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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

大阪の民謡は、活気あふれる街の息吹を今に伝える生きた文化遺産です。

笠置シズ子さんの「大阪ブギウギ」に響く心斎橋の賑わい、河内音頭に込められた庶民の暮らしの喜び、水前寺清子さんの「岸和田音頭」が描くだんじり祭りの熱気。

粋で情熱的な大阪のこころは、世代を超えて歌い継がれる珠玉の楽曲の中に息づいています。

懐かしさと誇りが織りなす、大阪ならではの音楽の世界へ、さあ出かけましょう。

大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)

浪花小唄二村定一

別名「道頓堀夜景」としても知られるこの歌は、昭和初期を代表する歌手・ボードビリアンの二村定一によって歌われ、1929年に発売されました。

同曲は当時盛んだったご当地ソング・新民謡のひとつとして作られ、映画の主題歌にもなっています。

どこかモダンな曲調は、舞台が大都会である道頓堀だからでしょうか。

大阪音頭

大阪音頭(藤本二三吉)
大阪音頭

昭和初期に、「新民謡」と呼ばれる地方小唄が多く作られました。

この「大阪音頭」もそのひとつです。

歌手の藤本二三吉によってレコーディングされたもので、彼はこの他にも多くの新民謡をレコーディングし、多くの人から親しまれました。

河内おとこ節中村美律子

中村美律子の演歌体操〜河内おとこ節〜
河内おとこ節中村美律子

東大阪市出身の演歌歌手・中村美律子が、ご当地の民謡である河内音頭のリズムや言い回しを取り入れて歌ったこの曲は、1989年に発売されて大阪を中心に大ヒット。

地元で愛される彼女の代表曲となりました。

同曲はおもに河内地方の盆踊りで使用されるほか、本人が盆踊り会場に登場して歌うこともある人気曲です。

六甲おろし

阪神タイガース球団歌「六甲おろし」2015年度版
六甲おろし

六甲山付近の下降気流の気象用語です。

阪神間に吹く冷たい風として知られています。

同時に阪神タイガースの応援歌の中に歌詞が登場し、よく使われています。

六甲おろしの歌と聴くと真っ先に思い出すのは、阪神タイガースという人も多いかもしれませんね。

マメカチ音頭

(音声のみ)マメカチ音頭(田中義男おはこ民謡集より) 大阪の民謡
マメカチ音頭

歌詞の中に住吉依羅村と出てきますが、現在の大阪市住吉区浅香、苅田、杉本、庭井、山之内あたりのことを指していて、この曲も、そのあたりにで広まっていた音頭であることがわかります。

乾かした空豆の殻を割る作業を「豆かち」と呼んでいたことと、その作業が踊っているように見えたのが、このタイトルの由来です。