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オラトリオの名曲。おすすめの人気曲

荘厳な合唱とオーケストラが織りなすオラトリオの世界。

バッハさんの「クリスマス・オラトリオ」やヘンデルさんの「メサイア」など、聖書の物語や信仰をテーマに、壮大な音楽で表現された名作の数々をご紹介します。

オラトリオならではの力強い響きと美しい歌声は、時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり、深い感動を与え続けています。

クラシック音楽の歴史に輝く珠玉の作品の魅力をお届けします。

オラトリオの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

長崎Alfred Schnittke

ソビエト連邦のドイツ・ユダヤ系作曲家アルフレート・ガリエヴィチ・シュニトケがモスクワ音楽院の卒業制作として作曲したオラトリオです。

長崎の原子爆弾投下をモチーフにした作品で、島崎藤村の「朝」や米田栄作の「川よとわに美しく」をロシア語に直したものがテキストに使用されました。

7つの封印の書Franz Schmidt

【曲目ファン投票】①フランツ・シュミット《オラトリオ「7つの封印の書」》【N響第2000回定期公演】
7つの封印の書Franz Schmidt

このオラトリオは、オーストリアの作曲家フランツ・シュミットが1938年に作曲しました。

新約聖書の「ヨハネの黙示録」をモチーフにしたテキストで、グレゴリオ聖歌やバッハの宗教音楽の要素とモダンな響きを織り交ぜた壮大な作風が印象的です。

オリーヴ山上のキリストLudwig van Beethoven

Beethoven, Christus am Ölberge (Christ on the Mount of Olives), Gedda, Deutekom, Sotin
オリーヴ山上のキリストLudwig van Beethoven

誰もが知っている作曲家ベートーヴェン。

しかしこのオラトリオは上演の機会がほとんどなく知られていません。

オリーヴ山上でのキリストの祈りと、その後彼が捕縛される場面を描いたオラトリオで、1803年に作曲されてウイーンで初演されました。

ソロモンの裁きMarc-Antoine Charpentier

MA Charpentier | H422 Judicium Salomonis – complete
ソロモンの裁きMarc-Antoine Charpentier

バロック期、フランスを代表する作曲家シャルパンティエは非常に多くの宗教音楽を書いています。

青年期にローマに留学し、オラトリオをフランスに持ち帰りました。

30曲以上のオラトリオを作曲し、その中でも代表的なのが「ソロモンの裁き」です。

勝利のユディータAntonio Vivaldi

「四季」の作品で有名なヴィヴァルディのオラトリオ。

題名の通り勝利を思わせるような力強い音楽で始まります。

ヴィヴァルディが教えていたピエタ音楽院のために1716年に作曲。

ユディト記と言う女性の信仰を書く物語の音楽です。

唯一現存しているヴィヴァルディのオラトリオで、他にも3曲書いたとされていますが消失しています。

ゴルゴタFrank Martin

スイス人プロテスタントの作曲家、フランク・マルタンはジュネーヴに生まれ、ジュネーヴ大学で数学と物理学を学びながら作曲とピアノも本格的に勉強していました。

近代音楽でどんどん調性が崩壊していくのに対して、無調には反対して調整に固執したのがフランク・マルタンです。

ゴルゴタは1949年に作曲され、日本でも1978年に東京交響楽団によって演奏されています。