【懐メロ】しとしと雨の歌。邦楽名曲まとめ
窓の外を眺めると、しとしと降りしきる雨模様……こう言葉にすると、なんだかその情景が目に浮かびますね。
「雨の日が好き」という方、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今回ご紹介していくのは、聴けば懐かしい気分にひたれる邦楽、雨を題材にした名曲たちです。
90年代以前の作品を「懐メロ」としてピックアップしていますので、幅広い世代にドンピシャな内容かも。
ぜひ最後までご覧になっていってください。
きっと思い出の音楽にまた、出会えますよ。
【懐メロ】しとしと雨の歌。邦楽名曲まとめ(1〜10)
君は雨NEW!大橋トリオ

ジャジーで洗練されたピアノの音色が心に響く、大橋トリオさんならではの情感あふれるバラードです。
防波堤で一人、涙を隠しながら夜空を見上げる姿。
大切な人を思うどうにもならない寂しさが、静かに降る雨と重なり、なんとも切ない気持ちにさせられます。
その美しいメロディに、思わず胸が締め付けられますよね。
この楽曲は、2009年11月に発売されチャート1位を記録した名盤『I Got Rhythm?』に収録。
後にベスト盤にも選曲された、彼の代表的なバラードの一つです。
感傷的な気分に浸りたい静かな夜に、その優しい音色がきっと心に寄り添ってくれるでしょう。
雨の終わる場所DREAMS COME TRUE

平成の邦楽シーンを象徴する名曲を多く届けてきたレジェンドユニットのドリカム。
『雨の終わる場所』は1993年に『go for it!』とダブルA面でリリースされた楽曲です。
哀愁にあふれる作風はドリカムの強みのひとつでもあり、雨の景色と切ない心情がリンクしています。
雨の曲って本当に恋愛ソングが多いですよね。
この曲は本音と理性で対峙している大人の恋を思い起こさせる描写が絶妙で、まさに連れていかれそうになります。
忘れられない人がいる方は共感が深まるはず。
激しくなるバンドサウンドとも呼応するように、高揚が抑えられなくなることでしょう。
最後の雨中西保志

世代の方にとって懐かしい雨の歌といえば、この曲を思い出す方も多いのではないでしょうか。
1992年にデビューしたシンガー、中西保志さんのヒット曲。
同1992年にリリースされた2枚目のシングルです。
夜の都会を思わせるようなきらびやかな音色に、美しい歌詞表現が光ります。
1人の女性を思う真っすぐな男心と切ない思いが、中西さんの情感があふれるボーカルで一層際立ちます。
失恋時にグッとくるのはもちろん、ふと雨の日の街並みで聴きたくなる名曲です。
雨やどりさだまさし

ちょっとコミカルで温かい気持ちになるステキな雨ソング『雨やどり』。
さだまさしさんが1977年に発表し、初のオリコンシングルチャート1位を獲得した楽曲です。
雨やどりで出会った人とのラブストーリーを、ゆったりとした曲調に乗せて歌っています。
さださんらしい、誰もが具体的に想像できるユニークでコミカルな歌詞は、どこか雨の日にほっこりさせてくれるような安心感がありますね。
ライブで収録された本曲には随所に笑い声が盛り込まれているのもポイント。
楽しい雰囲気に仕上げられているので、ゆっくりしたい雨の日にぜひ聴いてみてくださいね。
Rain大江千里

現在はアメリカでジャズピアニストとして活動している大江千里さんの代表曲。
男性アーティストの雨の名曲といえば、この『Rain』を思い浮かべる方もいらっしゃることでしょう。
『1234』に収録されたアルバム曲で、当初はミュージシャンや音楽ファンに支持され続けた隠れた名曲といった立ち位置。
槇原敬之さんや秦基博さんによるカバーや藤井風さんの弾き語りでも話題となって若い世代にも浸透していきました。
そういった経緯もあり懐かしくもあり、どこか新しい感覚がします。
雨の日特有の不安定な心情が描かれている本曲。
一見すると失恋に思えますが、付き合いの長い恋人同士が本音をぶつけ合ってその後につながる。
そんな未来も想像できるような気がします。
切なくも軽やかで雨の日にキュッと心に響きます。
Blue Rainチェッカーズ

チェッカーズが1987年にリリースした15枚目のシングル『Blue Rain』。
ファンの方は特に懐かしく感じるのではないでしょうか。
初海外となるロンドンのレコーディングということもあってか、冷たく乾いた空気が身に染みるような音像に包まれます。
雨の憂うつな日って誰かに頼りたくなることもありますよね。
悲しみをまぎらわされていたのは自分だった……。
切ない心情と雨音に呼応するような尚之さんの哀愁あふれるサックスが最高にたまりません。
恋人も濡れる街角中村雅俊

しっとりと、それでいてかっこいいムード歌謡な雨の曲を聴きたいときにイチオシの『恋人も濡れる街角』。
俳優、歌手を中心にあらゆる分野で活躍している中村雅俊さんが、1982年に発表した17枚目のシングルです。
サザンオールスターズの桑田佳祐さんが作詞作曲を担当されていて、平成世代の人にとっても懐かしい感覚を覚えるかもしれませんね。
横浜を舞台とした大人な世界観、雨の中、さびしさを埋めるような描写が切なく響きます。
妖艶な曲調に中村さんの渋いボーカルの絡み合いが秀逸でとにかくかっこいいです。