生から卒業まで、学生の成長と変化をユーモラスに表現しており、「そいつぁゴーキだね」というフレーズが印象的ですね。
本作は1962年8月にシングルとしてリリースされ、同年12月には同名の歌謡映画の主題歌としても使用されました。
映画は製薬会社と酒造会社を舞台に、大学卒業後に入社した2人の社員の物語を描いています。
テレビ番組での披露時には一時的な騒動もありましたが、当時の学生生活を独特な視点で捉えた作品として知られています。
懐かしい学生時代を思い出したい方におすすめの一曲です。
かぞえておどろうSuper Simple 日本語

子供たちに人気の楽曲として知られている本作は、数を数えながら体を動かすことをテーマにしています。
1から20までの数字をリズミカルに数える歌詞と、楽しいメロディが特徴的で、幼児教育の現場でも広く活用されているんですよ。
2018年10月に発表されたこの曲は、「Super Simple Songs」シリーズの一環として制作されました。
YouTubeなどの動画プラットフォームで公開され、多くの親子に支持されています。
子供たちと一緒に歌って踊りたい方や、楽しみながら海外の方が日本語での数字の読み方を覚えるという意味でもおすすめの曲です。
仮面ライダーかぞえうた子門真人、コロムビアゆりかご会

子供たちの心をつかむ魅力満載の一曲です。
菊池俊輔さんの手がけたキャッチーなメロディーと子門真人さんの歌声が見事にマッチしています。
1から9までの数字と怪人を結びつけた歌詞は、教育的な要素と仮面ライダーの世界観を巧みに融合させており、子供たちの想像力を刺激します。
1971年12月にリリースされたこの楽曲は、『仮面ライダー』の挿入歌として番組を彩りました。
数え歌の形式を取り入れた斬新なアプローチは、多くの子供たちの心に残る名曲となりました。
本作は、親子で楽しみながら数字を学べる教材としても最適です。
大ちゃん数え唄吉田よしみ

『大ちゃん数え唄』は、1970年9月に日本コロムビアからリリースされた吉田よしみさんの楽曲です。
実は天童よしみさんが本名名義で10代の時に録音、アニメ『いなかっぺ大将』のオープニングテーマとして使用された本作は、数え歌の形式を用いて主人公の大ちゃんの性格や日常を描いています。
力強さや挑戦心、時には失敗も経験しながら成長していく姿が歌われており、子供たちに勇気と希望を与える歌詞が特徴的です。
「てんてん てんかの いなかっぺ」といったフレーズが印象的で、聴く人の心に響く温かみのある曲調となっていますね。