【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選
小学生までは発表会の選曲にそれほどこだわりがなかった子でも、中学生になった途端に「これが弾いてみたい!」と華やかな作品に憧れるもの。
これまでの発表会で聴いた中高生や大人の方の演奏が印象的で、「いつか自分もこんな聴き映えする作品を演奏するんだ」と意気込んでいる生徒さんもいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、中学生がピアノ発表会で披露するのに最適な聴き映えする作品をご紹介します。
中学生になると心も体も成長し、曲の好みも小学生の頃とは変わっているかもしれません。
そんな子供たちにピッタリの曲を一緒に選んで、ピアノに向かうモチベーションをさらに高めてあげましょう!
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【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選(1〜10)
小さな黒人Claude Debussy

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが手掛けた軽快で楽しいピアノ曲。
19世紀アメリカ南部発祥のケークウォークというダンスリズムを取り入れた2拍子の曲で、スタッカートとレガートを巧みに使い分けています。
シンコペーションを用いた軽快なリズムが特徴的で、子供がはにかみながら顔をのぞかせるような愛らしいイメージを音楽で描いています。
ドビュッシーは1862年8月に生まれ、10歳でパリ音楽院に入学。
彼の革新的な作曲技法は、多くの後世の作曲家に影響を与えました。
本作は、簡単な曲を美しく弾くことの重要性を教えてくれる作品でもあります。
中学生の発表会にもぴったりな、聴き映えする曲といえるでしょう。
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、とくにポピュラーな楽曲『ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」』。
道化師の普段は見せない悲しみや苦しみを描いた、情緒あふれる作品です。
この曲は、テクニック的に難易度の高い曲ではありませんが、ピアニッシモの中で表情豊かに演奏するための表現力が求められるため、指練習だけでなく曲の背景や和声進行を理解することが大切。
一つひとつの音が向かう方向や、和音の変化など、細かい部分に注目しながら丁寧に仕上げることで、より上質な演奏に仕上がりますよ。
即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 Op.66「幻想即興曲」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの作品の中でもよく知られている楽曲で、コンクールや発表会でも人気の『幻想即興曲』。
もともと世に出ることがなかった作品でしたが、ショパンの死後に友人のユリアン・フォンタナの手によって出版されたことで日の目をみることになったそうです。
冒頭の速弾きと中盤の静寂のコントラストが美しいこの曲。
最初から速弾きは難易度が高いと思われますが、ゆっくりと指を動かしながら体に覚えさせましょう。
ピアノは練習あるのみです!
【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選(11〜20)
ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの『ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1』、通称『子犬のワルツ』は、華やかで聴き映えする発表会にピッタリの楽曲!
ショパンの恋人だったジョルジュ・サンドの愛犬が尾を追いかける愛らしい光景から着想を得て、1846年から1848年にかけて作曲されました。
この曲の魅力は、その軽快なリズムと耳に残るメロディ。
正確な音のコントロールが求められるため、テクニック向上を目指す中学生にピッタリの曲といえるでしょう。
精度を増しながらも軽やかさを忘れず、テンポをキープして弾くことで、聴く人々にとって忘れがたい演奏に仕上げられますよ!
真夜中の火祭平吉毅州

ピアノ曲の名手として知られる平吉毅州さん。
1936年に神戸で生まれ、東京藝術大学で作曲を学びました。
児童向けの合唱曲やピアノ曲を多く残し、教育音楽の分野で高い評価を受けています。
本作は、炎が揺れ動く様子を音楽で表現した、ドラマティックな雰囲気の曲。
6/8拍子と3/4拍子が交互に現れる独特のリズム感が特徴で、夜の闇に浮かぶ幻想的な火祭りの光景を思い起こさせます。
ピアノ学習者の技術向上に役立つ曲としても知られ、2024年にはピティナ・ピアノコンペティションの課題曲にも選ばれました。
中学生の発表会で披露するのにぴったりの、聴き映えする作品です。
2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスが1879年に作曲した『2つのラプソディ Op.79 第1番』は、強さとやわらかさが織り交ざり、聴く人の心をつかむドラマチックな楽曲。
テクニックと表現力どちらもアピールできることから、発表会やコンクールでたびたび取り上げられています。
テクニック面、表現面ともにダイナミックな中にも繊細さが求められるこの曲は、技術だけでなく表現力も磨ける中学生が取り組むのにピッタリの作品!
華やかで演奏効果も高いので、練習の成果を発揮する舞台で思いきり気持ちよく演奏できるはずです。
乙女の祈りTekla Bądarzewska-Baranowska

可憐で華やかな旋律が印象的な、テクラ・バダジェフスカの『乙女の祈り』。
純粋な心でひたむきに何かを願う情景が目に浮かぶような、甘く美しいメロディが多くの人を魅了する作品です。
この楽曲は1856年にワルシャワで出版されて以来、世界中で愛され続けてきました。
アニメ『Classicaloid』で取り上げられたり、東海道新幹線の駅メロディとして使われたりしているので、きっと耳なじみがあるでしょう。
本作のオクターブや7連符などが織りなす装飾的なパッセージは、サロン音楽のような優雅さを感じさせます。
少し背伸びをして大人びた憧れの曲に挑戦したい小学生、中学生のお子さまににぴったりの一曲です。