RAG MusicWorld Music
素敵な世界の音楽
search

オラトリオの名曲。おすすめの人気曲

荘厳な合唱とオーケストラが織りなすオラトリオの世界。

バッハさんの「クリスマス・オラトリオ」やヘンデルさんの「メサイア」など、聖書の物語や信仰をテーマに、壮大な音楽で表現された名作の数々をご紹介します。

オラトリオならではの力強い響きと美しい歌声は、時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり、深い感動を与え続けています。

クラシック音楽の歴史に輝く珠玉の作品の魅力をお届けします。

オラトリオの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

エディプス王Igor Stravinsky

ロシアの近代作曲家ストラヴィンスキーの作品。

ギリシャ神話のエディプス(オイディプス)を題材としたオラトリオで、彼に関する伝説の一場面が取り上げられています。

この動画では日本語でのナレーションが入っており、初めての人が見ても理解しやすくなっています。

受難オラトリオCarl Heinrich Graun

CH Graun | Große Passion “Kommt her und schaut” – 1
受難オラトリオCarl Heinrich Graun

バロック期のドイツの作曲家グラウンによって作曲された受難オラトリオ。

日本では演奏される機会が少ないですが、ドイツではイースター前の「聖金曜日」(イエスが処刑された日)のミサやコンサートで演奏されて親しまれている曲です。

キリストの幼時Hector Berlioz

Hector Berlioz: Trio “Arrival at Sais” (from “L´Enfance du Christ”, op. 25)
キリストの幼時Hector Berlioz

「幻想交響曲」で知られるフランスのロマン派の作曲家、ベルリオーズが作曲したオラトリオ。

フランス語の歌詞も全てベルリオーズによるもの。

当時偏見や悪意に満ちた酷評に悩んでいたベルリオーズが自身の名前を伏せて発表し、聴衆と批評家が絶賛したので後にベルリオーズは「自分の作品である」と発表し、評価を取り戻しました。

約束の地Jules Massenet

Jules Massenet – La Terre Promise Oratorio [After The Vulgate] (1897-99)
約束の地Jules Massenet

オペラに名曲が多く、「タイスの瞑想曲」が頻繁に演奏されるフランスの作曲家、マスネ。

かれもオラトリオを数曲書いています。

旧約聖書の神がイスラエルの民に与えると約束した土地のエピソードを元にしたオラトリオです。

壮大で悲劇的な雰囲気を持った序曲で始まります。

第一戒律の責務Wolfgang Amadeus Mozart

W. A. Mozart – KV 35 – Die Schuldigkeit des ersten Gebots
第一戒律の責務Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが作曲した初期の舞台作品と言われており、オラトリオに分類される場合があります。

なんとモーツァルトが11歳の時に書いた作品ですが、この作品にもモーツアルトらしい軽やかで優雅な作風が十分に感じられます。

現在では残念ながら第一部の自筆譜以外は紛失されていて、演奏される機会はほぼありません。

魂と肉体の劇Emilio de’ Cavalieri

Emilio de’ Cavalieri, Rappresentazione Di Anima Et Di Corpo
魂と肉体の劇Emilio de' Cavalieri

ローマで1600年に初演され、最初に作曲したオラトリオと言われています。

オラトリオは通常は宗教的な内容を持つ声楽曲で、舞台演出は伴いませんが、この作品は衣装と舞台演出があるため厳密にはオペラに近い作品ともいわれます。