大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
今回この記事では大阪にまつわる民謡、童謡を特集しました!
大阪は古くから交通量のおおい海路と河川の合流地点として物流の要でした。
そのため大阪の民謡には淀川の舟歌など古くからの歴史を感じせてくれる民謡があります。
一方であべのハルカスをモチーフにして作られたハルカス音頭など近年の大阪を象徴するような曲も。
「天下の台所」とも呼ばれた大阪の民謡、童謡を聴いて、その長い長い歴史にじっくりひたっていってください!
- 【大阪の歌】情熱的&人情味あふれる大阪ソングをピックアップ
- 京都の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 【高齢者向け】みんなで歌える!盛り上がるオススメ曲まとめ
- 【懐かしい童謡・民謡・わらべうた】歌い継がれる日本のこころ
- 日本の民謡。歌い継がれる、ふるさとの心
- 民謡の人気曲ランキング
- 3月の童謡・民謡・わらべうた。楽しい春の手遊び歌
- 徳島の民謡・童謡・わらべうた|阿波踊りや地域に根ざした伝統の歌
- 熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 広島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 北海道の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 【大阪が生んだ歌姫】天童よしみの歌いやすい曲
- 【福岡の民謡・わらべうた】懐かしの故郷の調べが伝える歴史と想い
- 【鹿児島民謡の世界】郷土の心を歌い継ぐ伝統の調べ
- 青森の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(31〜40)
浪花小唄二村定一

別名「道頓堀夜景」としても知られるこの歌は、昭和初期を代表する歌手、ボードビリアンの二村定一さんによって歌われ、1929年に発売されました。
同曲は当時盛んだったご当地ソング、新民謡の一つとして作られ、映画の主題歌にも起用。
どこかモダンな曲調は、舞台が大都会である道頓堀だからでしょうか。
マメカチ音頭

歌詞の中に住吉依羅村と出てきますが、これは現在の大阪市住吉区浅香、苅田、杉本、庭井、山之内あたりのことを指していて、この曲も、そのあたりにで広まっていた音頭であることがわかります。
乾かした空豆の殻を割る作業を「豆かち」と呼んでいたことと、その作業が踊っているように見えたのが、このタイトルの由来です。
堺市民の歌

初代市歌は1935年に制定された『堺市歌』でしたが、戦後は演奏の機会が失われたため、1959年の市制70周年を記念して新たに作成された2代目の市歌ががこの『堺市民の歌』です。
堺市が主催する行事でも演奏されることが多く、堺市民から親しまれている歌です。
大阪俗謡による幻想曲大栗裕

1970年に編曲された吹奏楽のための『大阪俗謡による幻想曲』です。
歌い継がれる曲として民謡、動揺はありますが、吹奏楽として12分演奏されたこの楽曲は吹奏楽の中に、故郷を思わせるサウンドが伝わり感動を呼びます。
大阪市歌
1921年に制定された、大阪市の公式歌です。
歌詞は一般公募によって選ばれたもので、審査委員は森鴎外や幸田露伴らという豪華な顔ぶれでした。
採用された歌詞に東京音楽学校助教授の中田章が曲を作った大阪市歌は、自治体や市立学校の行事でも歌われています。
大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(41〜50)
天満の市

「天満の子守唄」としても知られる歌で、17世紀半ばに開設され、大阪でも有数の市場だった「天満青物市場」へ子守り奉公に出ていた娘たちが歌っていたとして伝承され、大阪市北区の天満の公園には「天満の市」の歌詞を刻んだ歌詞も設置されています。
河内おとこ節中村美律子

東大阪市出身の演歌歌手、中村美律子さんが、ご当地の民謡である河内音頭のリズムや言い回しを取り入れて歌ったこの曲は、1989年に発売されて大阪を中心に大ヒット。
地元で愛される彼女の代表曲となりました。
同曲はおもに河内地方の盆踊りで使用されるほか、本人が盆踊り会場に登場して歌うこともある人気曲です。