大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
今回この記事では大阪にまつわる民謡、童謡を特集しました!
大阪は古くから交通量のおおい海路と河川の合流地点として物流の要でした。
そのため大阪の民謡には淀川の舟歌など古くからの歴史を感じせてくれる民謡があります。
一方であべのハルカスをモチーフにして作られたハルカス音頭など近年の大阪を象徴するような曲も。
「天下の台所」とも呼ばれた大阪の民謡、童謡を聴いて、その長い長い歴史にじっくりひたっていってください!
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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)
樫井さんや踊り

大阪府泉佐野市で大切に受け継がれている、熱気に満ちた盆踊り歌です。
やぐらの上で鳴り響く力強い太鼓のリズムに合わせ、短いフレーズをくり返しながら夜を徹して踊り明かすのだそう。
もともとは大坂夏の陣における樫井の戦いで傷を負った将兵を元気づけるために踊られたと言われています。
世代をこえて人々を繋ぐ祭りの熱気、故郷への深い愛情が曲の中にあるよう感じられますね。
泉佐野市の指定無形民俗文化財です。
貝塚三夜音頭

泉州地域に古くから伝わるこの音頭は、まさに地域の魂が宿る伝統芸能です。
その起源は1583年、人々が新たな拠点の誕生を祝して三夜三晩踊り明かしたことに始まるといいます。
短い節と威勢のよい囃子が幾重にも重なり、聴く人の心を高揚させる本作。
歌われる節の一つ一つに、先人たちの喜びや未来への願いが込められているような気がしませんか?
1998年2月に市の無形民俗文化財に指定され、現在にいたるまで地域の宝として大切に守られています。
独特な「チョンガケ」で太鼓が打ち鳴らされる中、人々が輪になって踊る光景を思い浮かべるだけで、胸が熱くなりますね。
貝掛音頭

大阪の泉州地方、貝掛地区で大切に歌い継がれている盆踊りの音頭です。
戦後に一度途絶えてしまいましたが、1990年に地元有志の手によって見事に復活。
笛と太鼓の長い間奏を挟む7・7・7・5調の調べは、踊りの輪と呼吸を合わせるかのようです。
曲が持つ温かい響きには、故郷の伝統を守り抜こうとする人々の心が宿っているような気がしませんか?
2008年3月には阪南市の無形民俗文化財に指定。
夏に開かれる貝掛納涼祭りでは、今も地域の人々が輪になって踊る光景が見られます。
ふるさと茨木音頭

大阪府茨木市を舞台にした、心躍る創作音頭です。
歌手の林田麻友子さんの歌声が響く本作は、軽快なテンポと親しみやすい節回しが印象的。
聴いているだけで、お祭りの輪の中で自然に体が動き出すような、そんな楽しさがあります。
歌の中には、故郷への深い愛情や、地域の伝統文化を皆で大切に受け継いでいこうという温かいメッセージが。
「茨木フェスティバル」で長年にわたり披露されるなど、地域振興の盆踊り曲として活用されています。
茨木市にゆかりのある方なら、故郷の風景に思いをはせたくなるのではないでしょうか。
よもの景色を

聴けばぬくもりが感じられる、長く大阪で親しまれてきた遊び歌です。
春の訪れを喜び、梅の枝でさえずるうぐいすを眺める……そんなのどかな情景が目に浮かぶようです。
また、うぐいすの鳴き声と法華経を重ねた言葉遊びには、昔の人々ならではの洒脱な感性が光っていますね。
本作を聴いていると遠い昔、町に響いていた子供たちの無邪気な声が聞こえてくる気がします。
おんごく

夏の夕暮れ、大阪の町を子供たちが列をなして練り歩く光景が目に浮かぶような、懐かしいわらべうたです。
作者不詳の伝承歌で、1990年に大阪府教育委員会が刊行したアルバム『大阪府の民謡』に貴重な歌声が記録されています。
賑やかな「天下の台所」のイメージだけではない、路地裏に響いていた子供たちの歌声に、大阪のもう一つの顔を発見する方もいらっしゃるかもしれませんね。
古き良き故郷の心を感じさせてくれる1曲です。
大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)
ちょちちょちあわわ

乳児に対してする、手遊び歌です。
大阪ほか、いろいろな土地でも歌われています。
手をぐるぐる回すところはかいぐりかいぐりと表現されたり、語感が楽しくて、子供が喜びそうな感じです。
こういった、なつかしくて美しい日本の歌はいつまでも語り継がれて残っていてほしいですね。


