【定番】お正月のBGM。日本の新春・迎春の音楽
お正月になると、街中やテレビでは、お正月らしい曲を耳にしますよね!
琴や笛、三味線などの和楽器をメインにした曲を聴くと、お正月の雰囲気を感じます。
この記事では、お正月のBGMとしてよく耳にするもの、また曲の雰囲気がお正月にピッタリなものを紹介していきますね。
それぞれの曲には縁起のいい願いが込められていたりもするので、曲に込められた意味を調べてみてくださいね。
中には作曲者も紹介している曲もあるので、その方の他の曲を探してみると、新春にピッタリの曲がさらに見つかるかもしれません。
これから紹介する曲とともに、すてきなお正月を過ごしてくださいね。
【定番】お正月のBGM。日本の新春・迎春の音楽(1〜10)
早春賦中田章

文化庁と日本PTA全国協議会が選定している日本の歌百選にも選ばれた、この曲『早春賦』。
1913年に吉丸一昌さんが作詞、中田章さんによって作曲されたこちらの曲は、長野県を中心に支持を得ています。
春を迎える安曇野一帯をテーマに書かれた歌詞は、情景描写が素晴らしく、懐かしい気分にさせてくれます。
越天楽

初詣に行くと必ずといっても過言ではないくらい耳にするのがこの音楽ですよね。
聴いたことはあるけど名前が分からないという人も多い本作は『越天楽』といいます。
中国から伝わり、日本の古典音楽とされる雅楽の中では最も有名な曲といわれています。
普段の生活ではあまり耳にしないような特徴的な楽器の何重にも重なった音色が荘厳な雰囲気を醸し出していますよね。
年末年始には古くから日本のお正月を彩る歴史ある本作を聴いてお正月気分に浸ってくださいね。
梅は咲いたか

お正月の風情を感じさせる和楽器の音色が心地よく響く、この楽曲は日本の伝統文化の魅力を存分に味わえる逸品ですね。
三味線の軽やかな旋律に乗せて、春の訪れを告げる季節の花々が歌詞に織り込まれており、新年の喜びと希望を感じさせてくれます。
美空ひばりさんの歌唱でも知られるこの名曲は、芸者の生活を華やかに描いた小唄として親しまれてきました。
2014年には宝塚歌劇100周年を記念して、宝塚駅の発車メロディにも採用されるなど、その魅力は今も色あせることがありません。
新年のお祝いの席や、日本の伝統音楽に触れたい方にぴったりの一曲といえるでしょう。
一月一日

フジテレビの人気年始番組『新春かくし芸大会』のテーマソングとして採用されていたので、知っている方も多いかもしれません。
こちらの『一月一日(いちがついちじつ)』は稲垣千櫂さんと小山佐之助さんによるもの、千家尊福さんと上真行さんによるもの、葛原しげるさんと小松耕輔さんによるものの3つの作曲パターンがあります。
凧の歌

こちらの『凧の歌』は滝廉太郎さんの『お正月』とまではいきませんが、日本の有名な童謡です。
当時日本の中心であった関西圏で呼ばれていた紙鳶(いかのぼり)に対抗して、江戸っ子がイカの反対としてタコを名前にしたことが凧上りの語源とされています。
この曲の影響で、現在の紙鳶は凧上りと呼ぶようになりました。