大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
今回この記事では大阪にまつわる民謡、童謡を特集しました!
大阪は古くから交通量のおおい海路と河川の合流地点として物流の要でした。
そのため大阪の民謡には淀川の舟歌など古くからの歴史を感じせてくれる民謡があります。
一方であべのハルカスをモチーフにして作られたハルカス音頭など近年の大阪を象徴するような曲も。
「天下の台所」とも呼ばれた大阪の民謡、童謡を聴いて、その長い長い歴史にじっくりひたっていってください!
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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)
中の中の小仏

『かごめかごめ』と同様の遊びで、子供たちが手をつないで輪を作り、その輪の中に目隠しをした小仏が1人入り、まわりを子供たちがはやしことばを歌いながらめぐります。
歌が終わってかがんだところを小仏がその1人をつかまえ名を当て、当てられたものが小仏となる、という遊び歌です。
王将村田英雄
『王将』……といえば中華料理屋さんではなく御大、村田英雄さんによるこちらのナンバー。
言わずと知れた大阪の将棋棋士、阪田三吉さんをモデルにしたこの歌は、1961年に発売された当時、売上げが150万枚を超える大ヒットとなりました。
なお同曲の歌詞は『かなりや』『肩たたき』などの童謡を作詞したことでも有名な詩人、西條八十さんが手がけています。
大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(31〜40)
浪花小唄二村定一

別名「道頓堀夜景」としても知られるこの歌は、昭和初期を代表する歌手、ボードビリアンの二村定一さんによって歌われ、1929年に発売されました。
同曲は当時盛んだったご当地ソング、新民謡の一つとして作られ、映画の主題歌にも起用。
どこかモダンな曲調は、舞台が大都会である道頓堀だからでしょうか。
淀川三十石船舟歌

江戸時代の初期から淀川沿いの京都伏見と大坂八軒屋などを行き来した「三十石船」の船頭が歌った舟歌です。
落語の『三十石』のなかでも、夜の淀川を大坂に向かって下る船上で、船頭が、この舟歌を歌うシーンは名場面として知られており、現代でも落語家が自慢の、のどを披露しています。
淀川堤千本づき唄

三味線の練習曲としてよく取り上げられる曲です。
「千本づき」というのは、盛り土を棒で何度も叩いて固める作業のことを言います。
淀川の改修で、この唄を歌いながらたくさんの人たちが作業をしたとも伝えられています。
大阪音頭

昭和初期に、「新民謡」と呼ばれる地方小唄が多く作られました。
この『大阪音頭』もその一つです。
歌手の藤本二三吉さんによってレコーディングされました。
彼はこの他にも多くの新民謡を発表、多くの人から親しまれました。
河内おとこ節中村美律子

東大阪市出身の演歌歌手、中村美律子さんが、ご当地の民謡である河内音頭のリズムや言い回しを取り入れて歌ったこの曲は、1989年に発売されて大阪を中心に大ヒット。
地元で愛される彼女の代表曲となりました。
同曲はおもに河内地方の盆踊りで使用されるほか、本人が盆踊り会場に登場して歌うこともある人気曲です。





