【スカパンク・スカコア】日本のスカバンドまとめ
ジャマイカで生まれた音楽ジャンル「スカ」は、誕生以来さまざまなジャンルへと波及して、ここ日本でもスカに影響を受けた多くのバンドが活躍しています。
一口にスカといってもオーセンティックなスカを鳴らすグループや、スカにパンクやメタルの要素を融合させたミクスチャーサウンドまで、実にバラエティ豊かなバンドが存在するんです。
この記事では、王道のスカバンドはもちろん、スカコアやスカパンク、ホーンセクション不在ながらもスカを感じさせるサウンドを鳴らすグループも含めて、幅広い意味での日本のスカバンドをまとめています。
日本のスカが知りたい、という方はぜひチェックしてみてくださいね!
【スカパンク・スカコア】日本のスカバンドまとめ(1〜20)
100% skaGELUGUGU

THE GELUGUGUは1996年に大阪府池田市で結成されたスカバンドです。
関西を代表するスカパンク、スカコアバンドとして、POTSHOTなどのバンドとともにスカパンクブームを支えました。
リズム隊の重量感のある攻撃的な音色や、分厚いホーン隊のアンサンブルなど、サウンド面への強いこだわりが感じられます。
ボーカルやサウンドの個性的な音が真っ先に耳に飛び込んできますが、スカの王道ともいえる軽やかで楽しい空気感はしっかりと踏襲しており、スカへの熱いリスペクトとスカバンドとしてのプライドが伝わってきます。
漫才のような掛け合いで展開されるライブでのMCも外せない魅力ですね。
メジャーでの経験もある確かな実力を持った、関西に君臨し続けるスカバンドです。
SKANKIN’ CLASS EROOi-SKALL MATES

Oi-SKALL MATESは1996年頃に結成されたスカバンドです。
日本のThe SKA FLAMES やイギリスのBAD MANNERSを愛する人々が集まって生まれたバンドであり、結成時期があいまいなところもこのバンドの特徴なのかもしれません。
スカの楽しさを幅広い層に伝えようとする姿勢、強いエンターテインメント性の主張が強いところも印象的です。
伝統的なスカから、キレのあるスカパンクサウンドまで、スカを主体としたさまざまな音楽性を発揮しているところも印象的で、スカへのリスペクトと可能性の表現が感じられます。
メンバーが多いことを活かした、スカの楽しさの表現が印象的なバンドですね。
Going HomeMAYSON’s PARTY

MAYSON’s PARTYは2018年に結成されたスカパンクバンドです。
SKALL HEADZやORESKABANDで活動してきたメンバーが集まった、キャッチーかつハッピーな楽曲と踊れるサウンドを武器に活動するバンドです。
メロコアを意識したような重量感のあるサウンドと、分厚いホーン隊の音色の調和が気持ちよく響き、ポジティブな疾走感を生み出しています。
HEY-SMITHの猪狩秀平さんによるミニアルバムのプロデュースなど、他のバンドとのつながりも注目したいポイントですね。
CDを日米で同時にリリースしたりなど、海外も意識して幅広く活動しているバンドです。
Best day of my lifeSKA SKA CLUB

メンバーのほとんどが東大生ということで話題になった高学歴スカパンクバンド、SKA SKA CLUB。
メンバーにはクイズ番組などで見かけるグローバー義和さんがいます。
1997年に大学のサークル内で結成され、それから2004年に就職活動などが理由で解散するまで、めまぐるしい活動をおこなってきました。
青い海と白い浜辺が見えてきそうな、爽やかでご機嫌な楽曲から、少しセクシーで渋いジャズのような雰囲気を持った楽曲まで、幅広くリリースしています。
夢風鈴ムラマサ☆

ムラマサ☆は2001年に結成されたスカバンドです。
ボーカルのユミさんの歌声に象徴されるような、ポップな音楽性が大きな魅力。
スカバンドとしての確かな実力を持ちつつ、アイドルのような人気を持つバンドです。
大阪のインディーズバンドでありながら、全国区のテレビ番組に出演していたことも印象的で、当時スカバンドが増えていく中でも、絶大な人気を誇っていました。
2009年に惜しまれつつ解散しましたが、各々のメンバーが他のスカバンドに所属したりと、新天地で活躍しています。
明るく楽しいスカを体現した、スカパンクの歴史に残るバンドといえるでしょう。