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日本の数え歌。懐かしの手まり歌・わらべ歌

「数え歌」は文字通り数えるということを歌った歌謡、または和歌のことです。

日本においては古来より親しまれており、老若男女を問わず童謡などで一度は耳にしたことがある有名な曲も多数存在しますね。

こちらの記事では日本人にとって大切な「数え歌」をテーマとして、誰でも知っている名曲や数え歌の形式に則ったアニメソングや歌謡曲などさまざまなタイプの「数え歌」を紹介しています。

こどもたちと楽しむも良し、お遊戯などのBGMとして使うのも良し、そんな数え歌の魅力をぜひ味わってみてください!

日本の数え歌。懐かしの手まり歌・わらべ歌(21〜30)

兵学校数え唄海軍兵学校

【軍歌・歌詞付き】「兵学校数え歌」海軍学校出身者有志
兵学校数え唄海軍兵学校

戦中に広島県の江田島海軍兵学校で、生徒たちの間で歌われてきたという、軍隊生活を歌詞にした数え歌。

メロディーは「大学かぞえうた」などと同じ。

昭和戦前は、軍隊を中心にこうした伝承歌が作られるケースがよくありました。

いたちのたぬき栗原正己

2010年にNHK-Eテレの「ピタゴラスイッチ」で発表。

「いたち」から「た」をぬいて「いち(一)」…を十まで続けるという、大人を唸らせる歌詞。

「いっぽんでもにんじん」の流れをくむ機知が番組のファンに評判です。

別れの数え歌加藤登紀子

日本の女性シンガーソングライターの草分け、加藤登紀子が1970年に発表したアルバム「私の中のひとり」に収録されている1曲です。

放浪者の哀感漂うポエジーな歌詞に70年代感が溢れます。

ちなみに加藤は翌年、名曲「知床旅情」を発表します。

ハゲの歌初音ミク

ハゲの歌 (一つ人よりハゲがある) ボカロ – 初音ミク
ハゲの歌初音ミク

ハゲに特化した歌詞のこの歌も、よく考えれば数え歌なのでした。

いつのまにか日本中に知れ渡った民間伝承歌の代表。

動画前半はメロディーの無いわらべ歌風、後半は『軍隊小唄(ほんとにほんとにご苦労さん)』の替え歌。

宇和島数え唄吉山美輝 & 駄場みさ

愛媛県宇和島市のご当地ソング。

かつて「南予」と呼ばれた、闘牛とみかんが有名な四国の都市。

ただし数え歌といっても登場する数字は三つ。

「お祭り」と「美人」と「みかん」の三名物が、情緒ある美声に乗せて紹介されます。

一かけ二かけて劇団でこんば

わらべうた『一かけ二かけて』~劇団でこんば~
一かけ二かけて劇団でこんば

今から約100年前、大正初期に誕生したといわれる伝承わらべ歌。

歌に合わせて数字を数えるのは冒頭部分だけですが、昔の子供たちはこれも数え歌の一種として、遊びのお供にして親しみました。

全国各地に替え歌があります。

無責任数え唄植木等

植木等の全盛期1964年にリリースされた「だまって俺について来い」のB面。

東宝映画「ホラ吹き太閤記」の主題歌。

「数え唄」といいつつ、歌の中であっさり「5・6・7」を飛ばすあたりが作詞者・青島幸男の魅力ですね。