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【定番】お正月のBGM。日本の新春・迎春の音楽

お正月になると、街中やテレビでは、お正月らしい曲を耳にしますよね!

琴や笛、三味線などの和楽器をメインにした曲を聴くと、お正月の雰囲気を感じます。

この記事では、お正月のBGMとしてよく耳にするもの、また曲の雰囲気がお正月にピッタリなものを紹介していきますね。

それぞれの曲には縁起のいい願いが込められていたりもするので、曲に込められた意味を調べてみてくださいね。

中には作曲者も紹介している曲もあるので、その方の他の曲を探してみると、新春にピッタリの曲がさらに見つかるかもしれません。

これから紹介する曲とともに、すてきなお正月を過ごしてくださいね。

【定番】お正月のBGM。日本の新春・迎春の音楽(21〜30)

ふじの山作詞:巖谷小波

富士山(ふじの山)🗻(♬頭を雲の上に出し〜)byひまわり🌻×3歌詞付き|文部省唱歌【日本の歌百選】Fuji Mountain|
ふじの山作詞:巖谷小波

富士山の雄大さを称える文部省唱歌として知られるこの楽曲。

作詞を担当したのは、日本の近代児童文学の先駆者として知られる巖谷小波さんです。

富士山の頂が雲を突き抜け、四方の山々を見下ろす様子を詩的に表現した歌詞が印象的ですね。

1910年に『尋常小学読本唱歌』に掲載されて以来、小学校の音楽教材として広く親しまれてきました。

2007年には「日本の歌百選」にも選ばれるなど、日本の音楽文化において重要な位置を占める楽曲です。

お正月に富士山を眺めながら、この曲を口ずさむのもいいかもしれません。

伊勢音頭

江戸時代に伊勢国で生まれ、全国に広まった民謡として知られるこの曲。

「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ」という有名なフレーズは、地域の相互依存関係を巧みに表現しています。

三味線の軽快なリズムに乗せて唄われる歌詞には、伊勢参りの文化や風習が色濃く反映されており、日本の伝統的な新年の雰囲気を感じさせてくれますね。

昭和7年に復興され、現在の形となったこの曲は、お正月の祝い歌としても親しまれています。

新年を迎えるにあたり、日本の伝統文化に触れたい方にぴったりの一曲といえるでしょう。

新年おめでとう WoO 165Ludwig van Beethoven

新年を祝う心温まる旋律が印象的な、ベートーヴェンさんによる短いカノン作品。

わずか30秒ほどの演奏時間ですが、4声が次々と追いかけるように「新年おめでとう」という言葉を歌い上げる構成が、新年の喜びと希望を見事に表現しています。

1815年に完成したこの曲は、ベートーヴェンさんが友人への新年の挨拶として贈ったものだそうです。

カントゥス・ノヴス・ウィーンなどによる『カノンと音楽の冗談』というアルバムに収録されており、ベートーヴェンさんの知られざる一面を楽しめます。

新年を迎えるときや、大切な人に新年の挨拶をする際のBGMとしておすすめ。

ベートーヴェンさんの人間味溢れる魅力を感じられる一曲です。

高砂

最重要の伝統芸能である能の代表的な作品『高砂(たかさご)』。

詩の内容は高砂の松と住吉の松が遠くはなれた場所にあるのに、どうして相生の松と言われるのかという疑問に対し、老夫婦が夫婦の絆にたとえて答えるというものです。

現在の日本では結婚式の定番曲として有名ですね。

八千代獅子

地歌《八千代獅子》 Jiuta “Yachiyo jishi”
八千代獅子

お正月の風物詩として親しまれる伝統的な地歌・箏曲の名曲。

優雅な旋律と縁起の良い歌詞で新年の喜びを表現しています。

三味線や箏を中心とした和楽器の響きが、日本の伝統美を感じさせますね。

歌舞伎の下座音楽や長唄にも取り入れられ、古くから親しまれてきた曲です。

宮城道雄さんによる大管弦楽版など、様々な編成でも演奏されており、多彩な魅力を持っています。

お正月のBGMとして聴くのはもちろん、新年会や成人式など、祝い事の席でかけるのもおすすめ。

日本の伝統音楽に触れる良いきっかけにもなりそうです。

もちつき作詞:小林純一/作曲:中田喜直

童謡 もちつき 小林純一作詞 中田喜直作曲
もちつき作詞:小林純一/作曲:中田喜直

日本の伝統的なお正月の風物詩を、童謡の名コンビが見事に表現した楽曲です!

小林純一さんの温かみのある詩と、中田喜直さんの親しみやすいメロディが見事にマッチしており、餅つきの様子を楽しく歌い上げています。

1950年代に発表されたこの曲は、その後も多くの人々に歌い継がれ、お正月の定番ソングとして親しまれてきました。

お正月の雰囲気を盛り上げたい時や、日本の伝統文化を子どもたちに伝えたい時におすすめの一曲です。

家族や友人と一緒に歌えば、きっと楽しい思い出になることでしょう。

箱根八里瀧廉太郎

日本の音楽史に大きな足跡を残し、今も歌い継がれる様々な名曲を世に残した瀧廉太郎さん。

明治時代の西洋音楽導入期に活躍し、日本語の歌詞と西洋音楽のメロディを融合させた楽曲で知られる瀧さんですが、実はお正月の時期にぴったりな曲をリリースしていることをご存じでしょうか。

こちらの楽曲は1901年に「中学唱歌」に掲載された日本の唱歌で、鳥居忱さんによる詩に瀧さんが曲をつけています。

歌詞には、昔と今の箱根の山の厳しさ、それを越える武士の勇猛さが描かれており、箱根の自然の美しさと厳しさ、そして人々の生活や歴史を伝えています。

お正月といえば箱根駅伝、という方はぜひこの曲をBGMとしてお正月を過ごしてくださいね。