低音が魅力の男性アーティストの曲。邦楽の名曲、おすすめの人気曲
ここ最近はハイトーンボイスを持つ男性ボーカルの人気が高く、低音の効いた渋い声で歌われる楽曲を耳にする機会が少なくなった気もします。
でも、やはり心の奥底まで響き渡る低音は男性にとって憧れですし、女性のなかでも「渋い歌声にしびれる!」という方が多いのではないでしょうか。
低音が印象的な男性アーティストが女性目線の曲を歌ったときなどは、かえって女性の色気が強調され魅力的に響く気がします。
今回は、そんな渋い低音がたまらない男性アーティストによる名曲を集めました。
ぜひおしゃれでムーディーな低音ボイスに酔いしれてみてください。
低音が魅力の男性アーティストの曲。邦楽の名曲、おすすめの人気曲(41〜50)
12月17日CRAZY KEN BAND

東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンド。
『タイガー&ドラゴン』などで知られる、オシャレで渋い実力派のバンドですよね。
おそらく、演歌にR&Bやソウルの要素をミックスし、ここまでネオ化しているのはクレイジーケンバンドだけではないでしょうか?
そんなクレイジーケンバンドのフロントマン、横山剣さんの低音ボイスを味わえる作品が、こちらの『12月17日』。
人気ゲーム「龍が如く2」の挿入歌として作られた楽曲で、低音を活かした非常に渋いリリックとボーカルラインに仕上げられています。
小さな恋のうたMONGOL800

MONGOL800の代表曲で、2001年9月リリース。
これまでに一度もシングルカットされたことはありませんが、さまざまなアーティストにもカバーされて、すっかり代表曲になっているところが興味深いです。
さて、この曲で聴ける「低い声」ですが、これはバンドの方向性なども大きく関連しているのだろうと思いますが、いわゆる、訓練されたよく響く低音ボイスではなく、曲冒頭から、はき捨てるように低音で、ある意味つぶやくような歌が続きます。
これ、「歌としての完成度」という観点から聴くと、決して褒められたアプローチではありませんが、曲全体の中で捉えると、サビで一転して張り上げる系の高い音域の歌唱でポップになる展開の中、とてもうまくシンガーの個性がプロデュースされていると思います。
決して教科書通りではない魅力をたくさん感じられるのもこの曲の人気の理由なのでしょうね!
FOR YOUR LOVE松崎しげる

世界のトップアーティストでも受賞するのが難しい、本物のボーカル大会「マジョルカ音楽祭」で日本人として唯一、優勝したアーティスト、松崎しげるさん。
日本では知られていませんが、とんでもない実績を持っているんですよね。
そんな彼の名曲としてオススメしたいのが、こちらの『FOR YOUR LOVE』。
90年代のR&Bバラード調に仕上げられた楽曲で、松崎しげるさんの貴重なフェイクが味わえます。
もちろん、低音も非常に魅力的なので、ぜひチェックしてみてください。
STAY -Remix- feat. VIGORMAN, CHEHON & NG HEADJUMBO MAATCH & ILL NINJA GANG

フリースタイルダンジョンなどでも人気を集めたレゲエDeejay、JUMBO MAATCHさん。
レゲエシーンではレジェンドの一人として知られるアーティストで、野太いボーカルが持ち味です。
そんな彼の低いボーカルを味わえる作品が、こちらの『STAY -Remix- feat. VIGORMAN, CHEHON & NG HEAD』。
多くのレゲエDeejayがフィーチャリングした作品ですが、CHEHONさんのパート以外はダンスホール特有の野太いボーカルが登場するため、声が低い男性にとっては歌いやすく、魅力を発揮できる楽曲にと言えるでしょう。
TRUE LOVE藤井フミヤ

藤井フミヤさんのセカンドシングルで、チェッカーズ解散後初のシングルでもあります。
リリースは1993年11月。
初のご本人が作曲を手掛けられた曲でもあります。
そんなせいもあるのか、藤井さん自身の低音の効いた甘い声を最大限に活かすメロディ作りがされており、彼の声や歌が存分に楽しめる楽曲になっています。
そんな低音ボイスの中、サビなどで部分的に出てくるファルセットボイスや声を張り上げるハイトーンの部分とのコントラストも絶妙な一曲でもありますね。
ルビーの指環寺尾聰

寺尾聡さん、6枚目のシングルで1981年2月リリース。
もともと俳優として活躍していた寺尾さんですが、この曲の大ヒットをきっかけに歌手としての認知度も大きくアップしました。
寺尾さんご本人の作曲による作品で、当時、本人が「(当時大ヒットしていた)アリスを意識して作った」と何かのテレビ番組で語っていたのを覚えています。
たしかに70年代末期から80年代初頭にブームだったニューミュージックと言われるジャンルの香りの強い曲ですね。
本作で聴ける寺尾の声は、まさに絵に描いたような「渋い声」で、低音魅力の男性ボーカルの見本のような楽曲だと思います。
ただ、この声、個人的には歌唱力や鍛錬の賜物というよりは、寺尾さんご本人の天性の声の魅力によるところが大きい気がするので、同じような雰囲気でカラオケで歌うのは、もしかするとなかなか難しいかもしれません。
低域に自身のある方はぜひチャレンジしてみてください!
ばらの花くるり

くるり、7枚目のシングルで2001年1月リリースの作品。
TBSドラマ「オレンジデイズ」の挿入歌としても使われた。
本稿のテーマは「低音が魅力の〜」ということになってますが、決して響き渡るような伸びやかな低音ではなく、低めの音程が多い、脱力したようなメロディをこれまたちょっと「ゆる〜い」感じの歌唱でこなしているところが魅力の作品になっていると思います。
この歌い方、簡単そうに聞こえるかもしれないですが、やってみると意外に難しいものですよ!?