オラトリオの名曲。おすすめの人気曲
クラシック音楽の中でも、古くて宗教性が強く、たくさんの曲で作られているのがオラトリオです。
合唱か歌がオーケストラについているので、クラシックの中では聴きやすいと思います。
リズムもストレートで爽やかな教会のイメージを持っています。
オラトリオの名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
7つの封印の書Franz Schmidt

このオラトリオは、オーストリアの作曲家フランツ・シュミットが1938年に作曲しました。
新約聖書の「ヨハネの黙示録」をモチーフにしたテキストで、グレゴリオ聖歌やバッハの宗教音楽の要素とモダンな響きを織り交ぜた壮大な作風が印象的です。
ソロモンの裁きMarc-Antoine Charpentier

バロック期、フランスを代表する作曲家シャルパンティエは非常に多くの宗教音楽を書いています。
青年期にローマに留学し、オラトリオをフランスに持ち帰りました。
30曲以上のオラトリオを作曲し、その中でも代表的なのが「ソロモンの裁き」です。
オリーヴ山上のキリストLudwig van Beethoven

誰もが知っている作曲家ベートーヴェン。
しかしこのオラトリオは上演の機会がほとんどなく知られていません。
オリーヴ山上でのキリストの祈りと、その後彼が捕縛される場面を描いたオラトリオで、1803年に作曲されてウイーンで初演されました。
オラトリオの名曲。おすすめの人気曲(11〜20)
勝利のユディータAntonio Vivaldi

「四季」の作品で有名なヴィヴァルディのオラトリオ。
題名の通り勝利を思わせるような力強い音楽で始まります。
ヴィヴァルディが教えていたピエタ音楽院のために1716年に作曲。
ユディト記と言う女性の信仰を書く物語の音楽です。
唯一現存しているヴィヴァルディのオラトリオで、他にも3曲書いたとされていますが消失しています。
エディプス王Igor Stravinsky
ロシアの近代作曲家ストラヴィンスキーの作品。
ギリシャ神話のエディプス(オイディプス)を題材としたオラトリオで、彼に関する伝説の一場面が取り上げられています。
この動画では日本語でのナレーションが入っており、初めての人が見ても理解しやすくなっています。
受難オラトリオCarl Heinrich Graun

バロック期のドイツの作曲家グラウンによって作曲された受難オラトリオ。
日本では演奏される機会が少ないですが、ドイツではイースター前の「聖金曜日」(イエスが処刑された日)のミサやコンサートで演奏されて親しまれている曲です。
キリストの幼時Hector Berlioz

「幻想交響曲」で知られるフランスのロマン派の作曲家、ベルリオーズが作曲したオラトリオ。
フランス語の歌詞も全てベルリオーズによるもの。
当時偏見や悪意に満ちた酷評に悩んでいたベルリオーズが自身の名前を伏せて発表し、聴衆と批評家が絶賛したので後にベルリオーズは「自分の作品である」と発表し、評価を取り戻しました。