京都の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
日本でも有数の観光地であり、数多くの史跡を有する京都府の民謡・わらべうた特集です。
古くから歴史の舞台となってきた京都にはさまざまな文化があり、一口に「民謡」と言っても作られた年代が幅広く、土地や風習をなぞった色んなジャンルの曲が存在します。
地元の方ならぴんと来るもの、たくさんあるかもしれません。
また関西圏にお住まいなら、歌詞は違うけどメロディーは一緒な歌にも出会えるかも。
京都の歴史を歌からひも解いてみませんか?
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もくじ
京都の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)
丹後ちりめん小唄

京都北部の丹後地方で作られている後染め織物・丹後ちりめんの宣伝のために作られた『丹後ちりめん小唄』。
宣伝ということもあり、とにかく「丹後ちりめんはすごくいいものなんだよ、だからかわいらしいステキな人やこれから嫁いでいく人にプレゼントしてあげてね」という思いが歌われています。
お座敷唄としても知られているだけでなく、お祭りではこの曲を使った踊りが踊られることもあります。
丹後に訪れた際は、丹後ちりめんの着物や浴衣を着て『丹後ちりめん小唄』で踊ってみてはいかがですか!
南観音山ろうそく売りのわらべうた

毎年うだるような暑さの7月に行われる祇園祭。
こちらの映像では宵山の際に山鉾の一つ、南観音山で女の子たちが歌うわらべうたが聴けます。
「コンチキチン」という鐘の音を聴くと、人混みと露店の冷やしパインを思い出しますね……。
これからも続いてほしいですね。
丸竹夷

京都の道は「碁盤の目」になっていることで有名。
縦の通りと横の通りの名前と「上がる」「下がる」「西入ル」「東入ル」という言葉で場所の説明ができてしまうほどです。
その縦の通りと横の通りを歌にしたものです。
少し変わった通りの名前も多いのでこれで子供の頃覚えた人も多いのではないでしょうか?
四方の景色

四方の景色という、京都の春の景色を歌ったわらべうたです。
春らしい、桜が咲いてうぐいすが鳴くような、そんな明るくて暖かい景色が目に浮かんできます。
子供が手まりをつきながら遊ぶ「手まり歌」の一つです。
雅な雰囲気、ありますよね。
優女

子供の寝させ歌、また子供をあやす歌として知られているのが、こちらの『優女』です。
タイトルは「やしょめ」と読み、とても美しい女性のことを表しています。
京都の華やかでにぎやかな街の中で、その女性が高価な織物や長じゅばんに使われている緋色のちりめんなどを見定めている様子を歌っています。
ゆったりと歌われる様子が母から子供への優しい愛情を感じますね。
その雰囲気から、子供にいつかこんなステキな織物を身につけてほしいという母の願いが伝わってくる気がします。