大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
大阪の民謡は、活気あふれる街の息吹を今に伝える生きた文化遺産です。
笠置シズ子さんの「大阪ブギウギ」に響く心斎橋の賑わい、河内音頭に込められた庶民の暮らしの喜び、水前寺清子さんの「岸和田音頭」が描くだんじり祭りの熱気。
粋で情熱的な大阪のこころは、世代を超えて歌い継がれる珠玉の楽曲の中に息づいています。
懐かしさと誇りが織りなす、大阪ならではの音楽の世界へ、さあ出かけましょう。
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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)
おおさか元気音頭成世昌平

NHK大阪放送局の開局80周年を記念して2005年につくられた音頭。
当時、大阪ではNHKをつけると毎日のようにこの歌が流れていました。
世界中、どこへ行っても大阪弁で突き進む元気な大阪の人をイメージさせるような明るく勢いのある楽曲ですね。
同曲を歌っているのは民謡歌手の成世昌平ですが、こぶしの効いた歌声にも活気があふれています。
買物ブギー笠置シヅ子

戦後、「ブギの女王」として一世を風靡した笠置シズ子の代表曲のひとつ。
服部良一が上方落語に着想を得て手がけた歌詞は、全編が大阪弁であり、当時としてはとても斬新なものでした。
テンポのよい楽曲と、「立て板に水」のユニークなしゃべくり調の歌詞は多くの人に愛され、平成の世に入ってからも多くの歌手に歌い継がれています。
王将村田英雄

「王将」……といえばギョーザ屋さんではなく、御大・村田英雄によるこちらのナンバー。
言わずと知れた大阪の将棋棋士・阪田三吉をモデルにしたこの歌は、1961年に発売された当時、売上げが150万枚を超える大ヒットとなりました。
なお同曲の歌詞は、「かなりや」「肩たたき」などの童謡を作詞したことでも有名な詩人・西條八十が手がけています。
浪花小唄二村定一

別名「道頓堀夜景」としても知られるこの歌は、昭和初期を代表する歌手・ボードビリアンの二村定一によって歌われ、1929年に発売されました。
同曲は当時盛んだったご当地ソング・新民謡のひとつとして作られ、映画の主題歌にもなっています。
どこかモダンな曲調は、舞台が大都会である道頓堀だからでしょうか。
大阪音頭

昭和初期に、「新民謡」と呼ばれる地方小唄が多く作られました。
この「大阪音頭」もそのひとつです。
歌手の藤本二三吉によってレコーディングされたもので、彼はこの他にも多くの新民謡をレコーディングし、多くの人から親しまれました。
マメカチ音頭

歌詞の中に住吉依羅村と出てきますが、現在の大阪市住吉区浅香、苅田、杉本、庭井、山之内あたりのことを指していて、この曲も、そのあたりにで広まっていた音頭であることがわかります。
乾かした空豆の殻を割る作業を「豆かち」と呼んでいたことと、その作業が踊っているように見えたのが、このタイトルの由来です。