【動物の歌】こどもに人気のたのしい童謡
人気の童謡の中から「動物の歌」をピックアップ!
ペットとして人気のある犬や猫、動物園のシンボルともいえるライオンやパンダなど、たくさんの種類の動物たちがいますよね。
童謡の中にも、さまざまな動物を取り上げた歌があるのをご存じですか?
この記事では、有名な『いぬのおまわりさん』『森のくまさん』のほか、たくさんの動物の歌を紹介します。
保育で使える手遊び歌もたくさんあるのでぜひ、活用してくださいね。
動物に興味をもったら、動物園にお出かけしてみてもいいですね!
【動物の歌】こどもに人気のたのしい童謡(1〜10)
ぞうさんNEW!

まど・みちおさんの詩に團伊玖磨さんが穏やかな3拍子のメロディをつけたこの曲は、長い鼻をからかわれた子象が「母さんも同じだよ」と誇らしげに答える姿を通して、違いを肯定する心を優しく伝えています。
2003年の「好きな童謡」ランキングでは第7位に選ばれ、世代をこえて愛され続けてきました。
キングレコードの『ぞうさん―まど・みちお童謡集〈白寿記念〉』や日本コロムビアの『まど・みちお作品集 ~ぞうさん~』など、多くの作品集に収録されています。
大切な人と一緒に口ずさみながら、自分らしさを大切にする心を育んでほしい1曲です。
ひびけ草原の歌作詞:久保田譲 作曲:丸山亜季

モンゴルの民話を題材にした連作の扉を開く一曲です。
詩人の久保田譲さんと作曲家の丸山亜季さんが手を組み、2000年5月に名古屋市民会館で開かれた発表コンサートで初めて披露されました。
その後、2002年9月に楽譜集『丸山亜季歌曲集〈別冊〉スーホの白い馬』の冒頭曲として正式に出版されています。
風と光が響き合う草原の情景が歌詞に織り込まれ、子供でも歌いやすい明るい旋律で構成されているのが魅力です。
学校や保育園で物語の朗読と一緒に歌ったり、発表会や音楽会の導入曲として使ったりと、幅広い場面で活躍してくれますよ。
ジャングルポケット作詞:長谷川勝士/作曲:福田和禾子

服についたポケットの中から、いろいろな動物がでてきたら……。
そんな夢のような楽しい光景を歌っているのが、こちらの『ジャングルポケット』です。
ポケットの中からは、ライオンやキリンなどの動物がたくさん出てきます。
動物が飛び出してくるポケットは、まさに曲名どおりジャングルのようですね!
本当の動物をポケットには入れられませんが、曲に合わせてポケットの中に動物のぬいぐるみやおもちゃを入れて遊びながら歌うのもいいですね!
さて、あなたのポケットからはどんな動物が登場するかな〜?
こぎつね

山に住んでいるこきつねが、山に落ちている実や枯葉を使って遊ぶ様子を描いた童謡『こぎつね』。
ドイツの教育家でオルガニストだったエルンスト・アンシュッツさんが手がけた『キツネよ、お前はガチョウを盗んだね』という曲がもとになっています。
ドイツ版のこの曲はちょっぴり怖い内容が描かれていますが、日本ではこぎつねが楽しく森の中で遊ぶ姿を描いたかわいい歌になっています。
楽しい遊具もゲームもない森でも、このこぎつねのように自然にあるいろいろなもので楽しい遊びができます。
こぎつねにならって、森に行ったときはいろいろなことに挑戦してみてくださいね。
あめふりくまのこ作詞:鶴見正夫/作曲:湯山昭

雨の中、かわいいこぐまが周りのいろいろな様子を観察する様子が描かれた『あめふりくまのこ』。
日本で作詞作曲されたこの曲は、のちに『The Baby Bear in the Rain』というタイトルで英語版も作られました。
雨が降っているのに、雨水でできた川を見ていたり、魚はいないかなと探してみたり。
そんなこぐまの様子がかわいい歌です。
この曲をもとにして作られた絵本もあるので、歌と合わせてチェックしてみてくださいね!
簡単ピアノで弾ける!くさけいば作曲:スティーブン・フォスター

19世紀アメリカで作られたこの曲は、馬が軽快に走る様子を弾むようなメロディと「ドゥーダー!」という掛け声で表現した楽しい一曲です。
1850年2月に出版されて以来、ビング・クロスビーさんやケニー・ロジャースさんなど多くのアーティストがカバーし、映画『ブレージングサドル』やルーニー・テューンズにも使われてきました。
日本では東京2020オリンピック開会式の馬術パフォーマンスでも流れ、幅広い場面で親しまれています。
ピアノ初級向けの楽譜も豊富で、白鍵中心のハ長調で書かれているため、弾き始めたばかりの方でも疾走感を味わいながら楽しく練習できます。
保育の場面やご家庭での音遊びにもぴったりの一曲です!
おうま作詞:林 柳波/作曲:松島 つね

母馬に寄り添いながらぽっくりぽっくりと歩む子馬の姿を、やさしいリズムに乗せて描いた作品です。
作詞の林柳波さんは千葉の御料牧場で実際に目にした親子馬の情景をもとに詞を書いたそうで、動物の母子の情愛が素朴なことばで紡がれています。
作曲の松島つねさんは低学年でも歌いやすい音域と節回しを心がけ、鍵盤やハーモニカでも演奏しやすい伴奏に仕上げました。
1941年2月に国民学校の教科書『ウタノホン 上』へ収められたのち、戦後も継続して各社の教科書に採用され、2007年には「日本の歌百選」にも選ばれています。
幼稚園や保育園での合唱はもちろん、手遊びや器楽合奏にも取り入れやすく、親子で一緒に歌えば蹄の音をまねしながら楽しめますよ。






