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声の低い女性が魅力を発揮できる女性ボーカル曲

「声が高い=良い」とされている日本ですが、その理由はもともと農耕民族だったことにあります。

遠くの農民に声でコミュニケーションを取るには、より聞き取りやすい高い声の方が都合が良かったため、日本を始めとする農耕民族であるアジア諸国では声が高い人が好まれてきたのです。

しかし、歌においては決して高ければ良いというわけではありません!

むしろ、低い方が倍音や響きなど、圧倒的なアドバンテージがあります。

そこで今回は声の低い女性の魅力を最大限まで引き出すような楽曲をピックアップいたしました!

もちろん、カラオケでのウケも考えながら選曲しているので、近々飲み会や合コンを控えている女性は必見です。

声の低い女性が魅力を発揮できる女性ボーカル曲(41〜50)

十戒Ado

【Ado】十戒(1984)(Lyric Video)
十戒Ado

Adoさんというと中高音域でのシャウトやさまざまな表現を用いた高音域が印象深いのではないでしょうか?

確かにそういった部分も魅力なのですが、実は低音域も大きな魅力を秘めています。

中森明菜さんの名曲をカバーしたこちらの『十戒』では、そんなAdoさんの低音をたっぷりと味わえます。

古い楽曲ということもあって、ボーカルラインは非常にシンプルな仕上がりです。

その分、現代のポップスのようにごまかしは効きませんが、ピッチを追うことは簡単ですので、ぜひレパートリーに加えてみてください。

Put ‘Em Up安室奈美恵

Namie Amuro – Put ‘Em Up Live Buzz Asia (2004-07-24)
Put 'Em Up安室奈美恵

安室奈美恵の単独名義での24枚目のシングルで2003年7月リリース。

一連の小室哲哉プロデュース作品でミリオンヒットを連発していた時代から、どちらかと言えば小室メロディで多用される高音よりも中低域の声に魅力のあった彼女ですが、ダラス・オースティンのプロデュースによる本作では、楽曲自体が日本語歌詞の洋楽と行ってもいいようなサウンドメイクをされていることも手伝って、彼女の低音ボイスの魅力が存分に楽しめる作りとなっています。

この曲を歌うには、いかに洋楽的なノリで日本語歌詞を歌えるかにかかってくるでしょうね。

Flavor Of Life宇多田ヒカル

宇多田ヒカル – Flavor Of Life -Ballad Version-
Flavor Of Life宇多田ヒカル

声が低いからといって決して裏声が出ないわけではありません。

実際、ミックスボイスが出しづらいだけで、裏声自体は難なく出せるという方は多いのではないでしょうか?

そこでオススメしたいのが、宇多田ヒカルさんの名曲『Flavor Of Life』。

本作は宇多田ヒカルさんの楽曲のなかでも、屈指の低音が登場します。

非常に低く色気に満ちたAメロは、低音ボイスを持った30代女性の魅力を引き上げてくれるでしょう。

サビでは裏声が何度か登場しますが、めちゃくちゃに高いわけではありませんし、声量も必要としないので、普通に裏声が出せるなら難所にはならないと思います。

向日葵Ado

Adoさんの通算21作目の配信限定シングルで、2023年11月リリース。

TBS系火曜ドラマ『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』主題歌に採用されています。

これを歌うAdoさん、すごく深みのある魅力的な低音ボイスが魅力のシンガーさんなので、声の低い女性の方がカラオケでセレクトして、その魅力を披露するには最適なもののひとつな気がします。

曲中、少し高音になるところはファルセットボイス(裏声)で歌われていますので、発声の切り替えがスムーズにできるように練習してくださいね。

それと、力強く歌われるサビパート等でも、決して歌そのものが乱暴にならないようにご注意ください。

なごり雪イルカ

女性フォークシンガー、イルカの3枚目のシングルで1975年11月リリース。

このイルカによるバージョンがヒットしましたが、もともとはかぐや姫の楽曲で、イルカバージョンは、そのカバーとして制作されたものです。

素朴なメロディの楽曲が多い、70年代フォークの典型的な作りの楽曲で、しかも元は男性ボーカル曲ということもあって、極端な高音が出てくることもないので、高音が苦手な方にもとても歌いやすい曲と言えるでしょう。

イルカの素朴な声がメロディや歌詞の世界観にとてもマッチしていて、当時大ヒットした理由もよくわかる一曲ですね。

friendsiri

iri – friends (Music Video)
friendsiri

女性シンガーソングライター、iriさんの配信限定シングルで、2022年10月リリース。

とってもアダルトな雰囲気の低音ボイスが魅力的なiriさんの作品だけあって、この曲は、声の低い女性にとっては絶好の素材なのではないでしょうか。

ただ、声が低いからと言ってボソボソ歌ってしまうと、せっかくの低音ボイスの魅力が半減してしまうので、歌う時には声を口の中で下顎に当てる要領で、しっかりと胸腔を響かせたチェストボイスが出せるように練習するといいでしょう。

またリズムも弾んだリズムなので、これも平坦にならないように注意してくださいね。

ご本人の歌唱をよく聴くと、曲中の少し音程の高い箇所ではミックスボイスが効果的に使われていたりして、少々上級者向けのセレクトにはなってしまいますが、声の低い女性にはぜひチャレンジしていただきたい一曲です。

はがゆい唇高橋真梨子

高橋真梨子、18枚目のシングルで1992年5月リリース。

その落ち着いた、とても「大人っぽい」歌声と歌唱が高く評価されている高橋真梨子ですが、この曲でもその魅力は存分に発揮されています。

カラオケネタとしても、高音が苦手な方はもちろん。

大人な女性を演出したい方にも強くオススメしたい曲ですね。

そういえば、僕は過去に何度か、この曲の男性シンガーによるカバーをディレクションしてレコーディングしたことがありますが、女性ボーカルとはまた違う楽曲の魅力が引き出されて、男性が歌う女性曲としてもオススメしたいところですね。