大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
今回この記事では大阪にまつわる民謡、童謡を特集しました!
大阪は古くから交通量のおおい海路と河川の合流地点として物流の要でした。
そのため大阪の民謡には淀川の舟歌など古くからの歴史を感じせてくれる民謡があります。
一方であべのハルカスをモチーフにして作られたハルカス音頭など近年の大阪を象徴するような曲も。
「天下の台所」とも呼ばれた大阪の民謡、童謡を聴いて、その長い長い歴史にじっくりひたっていってください!
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大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(31〜40)
マメカチ音頭

歌詞の中に住吉依羅村と出てきますが、これは現在の大阪市住吉区浅香、苅田、杉本、庭井、山之内あたりのことを指していて、この曲も、そのあたりにで広まっていた音頭であることがわかります。
乾かした空豆の殻を割る作業を「豆かち」と呼んでいたことと、その作業が踊っているように見えたのが、このタイトルの由来です。
大大阪地下鉄小唄

1933年の大阪市営地下鉄開業時につくられた『大大阪地下鉄行進曲』のB面に収められた歌です。
『大大阪地下鉄行進曲』とおなじく、開通したばかりの地下鉄を讃える歌ですが、こちらはぐっと大人向けの小唄になっているのがユニーク。
小気味よい小唄のリズムに乗せて、地下鉄の便利さや快適さがPRされています。
大阪俗謡による幻想曲大栗裕

1970年に編曲された吹奏楽のための『大阪俗謡による幻想曲』です。
歌い継がれる曲として民謡、動揺はありますが、吹奏楽として12分演奏されたこの楽曲は吹奏楽の中に、故郷を思わせるサウンドが伝わり感動を呼びます。
大阪市歌
1921年に制定された、大阪市の公式歌です。
歌詞は一般公募によって選ばれたもので、審査委員は森鴎外や幸田露伴らという豪華な顔ぶれでした。
採用された歌詞に東京音楽学校助教授の中田章が曲を作った大阪市歌は、自治体や市立学校の行事でも歌われています。
六甲おろし

「六甲おろし」は六甲山付近の下降気流の気象用語です。
阪神間に吹く冷たい風として知られています。
同時に阪神タイガースの応援歌として有名ですよね。
この歌と聴くと真っ先に思い出すのは、甲子園球場の風景ではないでしょうか。
大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(41〜50)
堺市民の歌

初代市歌は1935年に制定された『堺市歌』でしたが、戦後は演奏の機会が失われたため、1959年の市制70周年を記念して新たに作成された2代目の市歌ががこの『堺市民の歌』です。
堺市が主催する行事でも演奏されることが多く、堺市民から親しまれている歌です。
でんでん太鼓

日本全国でよく聴かれる子守歌ですが、豊能郡能勢町天王に、この動画と少し違う歌詞のバージョンがつたえられています。
このような有名な童謡は、地方に広がっていくうちに少しずつ歌詞がアレンジされて変わっていくということがあったようです。
その変遷をたどっていくのもおもしろいかもしれませんね。






