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オラトリオの名曲。おすすめの人気曲

荘厳な合唱とオーケストラが織りなすオラトリオの世界。

バッハさんの「クリスマス・オラトリオ」やヘンデルさんの「メサイア」など、聖書の物語や信仰をテーマに、壮大な音楽で表現された名作の数々をご紹介します。

オラトリオならではの力強い響きと美しい歌声は、時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり、深い感動を与え続けています。

クラシック音楽の歴史に輝く珠玉の作品の魅力をお届けします。

オラトリオの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

エリアス(エリア)Felix Mendelssohn

Mendelssohn Elias, oratorio – op 70 Orchestre National de France 240p
エリアス(エリア)Felix Mendelssohn

ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーンさんの代表作の一つである旧約聖書の預言者エリアの生涯を描いたオラトリオ。

1846年8月にイギリスのバーミンガムで初演され、2000人以上の聴衆を魅了しました。

神の力と人間の信仰をテーマに、エリアの苦悩や希望が劇的に描かれています。

合唱、ソロ、オーケストラの豊かなハーモニーが聴く人の心に深い感動を与える名曲です。

ロマン派の感情表現とバロックの伝統が見事に融合した本作は、クラシック音楽に親しみたい方や、心に響く物語性のある音楽をお探しの方におすすめです。

クリスマス・オラトリオJ.S.Bach

言わずと知れた作曲家バッハの代表的なオラトリオ。

題名の通り、クリスマスシーズンに教会で演奏するために1734年に書かれました。

厳密にはオラトリオよりはカンタータの形式に近いのですが、歌手や合唱が登場人物の聖書の登場人物の役を担うためオラトリオと言われます。

現在でもよくクリスマスに演奏される名曲です。

オラトリオの名曲。おすすめの人気曲(21〜40)

森の歌Dmitri Shostakovich

Shostakovich “Song of the Forests” Yevgeny Mravinsky
森の歌Dmitri Shostakovich

ロシアの近代作曲家、ショスタコーヴィチによって1949年に作曲されたオラトリオ。

ショスタコーヴィチの歌曲のうち最も有名な代表曲と言われます。

ソビエト連邦の森林事業を讃えるために作曲されました。

ソ連当局は大衆に分かりやすい音楽を求めており、それに沿ってスターリンを褒めたたえる内容の音楽で大絶賛されましたが、それはショスタコーヴィチ自身の本心とは異なった内容だったため彼は初演時ホテルの部屋でむせび泣いてウォッカを飲んでいたそうです。

イェフタGiacomo Carissimi

Plorate filii Israel (Jephte) Giacomo Carissimi
イェフタGiacomo Carissimi

1649年頃ローマで初演された、ラテン語のオラトリオ。

ジャコモ・カリッシミはローマ楽派の作曲家で、多くの教会音楽に17曲のオラトリオを作曲しています。

この作品より後、俗語オラトリオはイタリア各都市、各国で発展していきます。

平和の守りSergei Prokofiev

ロシアを代表する作曲家プロコフィエフが1948年、晩年に病床で作曲したオラトリオです。

戦争の悲惨さを目の当たりにしてきたプロコフィエフ。

戦争の回避と平和の守りを主題としている台本になっています。

児童合唱が全編にわたって登場し、その希望に満ち溢れた響からまさに平和の尊さを訴えた作品だと言われています。

我らが時代の子Michael Tippett

LSSO – A Child of Our Time by Sir Michael Tippett – 1982
我らが時代の子Michael Tippett

マイケル・ティペットはイギリス人の作曲家で、1938年にユダヤ系のポーランド人ヘルシェル・グリュンシュパンがナチスに抗議するためにナチスの外交官を射殺した事件をもとにこのオラトリオを作曲しました。

オラトリオの間には黒人霊歌も挿入されています。