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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

今回この記事では大阪にまつわる民謡、童謡を特集しました!

大阪は古くから交通量のおおい海路と河川の合流地点として物流の要でした。

そのため大阪の民謡には淀川の舟歌など古くからの歴史を感じせてくれる民謡があります。

一方であべのハルカスをモチーフにして作られたハルカス音頭など近年の大阪を象徴するような曲も。

「天下の台所」とも呼ばれた大阪の民謡、童謡を聴いて、その長い長い歴史にじっくりひたっていってください!

大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜10)

大阪うまいもんのうた

【手遊び動画】 大阪うまいもんのうた
大阪うまいもんのうた

童謡や、わらべうたとしては新作の部類に入るかもしれません。

それが『大阪うまいもんの歌』。

「たこ焼き」「お好み焼き」など、コナモンを中心に大阪名物となっている食べ物が軽快なメロディにのって歌い上げられます。

また、2番はなぜかおもしろいもの自慢で通天閣や吉本新喜劇などが歌い込まれています。

佐野くどき

佐野くどき(泉佐野市の盆踊り)
佐野くどき

大阪府泉佐野市で江戸時代から受け継がれる、物語性豊かな盆踊り歌です。

三味線と太鼓が刻むリズムに乗せた、語りかけるような七五調の節回しが心に響きます。

まるで歴史絵巻を見ているような気分にさせてくれるんですよね。

文化的価値が高く評価されており、日本遺産の構成文化財にも認定されました。

大阪の歴史や人々の暮らしに思いを馳せたいときに聴いてみてはいかがでしょうか。

貝塚三夜音頭

泉州地域に古くから伝わるこの音頭は、まさに地域の魂が宿る伝統芸能です。

その起源は1583年、人々が新たな拠点の誕生を祝して三夜三晩踊り明かしたことに始まるといいます。

短い節と威勢のよい囃子が幾重にも重なり、聴く人の心を高揚させる本作。

歌われる節の一つ一つに、先人たちの喜びや未来への願いが込められているような気がしませんか?

1998年2月に市の無形民俗文化財に指定され、現在にいたるまで地域の宝として大切に守られています。

独特な「チョンガケ」で太鼓が打ち鳴らされる中、人々が輪になって踊る光景を思い浮かべるだけで、胸が熱くなりますね。

おんごく

おんごく~盆歌~ 大阪のわらべ歌 Ⅲ
おんごく

夏の夕暮れ、大阪の町を子供たちが列をなして練り歩く光景が目に浮かぶような、懐かしいわらべうたです。

作者不詳の伝承歌で、1990年に大阪府教育委員会が刊行したアルバム『大阪府の民謡』に貴重な歌声が記録されています。

賑やかな「天下の台所」のイメージだけではない、路地裏に響いていた子供たちの歌声に、大阪のもう一つの顔を発見する方もいらっしゃるかもしれませんね。

古き良き故郷の心を感じさせてくれる1曲です。

ふるさと茨木音頭

ふるさと茨木音頭 / 林田麻友子
ふるさと茨木音頭

大阪府茨木市を舞台にした、心躍る創作音頭です。

歌手の林田麻友子さんの歌声が響く本作は、軽快なテンポと親しみやすい節回しが印象的。

聴いているだけで、お祭りの輪の中で自然に体が動き出すような、そんな楽しさがあります。

歌の中には、故郷への深い愛情や、地域の伝統文化を皆で大切に受け継いでいこうという温かいメッセージが。

「茨木フェスティバル」で長年にわたり披露されるなど、地域振興の盆踊り曲として活用されています。

茨木市にゆかりのある方なら、故郷の風景に思いをはせたくなるのではないでしょうか。

五社踊り

令和元年ゆ祭 五社音頭踊り奉納
五社踊り

大阪府泉佐野市の日根神社で歌い継がれる、地域に根差した祝いの音頭。

その起源は江戸時代にはやった伊勢詣での道中唄にあり、昭和40年に氏子からの公募で名前が決まり、振り付けと共に奉納されました。

太鼓のリズムと、威勢の良いかけ声が一体となった活気あふれる曲調が特徴です。

地域の人々の手で大切に守られてきた、まさに故郷の心が宿る1曲。

大阪の祭りの熱気と人々の温かい祈りに触れてみてはいかがでしょうか。

交野節

#万博音頭 交野節編~輪踊りバージョン【公式】
交野節

江戸時代中期に生まれたとされる、河内地方の伝統的な盆踊り歌です。

「河内音頭」のルーツとしても知られています。

地域ごとに節や踊りが少しずつ違う形で受け継がれてきた歴史があり、その素朴な響きに故郷の原風景を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2018年10月に、オーケストラ伴奏で構成された音源『交野節~石川五右衛門~』が発売。

さらに2025年には「大阪・関西万博」関連の企画で、若者にも届くようアップテンポに編曲された本作が紹介されました。

伝統の音色と現代的なアレンジの両方に触れられる、興味深い1曲と言えるでしょう。

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