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【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選

小学生までは発表会の選曲にそれほどこだわりがなかった子でも、中学生になった途端に「これが弾いてみたい!」と華やかな作品に憧れるもの。

これまでの発表会で聴いた中高生や大人の方の演奏が印象的で、「いつか自分もこんな聴き映えする作品を演奏するんだ」と意気込んでいる生徒さんもいらっしゃるかもしれませんね。

そこで今回は、中学生がピアノ発表会で披露するのに最適な聴き映えする作品をご紹介します。

中学生になると心も体も成長し、曲の好みも小学生の頃とは変わっているかもしれません。

そんな子供たちにピッタリの曲を一緒に選んで、ピアノに向かうモチベーションをさらに高めてあげましょう!

もくじ

【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選(41〜60)

幻想曲 嬰ヘ短調 Op.28「スコットランドソナタ」Felix Mendelssohn

太田糸音/メンデルスゾーン:幻想曲 嬰ヘ短調「スコットランド・ソナタ」 Op. 28
幻想曲 嬰ヘ短調 Op.28「スコットランドソナタ」Felix Mendelssohn

ファンタジックな音楽性で人気を集める偉大な作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン。

彼の作品の中でも中級者にオススメなのが、『幻想曲 嬰ヘ短調 Op.28「スコットランドソナタ」』です。

メンデルスゾーンの特徴である華やかな音楽性が魅力で、第3楽章では非常にロマンティックな旋律を味わえます。

ポイントは第3楽章冒頭の高速で弾く6連符。

両手で鳴らさなければならないこの部分の練習は必須ですが、リピートが多いため練習しやすく、忙しい中学生にもピッタリな楽曲といえるでしょう。

「音の星座」より「星の噴水」湯山昭

第36回入賞者記念コンサート/井上アンリ 湯山昭:星の噴水
「音の星座」より「星の噴水」湯山昭

日本を代表する作曲家の一人、湯山昭さんのピアノ曲集『音の星座』に収録されている本作。

2009年3月に完成し、同年10月に出版されたこの曲集は、子供から大人まで楽しめる曲を目指して作曲されました。

美しいメロディとファンタジー豊かな音楽が特徴的で、夢見る心をくすぐる魅力にあふれています。

独特のリズムとクリアな旋律が重なり合う中で、演奏者は自らの感性を存分に発揮できるでしょう。

中学生の発表会にもぴったりの1曲で、ステージを華やかに彩ってくれること間違いなし!

星がきらめくような音楽で、聴衆を魅了してみませんか?

幻想曲「さくらさくら」平井康三郎

幻想曲「さくらさくら」(平井康三郎)Sakura-Sakura (A Fantasy for Piano) Kozaburo Y. Hirai
幻想曲「さくらさくら」平井康三郎

日本の伝統美とクラシックの要素が見事に調和した楽曲です。

1971年に平井康三郎さんが発表したこの曲は、箏曲をベースにロマン派風のピアノ演奏法を取り入れ、変奏曲として新たな息吹を吹き込みました。

豊かな表情とリズム感を持つ本作は、子供たちの感性を育むのに最適!

高学年になり一層の技術向上を目指すお子さんにとって見逃せない1曲といえるでしょう。

「日本らしい音楽ってどんなもの?」と自分に問いかけつつ、日本のエッセンスを感じながら演奏してみましょう。

子供の情景 Op.15 第7曲 トロイメライRobert Schumann

フジコ・ヘミング「トロイメライ(子供の情景 作品15 ~ 第7曲)/ シューマン」
子供の情景 Op.15 第7曲 トロイメライRobert Schumann

ロベルト・シューマンの『子供の情景』は、彼のピアノ曲の中でも非常に有名な作品の一つ。

なかでも「夢」を意味するタイトル通りの夢見心地で優しい雰囲気を持った第7曲『トロイメライ』は、数あるピアノ作品の中でも人気の高い楽曲です。

穏やかに流れるメロディと、徐々に変化していく美しいハーモニーは、発表会映えするのはもちろん、演奏する側の心も癒やしてくれます。

決して派手さはありませんが、聴いている人の心をじんわりと温めてくれる作品ですので、音の美しさを十分に感じながら、ゆったりと演奏するのが好きな子向いているといえるでしょう。

おわりに

今回は、ピアノ発表会にピッタリの聴き映えするピアノ曲の中から、中学生にオススメの作品をご紹介しました!

いずれも発表会や演奏会でたびたび取り上げられている名曲ですが、曲の性格や雰囲気はさまざまです。

本記事を参考に、曲の好みとあわせて「表現力に長けている」「指が非常に速く動く」などの生徒さんの特長を考慮しながら、日頃の練習の成果を思う存分発揮できる曲を選んであげてくださいね!